OLYMPUS L-3
レンズ一体型の一眼レフという、ちょっと(とても?)変わったカメラです。
変わった形のカメラだなぁと思って使っていましたが、今にして思えばその後に登場したズーム倍率の高いデジカメに似たようなデザインですね。
35-180mm F1:4.5-5.6 の約5倍のズームは、今のコンパクトデジカメにも負けてしまいますが、鉄道や花から家族の写真までいろいろ撮りましたが、特に不満を感じることは無かったです。
中学生の頃に友人と少し遠出をして鉄道写真を撮りに行くことになり、ズーム付きのコンパクトカメラを買うつもりで、ほぼ機種も決めてカメラ量販店に行った時に目に入ったのがこのカメラでした。
買おう思っていたカメラの2倍くらいの値段だったので、かなり迷いましたが、後日お年玉やら小遣いやらを貯めた預金を下ろして買いました。
相模鉄道8000系電車・西谷駅~鶴ヶ峰駅間(1995年)
カメラを買った頃に撮った写真です。
どんなカメラでもシャッターボタンを押してから実際に写るまでのタイムラグがありますが、それまで使っていたコンパクトカメラよりも確実に短いらしく、同じような感覚でこちらに向かってくる電車を撮ったら少しタイミングが早すぎてしまいました。
それまで使っていたカメラで走行中の電車を近くから撮ると、シャッタースピードが遅いのか明るい昼間でもブレてしまいましたが(周りの景色や線路はどこもブレていないので手ブレではなさそう)、このカメラではブレずに写ったのが嬉しかったものです。
ムラサキハナナとビオラの花
このカメラにはマクロモードがあり、ズームの望遠側が120mmまでならば60cmまで近づいて撮ることができます(通常は1.2m)。
この写真を撮った頃は最短撮影距離をレンズの先端からだと勘違いしていたので、実際にはもう少し近づけます。
120mmで最短撮影距離近くで撮ると背景が結構ボケます。
ただしファインダーではピントが合っているかどうかの微妙なところは見分けられないので、多少余裕を持った距離で撮った方が失敗が減ります。
そんなところも直ちに再生・拡大して確認できるデジカメはとても便利ですね。
一応マニュアルフォーカス機能もありますが、同じボタンで操作するズームとともに電動式なので、ごく細かな操作は難しそうです。
このカメラは今でも花や風景を撮るのに使っています。