このさくらそう(日本桜草)の花は、苗を入手した時の名札は'墨田の蓮'と読めたのですが、私の読み間違いで'墨田の漣'である可能性があります。
(薄暗い状況で撮影した画像なので、色がくすんで見えます)
これが'墨田の漣'だと仮定して、ここから先の話を進めます。
'墨田の漣'は'初日野'の異名同品としている資料があります。
これは私が栽培している'初日野'です。
確かによく似ていて、名札がなければ私には見分けがつきません。
上の画像は今年(2011年)に撮ったものですが、2009年に撮った'墨田の漣'が下の画像で、上の画像と比べると、目と呼ばれる花の中央付近の白い部分に違いが見られます。
入手してから2009年までの数年間は、このような花が咲きましたが、今年は'初日野'と見分けがつかない先の画像の花が咲きました。
私の栽培しているものに、二種類が混在しているということも否定はできませんが、入手時の'墨田の漣'は1芽でしたし、類似品種を続けて植え替えないようにしているので、その確率は極めて低いと言って良いと思います。
目の部分の白い色の入り方や濃淡は、絞り模様のように時によって変化するものなのかもしれません。
ここまで顕著ではないのですが、他の品種でもそのような現象が見られます。
花の色や形は時によって変わる事が珍しくないと考えると、別の品種名で呼ばれる複数の花を、類似しているあるいは酷似しているとは言えると思いますが、異名同品と言い切るのはかなり困難なことのように思えてきます。
同一品種でも時によってあるいは栽培環境によって違いが見られる事を考えると、ある程度の差異は許容されるものだと考えられますが、酷似した別品種を異名同品と捉えてしまう事と紙一重のように思われ、本当に難しいところだと思います。
ややこしい異名同品をすっきりとさせたいという気持ちもわからなくはありませんが、もしそれが過去の間違いに由来するものであったとしても、類似あるいは酷似した品種を明らかにした上で、その花とともに伝えられてきた名前をそのまま後世に伝えていく、という考え方もあって良いと私は思います。
(薄暗い状況で撮影した画像なので、色がくすんで見えます)
これが'墨田の漣'だと仮定して、ここから先の話を進めます。
'墨田の漣'は'初日野'の異名同品としている資料があります。
これは私が栽培している'初日野'です。
確かによく似ていて、名札がなければ私には見分けがつきません。
上の画像は今年(2011年)に撮ったものですが、2009年に撮った'墨田の漣'が下の画像で、上の画像と比べると、目と呼ばれる花の中央付近の白い部分に違いが見られます。
入手してから2009年までの数年間は、このような花が咲きましたが、今年は'初日野'と見分けがつかない先の画像の花が咲きました。
私の栽培しているものに、二種類が混在しているということも否定はできませんが、入手時の'墨田の漣'は1芽でしたし、類似品種を続けて植え替えないようにしているので、その確率は極めて低いと言って良いと思います。
目の部分の白い色の入り方や濃淡は、絞り模様のように時によって変化するものなのかもしれません。
ここまで顕著ではないのですが、他の品種でもそのような現象が見られます。
花の色や形は時によって変わる事が珍しくないと考えると、別の品種名で呼ばれる複数の花を、類似しているあるいは酷似しているとは言えると思いますが、異名同品と言い切るのはかなり困難なことのように思えてきます。
同一品種でも時によってあるいは栽培環境によって違いが見られる事を考えると、ある程度の差異は許容されるものだと考えられますが、酷似した別品種を異名同品と捉えてしまう事と紙一重のように思われ、本当に難しいところだと思います。
ややこしい異名同品をすっきりとさせたいという気持ちもわからなくはありませんが、もしそれが過去の間違いに由来するものであったとしても、類似あるいは酷似した品種を明らかにした上で、その花とともに伝えられてきた名前をそのまま後世に伝えていく、という考え方もあって良いと私は思います。