草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

鉢のサイズ

2011-12-29 | さくらそう栽培記録〜2011年
今回は、私にとってはちょっとした問題?なのですが、他の方には全く参考にならないだろうというお話です。

この画像は、我が家でさくらそう(日本桜草)を栽培している場所を撮ったものです。
ご覧の通り家の窓の前に鉢を置いています。


5号鉢では葉が茂った状態を考えると二列に並べられず10鉢しか置けないため、3.5号と4号の鉢を組み合わせ、移動させる必要ができた際に便利なようにと、育苗箱に鉢を収めています。

4号鉢は二種類の桜草鉢も置いています。
残る4号駄温鉢も桜草鉢に入れ替えをと思って、今早春に下の画像の桜草鉢を試しに3つ購入したのですが、やや大きくこれを二鉢並べると隣に3.5号駄温鉢二鉢が収まりませんでした。


しかし、我が家にある3.5号駄温鉢に二種類の大きさがある事を思い出し、試してみると幾分小さい方を二つ並べると上手い具合に収まることが分かりました。


画像では分かりにくいのですが、右の鉢の厚みがやや薄い方が少しだけ大きくて、外径が11.2cmから11.3cmあります。
対して左の鉢はおよそ11cmで、先の画像の桜草鉢がおよそ13cmなので、幅48cmの育苗箱にぴったり収まります。

鉢の大きさは同じ号数でも違いがあるもので、この記事の上から二つ目の画像右下に二つ並んでいる桜草鉢のうち、左のものは大きく、右のものは小さく、前記の13cmの鉢はちょうど中間といった感じです。
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あの芽のその後

2011-12-20 | さくらそう栽培記録〜2011年
少し前に、私が失敗して頂き物の芽を腐らせてしまった事を記しましたが、今回はその続きです。
枯れていないものを知人へ送る作業も終わり、植え付けるために仮植えしていたポットから掘り出して見た芽と根の様子です。


芽や根茎、根のいずれもが腐りも枯れもしていないものです。
このような状態だったものは、同じ品種の全ての芽が無事だったので、ほとんど乾燥していなかったものと思われます。
ちなみに品種名は‘紅霞’。


根の一部と芽が腐って(枯れて)しまったらしいものです。
芽は腐ったように見えるのですが、根茎は触ってみると固く、その端の方を切ってみると断面も白っぽく見え、通常のものと変わりないようでした。
品種名は‘春の波’。


根茎と根が無事なら植えておけばやがて芽が発生するでしょう。
と思って、枯れた根を取り除いているうちに、指が芽に触れると柔らかい感触が・・・あれ?
柔らかい(おそらく腐った)部分がとれて、中から白い芽が現れました。
これは根の様子からみてそれほど悪い状態ではないようですので、表面だけが腐っていたのかもしれません。


根が少しだけ腐ったらしく茶色くなっているもの、半分くらいが茶色くなっているもの、ほとんどが茶色いものなど、根の状態はまちまちですが、どれも芽は腐ることなく生き残っているように見えます。
品種名は‘白鳳’。


先の画像の中で、最も根が腐って(枯れて)いると見えたものです。
ほとんど濃い灰色か茶色く見えて、枯れているか枯れかけているようなのですが、芽は大丈夫そうなのはちょっと不思議な感じもします。
でもこれなら新しい根が生えてきそうで、ほっと一安心といったところです。

品種によってはこれとは逆に、芽と根茎が触ると柔らかく腐った様子なのに対して、根の主に先の方が白くてまだ生きているものも見られましたので、白く固い部分だけ切り取って植えておきました。

概ね同一品種の芽は、良いにしても悪いにしても全て似たような状態となっていたので、乾燥の程度によって差が出たのではないかと思います。

もちろん私が乾いた芽は水につけてから植えるという事を知らずに植えてしまったのが悪いのは間違いなく、それをしていればもう少しましな状況になったとは思いますが、ほぼ休眠状態(?)とは言え生きた植物なので、乾かさないに越した事はないと改めて思いました。
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さくらそうに関する失敗2

2011-12-13 | さくらそう栽培記録〜2011年
先ほども、さくらそうに関する失敗談を記したばかりですが、つい先日も、とんだ失敗をしてしまいました。

先月末から、知人やメールでお問い合わせ頂いた方へ余剰芽を少しずつ送っています。
私が栽培していない品種を交換して下さるというありがたいお話も頂くのですが、庭の面積の制約もあってお断りせざるを得ない事が多いのが残念です。

先頃ある方から、私がいらないのなら私の知人に欲しい人がいたら分けて下さいというお話を頂き、30近くもの数の品種の苗(芽)を送って下さいました。
到着した苗の様子を見ると、乾燥しているものが多いように見えたので、すぐにポットに仮植えして水やりをして、知人に品種リストをメールで送り、私のところの余剰品種と合わせて希望される品種を伺ってから送ろうと考えました。

一週間ほどが過ぎ、仮植えした苗を掘り出して袋詰めしようとしたところ、根茎や根が青緑色がかった濃い灰色に変色しており、芽は白いものの触ると柔らかく、腐らせてしまったと思えるものが見つかりました。
根の一部は白く生きているらしきものや、中には全く腐っても枯れてもいないものもありましたので、送る予定の方々にはお詫びのメールを送信し、芽を郵送し始めました。


(12月14日午後・画像追加)
焦げ茶色や黒く変色した根腐れは見た事がありますが、今回のものは初めて見る色だったので、どこまでが腐って枯れているのか判断がつかず、芽を送った方にはご迷惑をおかけすることとなってしまいました。

私はまだ用土の準備が途中だったため、仮植えには草花用培養土を使用しましたが、以前にも仮植えや栽培に用いて赤玉土と腐葉土あるいは堆肥などを混合した用土と遜色ない状況となっていたものでしたが、念のため我が家の余剰芽を一種この土で仮植えして試験中です。
(12月19日追記)試してみた芽(根茎)ですが、約一週間後には、腐っても枯れてもいませんでした。

乾いた芽(苗)を植える際には、水につけるなどして水分を十分に吸収させてから植えると良いらしく、私がそれを知らずに普通に植えて潅水したのが悪かったのではないかというご指摘を頂きました。

この乾いた状態での芽のやりとりは、どうやら関東地方では珍しいことでは無いらしく、関東に住んでいながらそれを知らなかった私のミスで芽を駄目にしてしまい、貴重な芽を提供して下さった方にも芽をお待ち頂いていた方々にも申し訳なく思います。


さて、これは我が家の余剰芽です。
ポットに1品種ずつ芽分け時までその品種を栽培していた古土で仮植えしてあり、送る時にはここから芽を掘り出して、1品種ずつ袋に詰めます。
掘り出した時に根についた土を落としやすくするため、近く送る予定のものはやや乾かし気味にしています。

芽が増えにくい品種や入手後2、3年の一部品種を除いて4芽ずつ入っていますが、全部が来春咲くわけではありません。
1~2芽咲けば良いかなという感じですが、中には開花は再来年になりそうなものもありますし、ごく稀には来春3~4芽咲くものもあります。

今年は数が少なく4芽1組として40ほどでしたが、現在残っているのはこのくらいになりました。

(以下、2011年12月19日追記)

私の場合は、根茎や根に若干ついている土が袋から外へ出るのを防ぐため。このような袋に入れて郵送しています。
気温が高いと蒸れて腐る心配があるかもしれませんが、何度か試したところ11月から2月の間で一週間程度なら、暖房の効いた室内に置かない限りは(芽)葉が伸びることも無く、もちろん腐ることもありません。

温度が高くなったと考えられる、葉が伸びたときでも、根茎や根が腐ることはありませんでした。
半月とか一月を超えるような長い期間の保存には向かないと思いますが、それほどの期間になるのなら、土に埋めておいた方が良いと私は思います。
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根に特徴が?

2011-12-11 | さくらそう栽培記録〜2011年
これはさくらそう‘緑竜’の芽です。
知人から分けて頂いてから5年ほど栽培していますが、他の品種よりも根が細いように感じられます。
この品種は花も変わった姿をしていますが、根にも特徴があるのでしょうか・・・

芽の形や大きさは品種によって特徴があるものが少なからず見られますが、根の特徴となると、私が栽培している品種ではこの他には思いつきません。
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一歩前進・・・

2011-12-10 | さくらそう栽培記録〜2011年
このさくらそうの芽は、根にネコブセンチュウがついてしまったのかコブができているものです。

品種は‘宇宙’で、苗を購入してから7、8年になりますが、その翌年の植え替え時から根腐れが見られ、それが一時はかなりひどくなって1芽に根が3、4本という状態にまでなったこともありましたが、一昨年あたりから少しずつ回復しつつあるようです。

あと2、3年うまく栽培できればこの品種本来の姿に咲いた花を見られるようになるかもしれないと、ちょっと期待しています。
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さくらそうの根腐れと根のコブ

2011-12-09 | さくらそう栽培記録〜2011年
このさくらそう(日本桜草)の株は、センチュウによるものと思われる根腐れが見られるものです。
すぐに枯死してしまうというほどではありませんが、根の数のわりに芽が大きく育たなかったという様子に見えました。


根の部分をアップにしてみました。
根の途中が腐って黒っぽく変色しているのがわかります。
元の方(根茎に付いている方)と先の方は白くて生きているようです。

水のやり過ぎによる根腐れでは、根全体が腐るか先端の方が腐ることが多いように思います。


先の画像とは別の芽ですが、腐った部分を切り取ったものです。
根の途中が腐っているものは、それよりも元の方が残りますが、元の方の根茎に付いている部分から腐っているものは、その根を全て切り取ることになります。

面倒でも腐った根を一つ一つ丁寧に切り取った方が、それがある程度残ったものと比べ、翌年の根腐れが少ないように感じられます。


腐った部分は簡単に切れてしまいます。
残った白い根からは極めて小さな芽が発生して、小さな葉が出てくる事があります。

開花サイズの芽に育つまでは何年もかかりますが、全ての芽が腐ってしまったような場合でも、根を植えておけばその品種を維持する事ができる可能性があります。


これも元の方が腐っていた根ですが、画像の中央あたりなどにコブができています。
どうやらネグサレセンチュウとネコブセンチュウの両方にやられてしまったようです。

どうして虫害を受けてしまったのかという原因を考えてみると、センチュウの類は土の中に棲む害虫としてはそう珍しいものではないようなので、用土に入っていた、降雨時などに庭土の泥はねとともに鉢内に侵入した、などが考えられます。

私も経験のあることですが、販売されている苗が虫害を受けている場合もあります。
しばらく栽培した後ならば、自宅で虫害が発生したということもありますが、購入したポット苗をすぐに鉢に植え替えてみた時に、根腐れやコブが見られたものは、生産段階か販売段階で虫害を受けたものと考えて間違いないでしょう。

対策として、センチュウ用の殺虫剤を用土に混ぜておくと効果がありますが、私が試した限りでは完全に退治できるほどでは無いように思います。
腐った根を切り取ってから植え付けると、翌年は被害が小さくなっていることがあると先に記しましたが、それを何年か繰り返すうちに目視では全く確認できないほどに回復したこともあります。

夏の暑さや乾燥、水のやり過ぎなどで株が衰弱することで虫害を受けやすくなるという説もあります。
さくらそうの様子を注意深く観察して栽培することである程度は防げるものなのかもしれません。

虫害が発生した土を再利用すると、その中にセンチュウが棲んでいるため被害が拡大するので、土を加熱するなどして殺虫処理するか、処分してしまう方法も知られています。
しかし土を焼いたり煮たりするのはかなり手間がかかりますし、処分するのも決して容易なことではないと私は思います。

さくらそうの園芸品種の中には100年以上前から伝わるとされるものもあります。
私の10年程の栽培経験からは、センチュウによる虫害の発生はそう珍しい事とも思えないのですが、それでも古くから栽培が続けられている品種が存在します。
その事はセンチュウによる虫害が、品種の維持に関わるほどの大きな悪影響を及ぼすものでは無いという事を示しているのではないかと考えることができるのではないでしょうか。
これは毎年新しい根が生じて古い根は枯れるという、さくらそうの性質とも関わりがありそうです。


私は5年ほど前から毎年、余剰の芽を知り合いに送っています。
程度がひどいものはその対象から外していますが、その芽の中にはセンチュウによると考えられる根腐れや根のコブが見られるものも含まれます。

そうした芽を見つけた以上、取り止めた方が良いのではないかと考えたこともあるのですが、栽培品の中にネグサレセンチュウやネコブセンチュウによる害が発生している栽培者は少なくないようですし、先述のように栽培を続けるうちに回復する場合もあることから、先方に根腐れやコブが見られる芽があることをお知らせした上で続けています。

とは言っても、もし栽培してるさくらそう全てにセンチュウによるものと考えられる根腐れやコブが見られないような方がおられれば、他の栽培株への被害の拡大を防ぐために虫害を受けた芽の入手は避けた方が良いのかもしれないと思います。
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仮植えしたさくらそうの鉢

2011-12-06 | さくらそう栽培記録〜2011年
芽分けしたさくらそう(日本桜草)を仮植えというか、品種ごとに一鉢にまとめて埋め戻した鉢です。
ここに写っている鉢の大きさは3.5号と4号です。

今年2月の植え付けでは、品種数が増えて場所が無くなってきたので5号鉢を減らし、9品種10鉢にしました。
4芽植え付けているので順調にいけば4株育っているはずなのですが、今年は葉が枯れるまではこれといった異常が見られなかったのに、どういうわけか1株だけ枯れているものがいくつかあり、予備として育てている9cm(1芽植え)や10.5cm(2、3芽植え)ポットにも大きく育った芽が無く、3芽しか揃えられなかったものが3品種ありました。
小さな芽を混ぜて5号鉢に植えても良いのですが、3芽を4号鉢に植え、小さな芽は別のポットで育てて回復を目指すことにするつもりです。

この一株だけ枯れる現象ですが、他の株は順調に育って芽が大きくなっているということから、用土や水やり、施肥、置き場所などの栽培管理に問題があったというよりも、枯れた株が何らかの原因で衰弱してしまった、もともと弱っていた、芽分けや植え付けの際に大きく傷をつけてしまったなど、病虫害を受けやすい状態あるいは夏期の高温や土の過湿によって腐りやすい状態だったと考えても良いのかなと思います。

4号鉢に3芽または3.5号鉢に2芽と他にポット1~3で栽培していたものに5品種ほど、同じような大きさの芽が4つ以上揃ったものがあるので、5号鉢に植えようかと考えています。
5号鉢でうまく栽培できた場合と比べると芽がいくらか小さいので、まともに鑑賞できるのは早くて再来年ということになります。
全て5号鉢で栽培できる場所があれば良かったのですが・・・
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さくらそうの根腐れ

2011-12-04 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の全ての鉢やポットから株を取り出して古い根茎を取り除き、ある程度芽を分ける作業が終わりました。
完全に枯れたものは無かったものの、根腐れが多く見られ、昨年も一昨年と比べると良い状態ではなかったのですが、今年はさらに悪い状態にしてしまいました。

前にも記したように、日当たりが良くない場所に置いていたポットのものに根腐れが少なく、意外に芽が育っていたことから、来年の夏は少しでも鉢の置き場所を変えてみようと考えています。

過去に鉢を落として割ってしまったときに見た根の様子では、葉が青々と茂っている鉢には根腐れがほとんど見られなかったので、初夏に葉に元気がなくなって枯れ始めて以降の栽培管理による影響が大きいものと思います。

土の乾き方を見ていて水はけが良いと感じられた今年から使い始めた鉢に植えたものには根腐れがほぼ見られなかった事から、夏季の水やりを控えめにしているつもりでも、駄温鉢やプラ鉢にはまだ多過ぎたのかもしれません。

葉が出ている時期に水が足りないと葉が萎れるので一目で分かりますが、葉が無い時期の水やりの加減は難しいもので、私の場合は過多になりがちのようです。
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根茎が瘤状に変形した日本桜草

2011-12-02 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨日の記事では、さくらそう(日本桜草)の芽が枯れてしまったものを取り上げましたが、今回は根茎が瘤状になっているものです。

芽の付け根あたりが半透明でゴツゴツとした瘤のようになっていて、そこからは根が出ていません。
芽の形もやや先が開いたように見えます。


瘤状の部分を接写してみました。
先日も記しましたが、この状態になったものは根が太く歪な形状になるように思います。
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芽が枯れたらしい日本桜草

2011-12-01 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の芽が枯れるか腐るか虫に食われるかしてしまったらしいものです。
こうした状態だと、根茎の途中や先端あたりに新たな芽ができているものも見かけますが、枯れた時期によるものなのか、これには見当たりませんでした。
元の方の根茎につながっている部分2、3mmが腐っていた根からは小さな葉が出ていました。


こちらも似たような状態で、芽がありません。
根は生き残っているので、植えておけば芽が発生してくると思います。
今回は同じ品種が他に大小合わせて10芽余りありましたので、これは古い根茎や小さな芽と一緒に処分するつもりです。


何事も無ければ芽ができていたと思われる部分です。
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