草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

‘緑竜’

2009-04-30 | さくらそうの花
‘緑竜’(りょくりゅう)
ちょっと見たところ、花が咲き終わってガクが残っている状態のようにも見えますが、そうではありません(^^ゞ

よく見るとガクが二重になっているように見え、上の段には紅色の部分もあります。
おそらく花弁がガクに近いものに変異したのかと思われますが、風変わりな花が咲く品種です。

この品種は知人から分けていただいたものです。
我が家にやってきて3年目ですが、芽が大量に増える事はなく、年々少しずつ増えている程度です。

私が育てている品種の中で(まだよく分かっていない昨年と今年入手したものは除いて)最も増えにくいのがこの品種かもしれません。
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‘北斗星’

2009-04-30 | さくらそうの花
‘北斗星’(ほくとせい)
表は白に近いごく淡い紅紫色に底紅紫色で裏は薄紅色の、可愛らしいかがり弁の花です。
画像の株は花数が少なくて寂しげですが、芽がよく育っていればもっと多くの花が咲きます。


この品種のような小さな花は、満開より前の蕾がまだ多く残っている姿にも、どことなく趣があるように感じます。
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桃色の花

2009-04-29 | さくらそうの花
桃色の花を集めてみました。
桃色と言っても濃いものから淡いものまで様々です。

‘駅路の鈴’(えきろのすず)
桃色に爪白(花弁の先端付近の縁が白くなる)の花で、受け咲き(上向きに咲く咲き方)です。
芽出し時期には葉に毛が多くて、やや青っぽく見えるのが特徴です。


‘御殿桜’(ごてんざくら)
淡い桃色(とき色かも知れません)で底白の花です。
‘駒止’という品種に似ているようですが、品種名の通り花の形も色も桜に近い感じがします。


‘花車’(はなぐるま)
裏は若干紅色に近い桃色で、表は桃色と白をぼかしたような色です。
表の色は咲き始めは薄く、日が経つにつれて濃くなります。


‘戸田ヶ原’
名前と花形から、野生種と思われます。
やや細い花弁で、ほんの少し紫色を混ぜたような桃色です。
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桜草の鉢の並べ替え

2009-04-29 | さくらそう栽培記録〜2011年
早いもので、我が家で今年最初のさくらそう(日本桜草)の花が咲いてから一ヶ月近くが経過しました。
早くから咲いていた品種の花は終わってしまいましたが、まだまだ開花期は続きそうなので、棚に置いたさくらそうの鉢を並べ替えました。


この棚にはまだ蕾が残っている鉢を並べました。
花茎が曲がってしまったものも混ざっていますが、あと1週間は眺められそうです。


こちらの棚は、ほとんど蕾が残っておらず、咲き終わった花を摘み取り始めている状態の鉢がほとんどです。
鉢の間隔を狭くしているので、今のところは賑やかに見えます。

来年の開花のための根茎や芽の成長のことを考えて、花茎を早めに切り取る方もおられますが、私はよほど株が衰弱している様子が見られなければ、萎んだ花を摘み取り続けて、最後の一輪が終わるまで咲かせています。
弱い品種を育てていないためかもしれませんが、それでも翌年も花が咲きますし、芽の数も増えています。
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‘宇宙’と‘金子紫’

2009-04-28 | さくらそうの花
間違えるほどそっくりという訳ではないものの、花が似たような感じの2品種です。

‘宇宙’(うちゅう)
表は白、裏は白地に紅紫色がごく細かい斑点状に入る花です。
裏の紫色は鉢を日当たりの良い場所に置いていると濃くなり、開花してから直射日光の当たらない場所に取り込むと薄くなります。
ネグサレセンチュウによる被害によるものか、この3~4年ほどは毎年根腐れがひどく、花が小さくて開花株数も少なかったのですが、いくらか持ち直してきつつあるようです。


‘金子紫’(かねこむらさき)
表は白、裏は紅紫色ぼかしの花です。
この品種を入手してから5年くらい経っていますが、今年は裏の色が特に濃いです。
‘宇宙’よりも若干濃いかなという程度に咲いたこともあります。

花の大きさは私の育て方に問題があるようで、昨年は‘金子紫’が大きくて今年は‘宇宙’が大きいと言う具合に、年によって違いがあるので、どちらの品種が大きいのか私には分かりません。
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‘天女’

2009-04-28 | さくらそうの花
‘天女’(てんにょ)
表は白、裏は濃い桃色の花です。
抱え咲きですが、平咲きのように見えるときもあります。

花弁が広くて大輪の花が平咲きに近い感じに開いて咲くので、より一層大きく見えるようです。
裏表の色の違いがはっきりしているので、色からも形からもとても派手な感じを受けます。


私はこの品種を数年前の開花時期に、さくらそうを多く販売している園芸店で購入したのですが、数十品種の花が並んでいる中でも、とても目立っていました。
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抱え咲き等の花

2009-04-27 | さくらそうの花
花弁が平らには開かない咲き方のさくらそう(日本桜草)を集めてみました。

‘綾波’(あやなみ)
表は白、裏はぼかし状になる薄桃紫色で、日が経つにつれて濃くなります。
この花の咲き方は「星抱え咲き」で、その名の通り正面から花を見ると星型に見えます。
ただ、咲き進むにつれて形が変わったり、風などの影響を受けたりして、星型には見えないこともあります。


‘唐子遊’(からこあそび)
表は白で裏は桃色の花です。
あまり大きくはないのですが、花数が多く咲いて賑やかな感じがします。
このような抱え咲きの花は、咲き始めからの日数の経過や風雨の影響などでも姿が変わるので、品種名が合っているのかどうかを確かめにくいです。


‘銀覆輪’(ぎんぷくりん)
表は白に裏の色がにじみ出た感じで、裏は紅色で花弁の縁は白覆輪の花です。
表の色は咲き始めた頃はもっと白っぽく、今年は特に紅色が目立つような気がします。
もしかしたら別品種なのかもしれませんが、日当たりの良い場所に開花中のさくらそうの鉢を置いていると、全般的に色が濃くなる傾向があります。


‘玉珊瑚’(たまさんご)
濃い紅色の花ですが、‘赤蜻蛉’‘朝日’‘緋の袴’などとはまた違った深みのある独特の花色です。
玉咲きですが、咲いてから日が経つと結構開いてきて、表のやや白っぽい色も見えます。


‘浜千鳥’(はまちどり)
表は白で裏は桃色の花です。
もしかしたら品種名が違っているのかも・・・と思っています。
書籍の写真やwebの画像では、微妙な色の違いや、咲き進むにつれて少しずつ変わる花形などがわかりにくいものです。
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‘蜃気楼’

2009-04-27 | さくらそうの花
‘蜃気楼’(しんきろう)
それほど濃くはない紫色の花で、目は白くぼかしたような感じです。
他の紫色の花の品種と同じように、日が経つにつれて赤みを帯びてきますが、紫という感じが咲き終わる頃まである程度は残っているように思います。


これは先日撮っておいた画像なのですが、この鉢は昨日の強風で花茎が折れてしまいました。
茎が倒れてしまって見映えは悪くなりますが、完全に千切れたわけでなければ花が萎れることはありません。


下が咲き始めた頃の花、上が日にちが経った花です。
同じポットに植えた2株の開花時期にばらつきがあったため、変化した色を同時に見ることができました。
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‘旭鶴’

2009-04-25 | さくらそうの花
‘旭鶴’(あさひづる)
花びらの幅が広く、大きな花です。
この花の色は明るい桃色で、さくらそうでは「とき色(朱鷺色・鴇色)」とも呼ばれます。
その色の名は、鳥のトキの羽の色に由来するそうです。


光の当たり具合によっては花弁が透き通った感じにも見え、とても美しい花です。
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小輪の花

2009-04-25 | さくらそうの花
今回は我が家にあるさくらそう(日本桜草)の中でも小さい花を集めてみました。

‘蛇の目傘’(じゃのめがさ)
淡い紅紫色に底が濃い紅紫色、裏は薄紅紫色の花です。
やや上向きに咲きます(受け咲き)。


‘赤蜻蛉’(あかとんぼ)
濃い紅色の、花弁が細くとても小さな花です。
花茎がかなり長く育つ事も多いです。
‘白蜻蛉’という品種もありますが、それと色違いというわけではなく、花形も大きさも異なります。


‘緋の袴’(ひのはかま)
濃いピンクのように写っていますが、濃い紅色の花です。
花茎が短く咲くこともありますが、芽がよく増えて花が咲きやすいという印象があります。


‘田島紅’(たじまべに)
品種名と花の姿から、野生種と思われます。
栽培増殖されている野生種は、結構な数がありますが、園芸品種のように花の色や形に大きな特徴があるものではなく、書籍にもあまり載っていないため、名前が間違いないのかどうか確かめにくいです。
この花も、この名前で合っているのかどうかは分かりません。


‘浮間(中州)’
これもたぶん野生種だと思われます。
底の部分の色がやや濃くなっていて、目の部分がほとんど白くないのが目に付きます。
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