草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

日本桜草の簡単な?育て方0.目次

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
リンク先の各記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

さくらそう(日本桜草)をなるべく簡単に楽しんで育てたいと考えた場合の育て方をまとめてみました。
なんと言っても生き物相手のことで、育てる場所やその年の気候などでも桜草の育ち具合は変わります。
こうすれば必ず大丈夫とかいうものではなくて、あくまでも何か部分的にでも参考になればという程度のものです(^^ゞ

こうした育て方など、栽培経験豊富なベテランの方がお読みになる事はまずないとは思いますが、お役に立つような内容は全く無いことを予めお断りしておきます。

蕾付きか開花中のポット苗を手に入れたときを考えて順番を並べていますが、芽を入手した場合には、8.植え替え2(植え付け)を最初にお読み頂いてから、4.水やり以降を順番にお読み頂くとよろしいかと思います。

目次(最終更新日2013.11.28)
1.鉢のサイズ
2.鉢選び
3.ポット苗の植え替え2013.11.28 更新
4.水やり
5.肥料
6.増し土
7.植え替え1(芽分け)
8.植え替え2(植え付け)2013.11.28 更新
9.育てる場所(日当たりほか)
10.根腐れ

もし疑問・質問のある方とか、ご意見がおありの方などがおられましたら、各記事にコメントを付けて頂くか、ホームページの方に記載しているアドレスにメールを送って頂ければ、私の分かる範囲のことはお答え致します。
(ブログのコメントは多忙時など私の都合により停止している期間があります)

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日本桜草の簡単な?育て方10.根腐れ

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

栽培方法によって違うとは思いますが、私の場合はさくらそう(日本桜草)を育てていて最も悩ましい病虫害だと思うのが根腐れです。

センチュウによる虫害、土を湿らせ過ぎた、など原因は一つではなさそうですが、いずれにしても株が衰弱して小さい芽しか育たなくて花が咲かなくなってしまったりして、困っちゃいます。


これは、ポット苗の植え替えの記事の画像の鉢を12月まで育てて、土の中から取り出した株ですが、白い根の一部が黒っぽく根腐れしてしまいました(T_T)
右の方の黒っぽい塊は昨年植えた根茎と根なので、もう枯れていて良いのですが、問題は左の方の芽の近くの根茎から伸びている根・・・


土の中からは腐った部分で切れた根が何本も出てきました。


根腐れしていると、根を指で撫でるように触っただけで腐った部分がポロポロと切れます('_')
そのまま付けておいても腐ってしまうので、取り除いたのが画像左側の根茎。
根がかなり少なくなってしまいました。

右の根は、切れた根の腐った部分を切り取ったもの。
サクラソウには、必ずではありませんが切れた根に小さな芽ができる性質があり、それを利用して根を土に植えておく「根伏せ」という増殖方法があるので、それを試してみようと捨てずに残しておきました。

黒く腐った部分が残らないように、白い部分を指でつまんでプチっと切るようにします。
もちろんハサミを使って切っても構いません(^^ゞ


上の画像に写っていた根の一本は、すでに芽ができていました。
芽ができていれば、ほぼ間違いなく春になると葉が出てきます。
根茎の芽が全て枯れてしまったような場合でも、こんな根が見つかれば一安心(*^_^*)

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日本桜草の簡単な?育て方9.育てる場所(日当たりほか)

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

桜草を育てる場所についてですが、葉が出ている間は日当たりの良い場所が適しています。

日陰では、芽が大きく育ちにくくなっちゃいます(T_T)

花の咲いている間は、直射日光を避けると長く花を楽しめますが、色が薄れてしまうのと、姿が間延びしてしまう欠点もあるので、どちらが良いか迷います。
あまり長く日陰においていると株が衰弱してしまうので、適当なところで日当たりの良い場所に戻します。
そのときは急に戻すと葉が萎れるので、何日かかけて場所を変えて徐々に慣らします。

毎年咲かせることを考えれば、花の咲いているときも日当たりの良い場所がオススメ♪

雨に当てると花が下を向いてしまったり、花茎が折れることもあるので、開花時期には雨の日は雨の当たらない場所に置きたいものです。

葉が枯れてからは、日に当てる必要は無さそうです。
どこでも良いのですが、根腐れのことを考えると、暑い夏の間は日陰の方が良いような気もします・・・(?_?)
その時期にトレニアなどの根の張りの浅い一年草を植える方法も紹介されていますが、自分が桜草に慣れたと感じて鉢の数が増えてきてから試してみればいいと私は思います。


秋は土の中で芽が成長しているので日に当てた方が良いという方もおられるのですが、私はそのまま日陰でもそう悪いことは無いかなと・・・

桜草は寒さにはかなり強いみたいで、冬に土が凍っても大丈夫です(^_^)v

でも、植え替え後の鉢は土が柔らかくて根も張っていないので、霜柱が立つと桜草も一緒に土の上に出てきてしまうので、この時期だけは軒下などに置くか、防寒用シートなどで覆うとかの対策が必要になります。

(次は10.根腐れについて)
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日本桜草の簡単な?育て方8.植え替え2(植え付け)

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

桜草を植える鉢の大きさは、花が咲きそうなサイズの芽を植えるとして、と言っても品種や育ち具合によって差がありますが、1芽で3.5号鉢(直径約10.5cm)、2~3芽で4号鉢(直径約12cm)、4芽で5号鉢(直径約15cm)、といったところが一応の目安になるかと思います。

用土は、桜草は他の多くの草花と同じように育つので、草花用培養土など他の草花を育てるときと同じで構いません。


自分で混ぜ合わせる場合の例は、小粒の赤玉土を6割に腐葉土または堆肥を4割にして、くん炭を5~10パーセントくらい追加、根腐れが気になるようなら小粒の軽石を2割弱くらい追加(これでだいたい赤玉土・堆肥・軽石が3:2:1に)といったところでしょうか。
近年根腐れが頻繁に起こるため再検討中です(2013.11.28追記)

まず、鉢底の穴の上にネットなどを置いてから、鉢の深さの4割程度まで用土を入れます。

そこに、一つ一つ分けておいた芽を並べます。
芽の真上あたりに花茎が伸びることが多いので、咲いたときの姿を想像して位置を決めます。

芽の先端のそのまた先に来年の葉や花になる芽ができるので、できるだけそちらの方向に余裕があるようにします。
鉢の縁にぶつかるような位置に芽ができていると、潰れたような形になりますが、開花には大した影響は無さそうです。

芽の配置が決まったら、土を入れます。
土を入れたときの勢いで、芽の位置が動いてしまうのはよくあることなので、指で軽く押さえながら土を入れるといいでしょう。

芽の上に1cmくらいの土が被さるくらいまで、土を入れたら植えつけは完了です。

鉢底の穴から透明な水が流れ出るまでたっぷりと水をやります。
品種名がついているものなら、忘れずに名札をつけておきましょう。

鉢を置く場所に余裕があれば、小さい芽も同じように植えておくと、次の年以降に花が咲くようなサイズに育ちます。
芽が小さいので、鉢の大きさに対する数は、花が咲く芽よりも増やせます。

下に、植え付けの深さを示した図をアップしておきます。


(次は9.育てる場所(日当たりほか))
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日本桜草の簡単な?育て方7.植え替え1(芽分け)

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

桜草は、毎年古い根茎や根が枯れて新しいものへと世代交代します。
鉢植えを育てていると、日数の経過とともに用土の水はけが悪くなるものです。
桜草を水はけが悪い土に植えていると、根腐れが起きやすくなりますし、桜草の芽は株の前の方というか先の方にできるので、何年か経つと鉢の縁の方ばかりに生えて、上から見るとドーナツのような姿になります(^_^;

それは格好良くないですし、根腐れしても困るので、毎年植え替えます。
毎年は大変だから1年おきにできないの?という人もいますが、そうすると桜草の古い根茎とか雑草の根とかが絡み合って植え替えの作業がかなり大変になるのと、2年目になると根腐れが起こりやすいように思うので、面倒でも毎年植え替えた方が失敗が少ないと思います。

複数の品種を育てている場合、桜草の楽しみ方の一つに、鉢を並べてそれぞれの品種の花の違いを見比べて楽しむことがあるので、1品種ずつ別々の鉢に植えるのをおすすめしたいのですが、場所が無いとかの理由でまとめて植えたいというのであれば、それはそれで構いません。

植え替えの時期は、南関東の場合、11月から2月頃です。
葉が出た後の2月下旬から3月でも可能なのですが、葉が折れたり切れたりしやすいので、葉が出る前の方が作業しやすいです(^^♪


まず、鉢から株を取り出します。
桜草の根の他に雑草などもあるので、土は固まりの状態となっている場合が多いです。

土が濡れていると、根についていて分けにくかったり手が泥だらけという感じになって作業しにくいものですが、1週間ほど前から水やりをしないでおくと、ほどよい湿り具合になる感じがします。

雑草を抜いていき、土を指で揉むようにすると固まりが解れてきて、桜草の株が目の前に現れます。
指でつまんだ株を鉢や作業用の容器の縁や地面などに根を軽く叩き付けるようにすると、土が落ちます。

大きな芽の付いている根茎から、小さな芽を外していくような感じに芽を一つ一つに分けて植える方法と、株のまま植える方法がありますが、小さい鉢でも華やかに見せるためには、芽を分けて大きなものを選んで植えると良いです。
株のまま植え付けるのは、どちらかと言えば大きな鉢やプランター向きの方法だと思います。
こうして芽を分けるので、芽分けという言葉が使われることもあります。


鉢や用土の用意ができていないとかで、すぐに植え付けないときには、今まで育てていた土でポットなどに仮植えしておきます。

ポットの深さの半分弱くらいまで土を入れ、苗を並べて置いて上に土を入れます。
葉が伸び始める前に掘り出して植えつけるので、普通に植えるときよりも多少深めに埋めても構わないです。


品種名が分かっているものは忘れずに名札を挿しておきます。
苗をカラカラに乾かさないように土が乾いたら水をやります。

ちょっと長くなりますので、この続き、植え付けは次の記事で
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日本桜草の簡単な?育て方6.増し土

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

増し土(ましつち、と読みます)とは、桜草の花が咲く頃から葉が枯れ始める頃にかけて、根茎(地下茎)とかやがて新しい芽になる部分が土の上に出てしまったときに、鉢の土を足して覆い隠してあげる、ということです。

何でこんなことが起きるのかというと、桜草の翌年の葉や花になる新しい芽は古い根茎より上の方に成長することが多いのと、水やりや雨によって鉢の土が沈んだり鉢の外にこぼれたりして減ってしまうことが原因ではないかと思います。

この増し土は、桜草を育てる上で必要なことといわれてきました。
でも最近では、ほとんど必要無いという方もおられます。
確かに私も桜草の鉢をよく見てみたところ、見えていた根茎がいつの間にか見えなくなっていた、ということもありました。

ただこれは、桜草栽培愛好家の方々が好んで使われる5~6号鉢の場合で、3.5号や4号以下の鉢では、やはり土を足してやる必要があるようです。
桜草には自分で土の中に潜る性質があるけれど、深さに余裕の無い鉢では足が・・・じゃなくて根がつかえて土の中に潜り込むことができない(T_T)ってことかもしれません。

増し土の方法は簡単で、植えるときに使ったのと同じような用土を、根茎や根が隠れる程度まで足すだけです。
ポット苗の植え替えの時にも書きましたが、葉柄(葉の元の方の軸のような部分)を折らないように注意しましょう(^_^)

この増し土は一度で終わりとは限らず、また根茎が出てくることもあるので、ときどき様子を見て、見つけたら土を足します。
雨や水やりで鉢の土がこぼれるのは、桜草の葉が枯れた夏以降もあることなので、芽や根が出ているのを見つけたら同じように土を足して覆っておきます。

(次は7.植え替え1(芽分け))
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日本桜草の簡単な?育て方5.肥料

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

桜草は、そう多くの肥料が必要な植物ではないようです。
用土の腐葉土や堆肥に含まれる肥料分だけで、他にはほとんど肥料を施さずに育てている方もおられます('_')
でも、肥料をやれば芽が大きく育って翌年花を咲かせやすくなるのも確かです。
やり過ぎてはいけないのは、他の草花でも同じですね(^_^;)

まずは用土に混ぜる元肥です。
これはうまくできれば効果的で、育てるのがお上手な方はうまく使いこなしておられますが、量が多過ぎた場合に後で取り除くのがかなり面倒なので、個人的には桜草の肥料のやり方としておすすめできないと思っていて、自分でも元肥は使っていません。
植え替えを書いた時に、用土は草花用培養土でも育てられると書きましたが、それらには元肥入りのものもあります。
でも桜草が枯れたりするほどの量は肥料は入っていないと考えられるので、問題無いという解釈です。

ということで、後から施す肥料、追肥だけで十分だと思います。
草花用の液体肥料で濃度は他の草花と同じくらいで構いません。
枯らすのが怖いという人は薄めでもいいと思いますが(1000倍のところを1500倍とか)、同じ施肥回数では効果も薄くなるのも確かです。

肥料をやる回数と言うか頻度は、肥料のパッケージやラベルの説明を見て、草花には1週間に1回とあればその通りにするか、少し間を空けて10日~2週間に1回と言った感じで良いと思います。
肥料の濃さにしても回数にしても、何年か育てて桜草に慣れてきたと感じられるようになったら、いろいろ調節してみて自分にとってベストな方法を探してみるのも良いでしょう(^_^)v

春に葉が出て2cmくらいに育った頃、葉の色が薄ければ液体肥料を1~3回施します。
開花中に肥料が効き過ぎていると、花がうまく開かなかったり形が変わってしまったりすることもあるみたいなので、蕾に色がついてきてからは、やらないようにします。

葉の色が薄ければ、と書きましたが初めて見る人には濃いも薄いもわかりませんよね(^_^;)
この時期の肥料は、その年の花が咲くかどうかということには関係ありません。
(花の大きさや数には影響があります)
なので、何年か育てて葉の色の濃い薄いの判断がつくようになるまでは、別にやらなくてもいいと思います。

花が咲き終わった後は、1~2週間に1回を目安に液体肥料を施します。
この時期の肥料は芽を大きく成長させるために効果があるらしくて、翌年の開花株数にも大きな影響が出るので、肥料をやって大きな芽をできるだけ多く育てて、翌年はたくさんの花を楽しみたいものです。

たぶん肥料が効き過ぎだと思うんですが、葉の色がとても濃くなって、手で触るとゴワゴワと硬い感じになるときがあります。
そんな状態になった鉢には、私は念のためそれ以降は肥料をやらないようにしてます。
施肥の間隔(頻度)は厳密に守らなければ駄目というものではないので、最初は1週間だったけどその次は忙しかったので2週間過ぎちゃった、といった感じでも大丈夫です(^_^)v

葉が黄色っぽく見えるようになって枯れ始めてからは、肥料を施さないようにします。
そうなるのは関東地方の場合は6月下旬の場合が多いですが、5月下旬頃に枯れてしまうときもたまにあります。
花後の追肥のみで育てると、肥料をやるのはだいたい5月、6月の2ヶ月間だけとなります。


肥料が葉に触れたからといって、葉が完全に枯れるような事は無いのですが、液肥をやるときは、なるべく葉にかからないようにすると良いと思います。

(次は6.増し土)
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日本桜草の簡単な?育て方4.水やり

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

水やりは、鉢の土が乾いて見えたら水をやる。というような感じで、他の多くの草花と同じようにします。
水の量にも同じ事が言えて、鉢底の穴から流れ出るくらいです。

ただ、時期によって、桜草の根の張り具合や水分の吸収量が違うようで、ちょっとした調節も必要になるので、そのあたりを書いてみます。

花が咲いている時は、桜草の鉢植えでは一年のうちで最も土が乾きやすいです。
朝、土が湿っているように見えた鉢でも、夕方にはすっかり乾いて萎れていた・・・なんてこともよくあります。
鉢の大きさが小さいほど、そういう事が多くなるみたいです。土の量を考えれば当たり前ですが・・・

そこで私の場合は、開花中の鉢には、雨の予報が出ている日の雨が当たる場所に置いてある鉢でもない限り、毎朝水をやっています。
それでも夕方には葉が萎れているものがあります(T_T)
この葉の萎れは、たっぷりと水をやって20~30分もすれば戻りますが、土が乾いてから何日も経ってしまうと枯れてしまうので、見つけたらなるべく早く水をやりましょう。
初めて見た人はかなりびっくり('_')な萎れ方だと思いますが大丈夫♪

その後、花が咲き終わってから1ヶ月~40日くらいの間は、葉と根が成長する時期なので、開花期ほどでなくても結構土が乾きます。
土が乾き始めてきたなと見えたら、水をやります。
でもそれが夕方以降だったら、夜の間はそう乾かないので翌朝にしても大丈夫です。

(関東地方では)桜草は夏には葉が枯れてしまうので、6月中旬~7月中旬頃になると、葉の色が黄色っぽくなって、どうも元気が無いような感じに見えてきます。
そうなったら、それまでよりは少し水やりを控えめにします。
控えめと言っても水の量ではなく、回数を減らす、間隔をあけるといった意味ですので、お間違いなく(^_^)
逆に控え過ぎて乾燥させて枯らさないようにも注意してください。

暑い夏の間は一般的に鉢植えが乾きやすく水やりが大変な季節とされています(>_
そう言っても毎度毎度掘って確認することもできないので、始めのうちは試しに掘ってみて、このサイズの鉢なら鉢土の表面が乾いて見えてからどのくらい経つと、桜草の埋まっている深さまで乾く、という自分なりの目安を見つけるのをおすすめします。
乾かし過ぎれば干涸びて枯れる、湿らせ過ぎれば腐って枯れる、ことは他の草花でも特殊なものを意外は同じですね☆

秋から冬は、鉢の外見からは桜草の状態は変わらない状態ですが、夏より気温が低いのと、植えてから時が経って土の水はけが悪くなってくるのとで、乾くの遅くなります。
そのぶん水やりの回数も少なくなるという事です。
時々水をやるという感じになるので、桜草の鉢の存在を忘れないように注意ってとこでしょうか(^_^;)


冬でも植え替えた後は土の水はけが良いので、関東地方の平野部は雨や雪が少なくて空気が乾燥していることもあって、乾くのが早いです。
でも、さくらそうの根は活発に成長している時期ではないので、土が乾いて見えてから1日2日後に水をやるぐらいで良いです。

葉が出てきて暖かくなってきたら水やり回数を増やして、鉢の土が乾いて見えたら水をやる、というようにします。

(次は5.肥料)
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日本桜草の簡単な?育て方3.ポット苗の植え替え

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

さて、さくらそうは、増し土が必要になる場合があるので、他の草花よりも深めと言うか元のポットの土の地面(?)から新しい鉢の縁までの余裕を多めにとっておきます。
最低でも1cmは欲しいところで、可能ならば2cmという感じです。
とは言ってもそれほど深さが無い3.5号鉢(直径10.5cm)では1cm確保するのがやっと、という場合が多いです。

用土は、赤玉土をベースにしていろいろ工夫を重ねて混ぜ合わせて作っておられる方が多いのですが、鉢数が少ないのならばホームセンターとか園芸店で売っている草花用の培養土とか、普段他の草花を育てている土で構いません。

さくらそうは特に水はけの良い用土とか、特に水保ちの良い用土を好むというわけではなく、その中間程度で良いようなので、他の多くの草花と同じで大丈夫というわけです。


ただ、一口に草花用培養土と言ってもいろんなものがありますね。
他の草花を植えたら根腐れしてしまった、というような水はけの悪いものは避けましょう。

近年根腐れが頻繁に起こるようになったため、再検討中です。(2013.11.28追記)


蕾が見えてきた頃の9cmポット苗を植え替えてみます。
この程度の苗ならば植え替えずにポットのまま育てられなくもないですし、植え替えるにしても3.5号鉢でも良いのですが、水やりの手間を少し省けないものかと今回は4号鉢(直径約12cm)を選びました。


鉢底穴の上に鉢底網を置いて少しだけ土を入れます。
9cmポットから3.5号鉢に植え替える場合だと、ここに土を入れないくらいでちょうど良いことも。


まず葉柄(葉の元の軸のような部分)を折らないように注意しつつまとめ、それを二本の指で軽く挟むようにしてからポットを逆さまにして、苗を土ごと手で受けるような感じにして、苗を持っていない方の手でポットをつまんで抜き取ります。
ポットの土は水やりして湿らせておくと、土がポットの形の固まりのまま抜けます。

白く細い根が少しだけ見えていますが、時期が遅くなればもっと根が成長しているので多く見えます。
ここで万が一土が全部バラバラと落ちて根茎と根がむき出しになってしまっても、そう慌てる必要はないです。


固まった土を崩さないように気をつけながらひっくり返して、鉢の中に置きます。
これでだいたい鉢縁まで1~2cmになると思いますが、ポット苗が少ない土で植えられていた場合は先にポットごと鉢の中に入れてみて、下にどのくらい土を入れておけばよいか見て土を入れる量を調節します。


次は葉柄を折らないように注意して土を入れるのですが、だいたい鉢と元のポットの土のかたまりの間を埋めるような感じで、元のポットの土が隠れるかちょっと見えるかといった程度にして、あまり深く埋めないようにします。

どうせ後で増し土するのだからとここで深植えにするのは禁物・・・とか記されている栽培法を見たことがあるのですけれど、さくらそうを育ててみたいなと思って育てる人が、そんな手抜きをしようと思うものでしょうか?と私は思うのですが(^_^)

さっきから葉柄を折らないように書いているのは、さくらそうはそれほど大量に葉が出てくるのでもないので、一枚でも葉を多く保たせたいからです。
葉が3枚くらい取れてしまうと、翌年の芽の成長の結構な影響が出ます。
もし折れたとしても、ちぎれてしまわなければ、葉は生き残ります。
でも無事なものより早く枯れるみたいな感じなので、葉は大切に。


土を入れた部分に細い棒状のものを挿して揺するようにすると、土が隙間なくしっかりと入っていきます。
それでもし元のポットの土よりも下がったら土を追加します。


土を入れ終えたら水をやります。
他の草花と同じで鉢底の穴から水が流れ出るくらいたっぷりと。
赤玉土や鹿沼土が入った用土だと最初土の色に濁った水が出ます。
これは微塵(細かい粉のような土)が水と一緒に出てきているので、水が透明になるまで水をやります。
ふるいで取り除くのと似たようなことになるんですねぇ(^_^)v

水やりが終わったら日当たりが良い場所に置きます。

先ほど少し触れた、土が崩れ落ちてしまった場合には、土が固まり状態のまま植えられた時と同じような深さに植えます。
水やりした後の置き場所は日陰にして、2、3日経ったらちょっと日の当たる場所、また2、3日したら日当たりの良い場所へと段階的に移動させると、葉が萎れて枯れるような事は少なくなります。
その後の育て方はどちらも同じで構いません。

(次は4.水やり)
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日本桜草の簡単な?育て方2.鉢選び

2011-12-17 | 日本桜草の簡単な?育て方
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

鉢の種類、材質は、先に記したようにビニールポット(ポリポット)でも育てられるくらいですから、プラ鉢でもOK。


素焼鉢は乾きやすくて土の乾きが早くて枯らしやすいから避ける。といわれることも少なくないのですが、素焼鉢と言ってもいろいろあります。
この避けるようにというアドバイスは、蘭の栽培などに使う素焼鉢のことを指しているんだと思います。きっと。

原料の土の種類とか配合、焼成温度によって水はけの良し悪しは変わるみたいです。


古くからの園芸好きの方にはお馴染みの駄温鉢は、見た目を気にしなければ桜草栽培に使えるといわれているのですが、これは釉薬がかかっているのは上の方だけで、釉薬の効果というよりは蘭に使う素焼鉢より高温で焼いているから、水はけ具合が違うんだと私は思います。

現代、素焼鉢と言えば輸入品のテラコッタとか呼ばれてるものとか、それを模した国産品も含まれると思うのですが、先に書いた要素の他に鉢の厚みの影響もあると思うので、それらの水はけの具合は様々だと思います。
結局は、どんな鉢にさくらそうが咲いていたら綺麗かな~と考えてご自分の好みの鉢を選んでいいです。

さくらそうには桜草鉢が似合うと仰る方もおられます。

でもそれは個人の好みの問題です。
たとえば栽培に都合が良いと薦められた鉢が、見た目が自分の好みに全く合わなかったとします。
そうだと育てていてもどうも張り合いがない感じがする事でしょう(T_T)

さくらそうは、地域の気候によって異なるのですが、関東地方の場合は7月頃に葉が枯れて、翌年の2月下旬頃に芽が出始めるまで、基本的には葉が無い状態です。
土の中の根茎・芽・根を干涸びさせないように水やりしなければなりません。
土と雑草しか見えない鉢への水やりも、お気に入りの鉢ならばいくらかは張り合いがあるかも。

鉢の大きさは、たいがいは口のところの直径の外径で表しているように思うのですが、鉢の厚さの中心で計っている?らしいものもあります。
3号4号5号・・・という単位の「号」は昔の長さの単位「寸」に由来するようで、だいたい1号=1寸=約3cmです。

鉢の厚さが違えば中に入る土の量も違ってきて、植えられる桜草の株数も違うということですが、先に触れた駄温鉢あたりが基準になると思います。
前回植える株の数と鉢の大きさについて記しましたが、あれも駄温鉢を意識した数です。

駄温鉢を持ってない人はお店で自分が使いたい鉢と駄温鉢を見比べてみなければいけないのか、というとそうでもありません。
製品によって微妙な差がありますが、3.5号駄温鉢の内部(植物を植える部分)は、9cmポットがちょうど入る大きさです。
同様に4号駄温鉢には、10.5cmポットが入ります。
ちなみに10.5cm=だいたい3.5号だからと同じ径の駄温鉢にポットを入れようとすると、下の方しか入りません。

鉢を選ぶときは、ポットを入れて大きさをみるのがいいかと思います。

(次は3.ポット苗の植え替え)
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