草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそうの鉢植え栽培

2011-02-28 | ひとりごと
先日、さくらそうの地植え、野生種と園芸品種について記しましたが、今回は鉢植え栽培について考えてみます。

鉢植え栽培のメリットは、少ない面積でも多くの品種を栽培でき、異品種の芽が混ざる危険が小さいこと、棚などを利用して地上より高い場所に置くことが比較的容易で日当たりの良くない場所でも栽培できる可能性があること、移動できるので開花時期に降雨や強風から保護できること、などがあります。

逆にデメリットは、地植えと比べると遥かに土が乾きやすいので灌水が多く必要となること、それに関連して栽培者が病気や災害に見舞われた際などに絶やしてしまう危険性が高いこと、植え替えが毎年必要となること、などがあります。

鉢植えと地植えでの鑑賞価値の高低は、品種による違いや人の嗜好の違いがあるで、どちらがと決められるものではありません。

開花が見込める芽を4つ植える場合、多くの場合5号か6号の鉢が利用されます。
鉢のサイズの違いは栽培者の好みのほか、土が多く入るものは5号、少ないものは6号というように鉢の形状による違いもあると思います。
植え付ける芽の数が4芽なのは、開花したときの見た目の問題だと思います。

私の場合は水のやり過ぎなのだろうと考えているのですが、4号鉢に3芽植えのちょっと鉢が小さく感じられる組み合わせの方が出来不出来の差が小さく安定して良い芽が得られています。

鉢の大きさと芽の数は、いろいろ試して自分の栽培法に適したものを見つける必要があります。
あるいは逆に栽培方法を変えて5号あるいは6号鉢に4芽植えに適したものにする、という考え方もあると思います。

同じさくらそうとは言っても根の長さや多少は品種によって違いがありますし、芽の大きさによっても違いがあります。
同品種でも栽培が上手くできている時と、そうでは無いいわゆる作落ち状態の時では大きな違いがあります。
他の植物同様に大き過ぎる鉢は土の過湿による根腐れなどの栽培失敗の原因になりますから、鉢の大きさや植え付ける芽の数をよく考える必要があります。
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植え付け一段落

2011-02-26 | さくらそう栽培記録〜2011年
始めるのが遅くなってしまった今年の私のさくらそう(日本桜草)の植え付け作業ですが、今回は5号駄温鉢の数を減らし、1品種あたりの鉢またはポットの数をいくつかの例外を除いて2つに限ったので、昨年や一昨年と比べるとずいぶん早く進み、あとは品種名不明のもの1鉢分と知人などに差し上げるポットを残すのみとなりました。

昨年は猛暑だったためか、我が家ではいわゆる1番芽が枯れてしまっているものが多かったです。
そうしたものが毎年いくつかはありましたが、今回は比べものにならない数でした。

さらにひどい状態で小さな芽まで枯れていて、生き残った根からごく小さな芽が発生しているものもありました。
僅かでも生き延びてくれているので、その品種を絶やしてしまうことは無いのですが、花が咲くのは何年か先のことになってしまいます。

今夏あるいは来年以降も含め、昨年のような暑さになるかどうかは分かりません。
しかし近い将来、昨年と同様かそれ以上暑い夏が来ても不思議はないのではないかとも思います。

我が家の庭では一日中日が当たる場所がほとんど無いので、夏越しにはあまり注意を払わずに今まで栽培してきましたが、昨年の状況と今回の植え替え時に見た芽や根の様子を考えると、特に午後に直射日光下となる場所では、日除けの設置など何らかの対策をとらなければと考えています。


今週の暖かさで先週植えつけた鉢からも葉が出てきています。
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サクラソウとさくらそう

2011-02-25 | ひとりごと
さくらそう(日本桜草)は、何年も植え替えないと芽が小さくなって花が咲かなくなったり、根腐れなどで枯れてしまいやすくなったりして、とても丈夫で育てやすいという植物ではありません。
今の時期の花でいえばパンジーやビオラといったような一年草などのように、気軽に庭や鉢に植えて何ヶ月も花を楽しめる植物とも違います。

このように多少なりとも手間のかかる植物を栽培する人がいるということは、それだけ桜草の花に人を魅了するものがあるということでしょうし、手間がかかるということは手をかければより美しく咲いた花を眺められるということでもあり、趣味として取り組み甲斐のあるものだとも言えそうです。

地域によって状況には違いがあるようですが、私の住む県内では私が知っているだけでも3つの展示会が催され、愛好家の方が丹精されたさくらそうを見せて頂くことができます。
何か具体的なデータを持ち合わせているわけではありませんが、「さくらそう(日本桜草)」を知っている人、栽培している人ともに、十年くらい前と比べていくらかでも増えてきているように感じられます。


さくらそうは鉢植えで栽培されることが多いですが、地植えでも栽培できます。
植え替えや除草などの作業が可能で、開花(鑑賞)期間が20日から一ヶ月程度と短くても構わないのならば、例えば公園などの花壇に植えることもできそうです。
そうなれば、より多くの人にさくらそうが知られ、現在以上に普及するきっかけとなるかもしれないと思いますが、考えてみるといくつかの問題に思い当たります。

地面からの高さのそれほど無い花壇では、下向きに咲く花は上から見てもあまり綺麗には見えませんし、風雨によって花が下を向いたり花茎が倒れたりしやすい花も地植えには不向きと考えられます。
そう考えると野生種が適していそうに思えますが、もとからの自生地ではない場所に野生種を植えてしまうと、かつてその場所または地域に自生地が存在していたという誤解を招いてしまう懸念があるように思います。

逆に過去に自生していたと分かっている場所、地域に、他の場所の野生種を植えてしまうと、それがその地域の野生種と間違われてしまう事態になりかねないと思います。

その場所または地域に自生していたものではない旨を記載した案内板などを設置するのも一つの方法ですが、見落とされる可能性もありますし、よく読まないで勝手に解釈してしまう人も出てくると思われます。

では園芸品種で上記の条件に適した花が咲くものを植えれば良いのかといえば、そうとも言い切れません。
野生の「サクラソウ」と園芸植物の「さくらそう(日本桜草)」の違いがよく知られていなければ、やはり誤解を招くことになるのではないかと思うからです。

野生のサクラソウ、さくらそう(日本桜草)の園芸品種、そのどちらも美しく、趣味で育てるのには意識して分ける必要が無いものなのですが・・・
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さくらそうの品種名と名札の管理

2011-02-22 | ひとりごと
さくらそう(日本桜草)には、色や形が違う花に同じ品種名が付いているものがあります。
長い間栽培が続けられるうちに混同されたということもあるでしょうし、過去にも現在にも品種名を登録する制度が無いので、既に存在する品種名が別の花に命名されてしまった場合もあるのでしょう。

先に命名されたものを優先すれば良さそうにも思えますが、実際には最近作出された品種でもない限りはどちらが古いかわからない場合も少なくないと思います。


逆に、同じだと思われる花に複数の品種名が付いているとされるものもあります。
これもいつの間にか品種名が間違われてしまったという場合もあるでしょうし、同じようだと言っても人間が見た目で判断しているに過ぎませんから、微妙な違いが見落とされていることが無いとは言い切れません。

どれか一つにまとめようにもどの品種名にすれば良いのか判断することは難しいと思います。
過去の資料を参考にすることも考えられますが、花容を示す文字や図だけでそれが正しいと証明するのは困難でしょう。
それに、万が一微妙な違いを見落としていたら、と考えるとリスクが大き過ぎるように思えます。


そもそも、その品種が作出者の手元だけにある状態ならいざ知らず、一度世に出た品種名を変えることは不可能な事だと言っても良いと思います。

自分で栽培しているものの中に品種名がわからないものがあるからと言って、新たな品種名を付けることはできないのと同じように、その花とともに伝えられてきた品種名を変えることは誰にもできないと考えるべきなのかもしれません。


私のように趣味で栽培している者にできることは、名札を無くさないことと、植え替え時に異品種の芽が混ざってしまうのを防ぐことでしょうか。

私はプラスチック製の名札に鉛筆で品種名を書いていますが、4、5年も経つと劣化して脆くなり折れてしまいます。
劣化して表面がザラザラしてきたものは植え替え時に交換して、たまに札は大丈夫でも文字が薄くなって見えにくくなる場合もあるので、時折確認して必要ならば書き直しています。

しっかり挿してあった名札が霜柱によって持ち上げられることは、冬には珍しいことではなく、そのまま放っておけばやがて鉢の外に落ちてしまうことでしょうから、水やりのときに名札を指で押し込んでいます。

どれも大したことではありませんが、必要なことかなと思っています。
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植え付け開始

2011-02-20 | さくらそう栽培記録〜2011年
昨日から、さくらそう(日本桜草)の植えつけを始めました。
画像の鉢は上と中の列が5号、下は4号、ポットは10.5cmのものです。

芽の様子を見て判断した限りでは、10鉢ある5号鉢のうち昨年と同様かより良さそうなものが6鉢、昨年より少し小さく感じられるものが3鉢、残りの1鉢は予備の小さな芽を少し多めに植えたものです。

色が違う5号鉢は、頂き物の桜草鉢と山野草用(?)の鉢、その他に朝顔鉢でそれぞれ一つずつです。


これは4号鉢、3.5号鉢、9cmポットです。

先日用土を作った時にも記しましたが、我が家では根腐れすることが多いと感じられる5号鉢と4号桜草鉢の用土は、水はけが良くなるように軽石を増やしてみました。
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大きめな鉢に植えたさくらそう

2011-02-19 | さくらそう栽培記録〜2011年
さくらそう(日本桜草)の芽を植えつけた浅い形の7号プラ鉢です。
浅いと言っても4号鉢と同じくらいの深さがあるので、さくらそうを育てるのに不足はありません。

植えた桜草は、先日の記事のプランターに植えたものと同じ品種名不明のもので、小ぶりな芽もいくらか混ぜて12芽植えました。
そのうち3分の2くらい咲いてくれれば、それなりに華やかになりそうです(^^♪


芽を仮に埋めてある鉢から芽(葉)が出てきてしまいました。
葉が出てから植え替えることもできますが、葉柄を折らないように注意が必要になりますし、なるべく早めに植え付けを済ませたほうが良いのは間違いありません。

12月までの作業時に既に小さな葉が出ていたものを除けば、これが最初なので今年はやや遅いのかなという感じがします。
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育てるのが難しい?

2011-02-18 | さくらそう栽培記録〜2011年
我が家のさくらそう(日本桜草)の中には、毎年ほかのものと比べて根腐れがひどく、芽が大きく育っていないことが多いものがあります。

根腐れの程度が違う株あるいは鉢を比べても、前年夏に葉が枯れるまでの様子には私が気付くほどの違いは見られない事が多いので、葉が枯れてからの栽培に問題があって根腐れがひどくなったと考えて良いように思います。

また、前年花が咲いた株には小さな芽ばかりできていて、それを2、3年かけて開花させているようなものがあります。

どちらもその品種は育て難いもの、と言ってしまえばそれまでですが、一度栽培が上手くできずに悪い状態にしてしまったものを、なかなか回復させる事ができずにいる、と考えた方が良い場合も少なからずあるように思います。

回復させるのが容易ではないもの=育て難いもの。と解釈できなくもないのですが、良い状態を維持できているうちは育てるのが難しいわけではないこと、毎年順調に育っていて育てやすいと思えたものでも上手く育てられない年はあることから、ちょっと違うのかなと私は考えています。

私はこれまでブログやWebサイトに、育て難い、性質が弱い、などと記したことがありましたが、自分自身の栽培技術や栽培方法に原因があったのに、植物(さくらそう)の方に原因があるとすり替えていたような気がして、反省しています。
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今朝の雪

2011-02-15 | その他趣味いろいろ
今朝は昨夜降った雪が残っていました。
庭などの土の上だけではなく、道路(歩道)にも少し積もっていました・・・

でも夕方には家の北側など日当たりの悪い場所以外はすっかり解けていました。


さくらそう(日本桜草)のポットも朝はこんな感じでした。
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雪の夜

2011-02-14 | その他趣味いろいろ
午後降り始めた雨が雪に変わり、積もってきました。
降るのは明け方までのようなので、雨に変わって積もった雪が朝には解けている・・・という訳にはいかないかもしれません。

画像は一時間ほど前に家のベランダから撮ったものです。
柵が邪魔ですが、雪が降っていてこれ以上前に出るとカメラが濡れてしまうので、仕方がありません。
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2011-02-11 | その他趣味いろいろ
今日の昼頃に撮った画像ですが、家の北側に植えてあるツワブキの葉にうっすらと雪が積もりはじめていました。


こちらは違う場所ですが夕方5時頃に撮ったものです。
家の南側なので雪が少ないのですが、それでもいくらか白くなりました。
左側に並んでいる小さな鉢は、さくらそうの鉢です。
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