草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

実生さくらそうの花-4月4日・園芸品種の交配品

2013-04-04 | さくらそうの交配と実生
'浜千鳥'x'玉珊瑚'の交配株の最初の花が咲きました。

花色は裏側の紅色が表側にも少し薄めに出ていて底白になっている、といった感じに見えます。
咲き方は咲き進むにつれて変わる場合もありますが、今日の時点で見れば平咲きかなといった感じです。


これも今日開花した、実生花x'御殿桜'の交配株の花です。
画像の上と下は別の株の花ですが、底(花の中心付近)の白い部分の幅の違い以外はよく似ています。
下に写っている花は昨日咲きかけの状態をアップしたものですが、完全に開いた頃には色が薄くなって薄紅色になりました。

どうもすっきりしない曇ったような色彩で花型も咲き方も単純で大きさも小さく、これと言った見どころの無い花といった感じがします。


こちらは淡い紫色の蕾だったもの。
親の実生花の裏側の色を薄く、表を白にしたような感じですが、花の大きさは一回り小さく花弁の形も整っていない感じに見えます。

既存の園芸品種は多くの実生株の中から選抜されて作出されているだけあって、親よりも良く見える花が咲く確率はかなり低いものと思われますが、まさにそれを実感できた気がする今日咲いた花でした。
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実生サクラソウの花-4月4日

2013-04-04 | さくらそうの交配と実生
昨日の記事に抱え咲きなのか?と書いた実生花は今日はしっかり開いていました。
この花は花弁(花冠裂片)が細めなのが目立ちます。


これも同じ交配(品種名不明の白花x'飯田高原')の株ですが、これまでに咲いた同じ交配の中で最も薄い色の花です。
花弁に透明感があればもっと綺麗だろうと感じました。


これは花弁が反り返ったように咲いていて、それが美しいものかどうかは別としても印象的です。
園芸品種のさくらそうにも咲き始めの頃このように咲いて後に普通の平咲きになるのもあるので、この花の咲き進んだ後の姿はどうなるのか楽しみです。


この株の花は紅色で花弁の幅が広く、重弁といった感じの咲き方です。

以下は品種名不明の白花x濃紅色花の交配株の花の中から、花弁の形に変化が見られたものを選んで撮ってみました。


この二つは花弁の縁にいくらか切れ込みが入っている花です。
かがり弁や切弁の品種は遡れば野生種のこういう個体が元になったのかなと思ったりします。


細い花弁がちょっとねじれたような感じに見える花です。
これは花冠裂片が6つになっていますが、左上に横向きに写っている二番花は標準的な5裂でした。


プランターの様子。
ちょっと見るとどれも同じような花ですが、よく見ると個体差があって楽しいです。
そうは言っても残しておくほど特徴的なものというのは見当らず、それなら毎年種を蒔いて一年草的に育てるのも一興かと思ったりしています。
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