草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

4月に作ったパン

2014-04-30 | パン・お菓子作り
前回、パン作りの記事をアップしたのが先月末だったので、今回も月末に今月焼いたパンの画像をまとめてアップします。


今月一回目に作ったものです。
先月も何度か作ったチーズ入りのもの。
チーズに加えて昨年収穫したバジルの葉を乾燥させてから細かくして保存しておいたものを入れたもの。
2本の棒状の生地を合わせてねじり、指で押して窪みを作って先月作ったイチゴジャムを載せたもの(思い付きで適当に作ったのであまり綺麗ではなく、焼いている途中でイチゴが落ちてしまったものも・・・)。
ロールパンもどき。の4種類でした。


この時は、先月何度か使って生地が今一つ膨らまなかった古いドライイーストを、予めぬるま湯に入れておいてから使ってみましたが、見事に失敗して全く膨らまず手で触るとベタつく生地が出来上がってしまったので、発酵させないで作るチーズスティックを作ることに・・・


甘いものも食べたかったので、同じ生地にメープルシロップを塗って焼いたものも作りました。
相当前に期限切れになっているほど古いからか、冷凍保存したのが悪かったからか、どちらにしてもイーストの発酵力が弱くなっているようなので、これで諦めて使わないことにしました。


ここからは再び新しく購入したドライイーストを使っているので、ふっくらと膨らんでいます(^^ゞ
これはサブマリンという名前のパンで、大きく作って切り分けて食べます。
(画像のサイズでは1個で3人前ほど)

食パンと違って型が不要なのと、そこまで大きくないので短い時間で焼けます(レシピによると170度で20~25分で今回は25分焼きました)。
牛乳とバターを使うので味が濃くなって、値段の高いパンっぽくなるという感じに(*^_^*)
卵白も入るので少し柔らかめになるのかもしれません。

今までに作った小型のパンの生地と比べると、ドライイーストの量が少なく一次発酵の時間が長い(2パーセント・30分:1.5パーセント・40分)という違いがあるのですが、見た目ではちょうど同じくらいに発酵しているようです。


牛乳を水(ぬるま湯)とスキムミルク、バターをショートニングに変え、卵白は入れず、塩を控えめ(1.5パーセントを1パーセントに)にして、同じような形に作ってみました(前回よりも量が多いので細長くなっています)。
今回は焼き時間をレシピの記載値のほぼ中間の23分に。

一個はチーズを入れてみましたが、成形するときに底の閉じ方が甘かったらしく、チーズが出てしまいました・・・
二次発酵後に入れる切れ目を、元の5本から3本、チーズ入りの方は少し深めに1本にしてみましたが、筋と筋の間隔が開くほど大きく裂けるように感じられます。
牛乳とバターを使っていない分だけ、パン自体の味はさっぱりしたものになりました。

材料は、この記事の一番上の画像の小型のパンとほぼ同じですが、今回の方が美味しく感じられました。
小さく切って成形していない分だけ発酵後の生地のダメージが少ない、厚みがある分だけ乾燥しにくい、などいろいろと考えてみましたが、実際はどうなのかはわかりません。


今度は牛乳とぬるま湯+スキムミルク、バターとショートニングを各々半量ずつ使い、卵白ではなく全卵一個分を入れてみました(塩は控えめのまま)。
牛乳+水(ぬるま湯)+卵を合わせて強力粉の70パーセントの量にしましたが、生地がベタつくことも固すぎることもなく、作業しやすい状態になりました。

卵の黄身が入っている分だけ黄色みがかった色になりましたが、我が家では普段から茶色っぽい砂糖を使っていて、もともと少し色がついていたので、極端に色が違うという感じではありません。
白く仕上げたいのならば、白い砂糖と卵白の方が良いと思います。

半々に混ぜた材料自体がそうなのですが、味の方も濃いものとさっぱりしたものの中間的な感じで、何となく中途半端な感じが否めませんでした。

一つはレーズン(強力粉の約15パーセントの量)入りで、切り込みの部分にグラニュー糖をかけて焼いてみました。


今回は水分の多くを牛乳にして、温度調節目的でお湯を15パーセントほど使ってみましたが、この形で最初に作ったときには冷たい牛乳と卵白でも問題無く発酵していたので、気温が高くなってきたので温める必要は無いのかも・・・
今回も一つはチーズ入りです。

やはり、水の代わりに牛乳を使うと味が濃くなってより美味しく感じられる気がします。
濃過ぎるほどではないので、サンドイッチにしても問題無し。


今回はバターは無しで油脂はショートニングだけで作りました。
バターの方が風味とコクがあるはずですが、使う量が少ないからか牛乳と水のときのように私に感じられるほどの味の差は無いような気がします。(私の味覚が鈍感なだけかも(T_T)

同じ形と作り方で材料を少しずつ変えてみると、味や食感の違いがわかりやすく、勉強になった気がします。
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さくらそう展

2014-04-29 | その他趣味いろいろ
今日まで植物園の展示場で催されていた、さくらそう展を見に行ってきました。
今年は行けないかと思っていたのですが、用事のある先へ出かける途中に寄り道をして・・・
最終日としては綺麗な状態の鉢が多く感じられました。
販売されている苗(1~2芽植えで花付き300円、花無し200円)は、私が見た午前中の時点で残り10ポットほどで、一つだけ買ってきました。

上の画像はいくつか展示されていた雪割草鉢に植えられている桜草です。
前にも見た記憶がありますが、おそらく水はけと通気性重視ということなのでしょう。
土の乾燥にさえ気を付ければ、根を良い状態に育てられるのかもしれません。

展示会を見に行くと、初めて見る品種もありますし、各々の鉢の花の様子や草姿などを見れば自分の栽培技術の未熟さがよくわかり、参考になることが多いと感じます。

以下は、私が今回初めて見た品種の画像です。

'雪の雫'


'友の恋歌'


'夢千代'


'桃祭'
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2014年開花の実生花('田島ヶ原中州'x'塩尻')-2

2014-04-28 | さくらそう実生の花
鉢やポットの置き場所が足りなくて植え替えできず、過密状態の野生種の実生('田島ヶ原中州'x'塩尻')の蒔き床プランターですが、今のところ7本の花茎が咲いています。


これは植え替えた鉢で、ちょっと芽が小さく見えたので咲いてくれるかどうかと思っていたのですが、全て花茎が上がっています。

この交配では花弁が細めのものが多く咲いているのですが、画像上側の花は花弁の幅が広くて'塩尻'に似た雰囲気がありますが一回りほど大きいです。
この花のように目がくっきり白いと可愛らしく見えて私は好きです。


4号浅鉢植えで3株が咲いているものです。
どれもよく似た花型ですが、色の濃さには違いが見られます。


野生種を交配した実生の花は園芸品種を交配した場合よりも変化の度合いが小さく、面白みが少ないと思われがちかもしれませんが、遠目には同じように見えても近くでよく見ると違いがあって、個人的には見ていて本当に楽しいです。

少し前にも同じようなことを記しましたが、今年はいろいろあって気忙しい状況で桜草の開花時期を迎えたのですが、例年以上に野生種のようなシンプルな花の美しさを感じていて、少しでも時間のあるときには、この実生の個体ごとの花の違いを見比べて楽しんでいると、癒されるような思いがします。

過密状態のプランターには未開花株が多く残っているので、花後には開花株と植え替えて来年を楽しみに栽培するつもりです。
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さくらそうの花2014年-3・絞り模様の花

2014-04-28 | さくらそうの花
'小桜源氏'の花です。
さくらそう(日本桜草)の絞りの花の模様は固定した性質ではなく、一つ一つの花を見比べるとどれも違っていて、模様が細かいあるいは少ないなど、一目見ただけでは絞りに見えないような花が咲くこともあるのですが、この品種は絞りの模様がよく目立つ花が咲くことが多いように思います。


'大明錦'です。
この品種も派手な模様の花が咲くこともありますが、今年は細かい点が入っている花だけでした。


'七賢人'です。
今のところ一輪だけ、はっきりとした絞り模様の花が咲いています。
この品種は芽が大きい性質があるらしく、他の多くの品種だったら確実に咲くであろうサイズに見えても咲かないことが少なくありません。


'前代未聞'
芽を大きく育てることができず、花数が少ないのですが、絞りの模様は綺麗に出てくれました。


10年くらい前に購入した'戦勝'の名札付きの苗から咲いた花で、'壽絞'ではないかという情報を頂いたものです。
そうだとすれば、あまり見かけない品種のように思うので、名札違いでラッキーだったと言えるかもしれません・・・

確か最初の年は紅色単色の花だったはずですが、2年目あたりから絞り花が咲くようになりました。
絞り花が咲いた株の芽を残して植えたところ、それ以降は必ず絞りの花が咲いています。
我が家ではひどく根腐れさせてしまうことが多いです。


咲き始めたばかりの別のポットの株です。
花が開いてから花弁が伸びるような感じで、咲き進んだ状態とはちょっと違う花のようにも見えます。

紅色単色の'寿'と思しき花(それも札違いで入手)に自然に結実していた種子からの実生にも絞り花が咲きましたが、性質も同様に弱くてなかなか芽が大きくならなくて咲いてくれなくなり、1個体を残して処分してしまいました。
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さくらそうの交配・2014年

2014-04-27 | さくらそうの交配と実生
昨年、採種と播種をし過ぎたために未開花苗が多く残っているので、今年はどうしようかと迷っていたのですが、少しだけ交配することにしました。

方法は昨年までと同様に、小さく切ったティッシュペーパーを細く巻いたものを使い、短柱花の雄しべの葯から採った花粉を長柱花の雌しべの柱頭に付ける、というものです。


短柱花は雌しべが短く、花を正面から見たときに雄しべが手前にあるので、花粉を採りやすいです。(品種は'白蜻蛉')


画像では分かり難いですが、ティッシュに花粉が付くと黄色く見えます。


長柱花は雌しべが長く、雄しべよりも手前の方に出ているので、花を切らなくても容易に花粉をつけることができます。(この花は数年前に苗を入手した、とある野生種が名札違いだった白花)

今回は咲き始めて2日目くらいの花に人工授粉しましたが、より確実に意図した交配の種子を得る必要があるのならば、あらかじめ袋をかけておくとか、開花直前の蕾を切り開いて(サクラソウの場合は花冠を引き抜けば良いのかもしれません)授粉させるなどの方法が考えられます。


目印として、交配した花の花柄(花茎の先で枝分かれして花に繋がっている細い茎)を油性ペンで黒く塗っておきました。
油性ペンのインクでも日が経つと薄くなるのですが、他の花が萎れて摘み取るときまで色が残っていれば良いので、特に問題はありません。

私のところでは今年は数十株しか栽培できそうにないので、2輪だけ交配しました。
野生種同士の交配では1つの実から採れた種子の数が多くなったこともありましたが、今回は野生種と思しき花と園芸品種の交配なので、どうなるでしょうか・・・

(以下、2014年5月1日追記)

2日前に3輪ほど残っていた'越路の雪(田子の浦)'に'玉珊瑚'の花粉を人工授粉してみました。
咲いてから日数が経過した花だったので、うまく受粉してくれるかどうかわかりませんが・・・
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さくらそう実生2013~ジベレリン処理無し・幼苗の移植

2014-04-27 | さくらそうの交配と実生
ジベレリン処理せずに蒔いたさくらそう(日本桜草)の発芽が始まったらしいと今月初めにアップしましたが、古土を再利用した用土に蒔いた上に播種から10ヶ月も経っていることもあって、雑草も大量に発芽していてすぐに埋もれてしまいそうなので、本葉が見えてきたさくらそうの苗をポットに移植することにしました。

結構多くの種子を蒔いた割には雑草の中に混ざって少し発芽している感じに見えるので、春までの間に発芽能力を失ってしまった種子が多かったのか(栽培管理に失敗した?)、あるいはジベレリン処理した場合と違って揃って発芽しないものなのかもしれないと思いました。

とりあえず10.5cmポットに2~3cm間隔で植えていくつもりです。
昨日植えて今日撮影しましたが、既に葉が少し大きくなっているように見えました。
このまま順調に育ってくれると良いのですが・・・

他の実生の未開花苗も残っているので、今後順調に発芽が続いたとしても2ポット分程度で止めておく予定です。
これまでいくつかの組み合わせで交配実生したところでは、10~20株程度でもどんな花が咲きやすいかというおおよその傾向は掴めるように感じられたので・・・

交配親(どちらも'浜千鳥'x'玉珊瑚'の実生)は残してあるので、今年は試しに栽培して、目標に近い花が咲いてくれそうに思える結果が出たら、育苗場所を確保して数を増やして実生すれば良いかと考えています。
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さくらそうの花がら摘み

2014-04-27 | さくらそう栽培記録2012〜2016
我が家でさくらそう(日本桜草)が咲き始めてから3週間あまり経過し、早くから咲き始めた花茎には萎れた花が目立つようになってきたので、昨日、今日はのんびりと花がらを摘みつつデジカメ撮影や実生花の観察をしました。

素手で花がら摘みを始めたところ、指を微かにチクチクと針か何かで刺されるような痛みを感じたので、薄手のゴム手袋を着けて作業を続けました。

これがアレルギーなのかどうかは私は検査を受けたことがないので分かりませんが、数年前から時折同じような感じを覚えるようになったので、用心するに越したことは無いと思っています。
(体調によって変わるものなのか、いつもそう感じるのではなく、素手で触れても何ともないときもあります)

かぶれやすい植物として有名(?)だったプリムラ オブコニカも品種改良が進められた結果、近頃ではかぶれにくい品種が多くなっているようです。
そのことを考えてみると、仮にアレルギー症状だった場合、さくらそうでも品種によって違いがあるのかということに興味がありますが、自分でいろいろな品種を触って実験する気にはなりません(^^ゞ




サクラソウは葉にも花茎にも細かい毛のようなものが生えています。
アレルギーではなく、これが指に触れたことによる痛みだったとしたら良いのですが、トゲのように硬くはなさそうなので、その可能性は低いのかもしれません。
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2014年開花の実生花('蛇の目傘'x'南京小桜')-2

2014-04-26 | さくらそう実生の花
上の画像はまだ少し蕾が残っている状態の'蛇の目傘'x'南京小桜'の交配の実生株ですが、このように'南京小桜'の花弁の幅を少し広く花径も少し大きくした感じの花容の株は前回前々回にも画像をアップしていますが、多く出現しました。


これは'紅児童'という品種に似た雰囲気のある花です(よく見ると目の部分の色などに違いがありますが・・・)。


今年咲いた実生の中で最も小さな花で、花径1cmほどです。
今日はまだ蕾のものも含めて4輪しか無いので、芽が充実すればもう少し大きくなるのかもしれません。
もともと小輪の'南京小桜'を実生するとさらに小さい花が咲く、と何かで読んだような記憶がありますが、その通りでした。

この花のように両親の性質を受け継いだような花容の株も、花色の濃さと花径には差がありますが多く出ていて、既存の品種でも似たような雰囲気の花は結構多いかと思います。

交配親の品種が両方とも受け咲き(上向きに咲く咲き方)だったためか、この実生には受け咲きのものが多く出ました。
しかし、下の画像のように野生種に似た濃い桃色~紅色の桜弁平咲きの花は、横向きに咲くものが多く見られました。
先祖返りしたと言えば良いのか、こうした花は他の交配組み合わせでも出てくるように思います。

サクラソウは花冠裂片が5つに分かれて5枚の花弁のように見える花が標準的だと思われますが、上の画像にもいくつも写っているような6、7、あるいはそれ以上の裂片を持った花も見られます。

このことは芽の栄養状態とも関係がありそうに思えますが、6裂した花の割合が高いもの、逆に十輪以上咲いている花茎でも全て5裂した花だけのもの、といった違いが見られるので、この性質には個体差があるのかもしれないと推測しています。

私は5裂した花が花弁5枚の一重咲きの桜の花に似たところがあり、いかにも桜草という感じがして好きなので、6裂以上の花に多く咲かれると困るのですが、これは好みの問題だと思うので、この性質を重視される方もおられるかもしれません。


これはという花が無いなと思いながら観察していて、細めの花弁が目に止まって残しておくことにした株です。(2013-1A)
瞬間的にコスモスの花が思い浮かびましたが、よく考えてみれば別に似てはいないようにも思います(^_^;)

小型のプランターに10株ほど植えていた中の1株だったので、早速掘り上げて10.5cmポットに移植しました。
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今年入手した品種に・・・

2014-04-26 | さくらそうの花
先日、緑斑についての記事にも画像をアップした'月の都'なのですが、今年4芽入手したうちの1芽は異品種が混入していたものだったらしく、遅れて咲いた株が全く違う花でした。


ちょっと見ると'越路の雪'に似た印象ですが、よく見比べてみると違うような気もします。
とりあえず花が終わる前に抜き取って別に植えておこうと思います。
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2種類の?さくらそう'戦勝'

2014-04-26 | さくらそうの花
'戦勝'の品種名で入手した、さくらそう(日本桜草)です。
右上に写っている方は以前から我が家で栽培しているもので、左下の方は数年前に入手したもののひどく根腐れさせてしまっていて、今年ようやく花を見ることができたものです。


先の画像右上の花のアップです。
これは書籍などに写真が掲載されている'戦勝'と同じものだと思います。
花の中心の目の部分から花弁先端方向に向かって白くぼかした筋状に続く「目流れ」になっています。


花筒は全体的に濃い赤色です。


書籍などの資料によると'戦勝'の花柱形は僅長柱花と記載されていますが、正面から覗いてみても雄しべの葯よりもちょっと手前に雌しべの柱頭があるように見えるので、一致しているようです。


数年前に入手した方の花です。
先の画像の'戦勝'と比べると、花弁の縁の切れ込みが粗いことと、花弁の縁と目の白い部分の面積が広いことが目立った差異です。

画像では色が違って見えますが、開花後の経過日数が同じ頃を比較するとどちらもほぼ同じです。


花筒の下の方(萼に近い方)の色が薄いことも先の画像の'戦勝'との違いです。


正面から見る限り、花柱形はほぼ同じタイプではないかと思います。
アップで見ると白目から続くぼかし状の模様が全体に細かく散っているようにも見えます。

自分の栽培品と同一の品種名の苗を別の機会に入手した場合、花を見て同じものだと思えるまでは分けて栽培しているので、2種類が混ざってしまうことは防げました・・・
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