草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

野生種のサクラソウ・2014年

2014-05-09 | サクラソウ(野生種)
遅咲きの'梅が枝'などいくつかの品種を除いて、我が家のさくらそうの開花時期も終わりましたが、先週撮っておいたいくつかの野生種の画像をアップします。


'新冠'
昨年開花した花茎は全てウイルスによる突起が見られていたのですが、今年はその症状が見られない花茎が1本ありました。


'田島紅'
この名称で花が別のものを見たことがあるので、購入苗が札違いだったのかもしれませんが、栽培される野生種の名称は地名であることから、同地産の別個体が出回っている可能性も否定できず、間違いと言い切ることも難しいと思います・・・

やや濃いめの花色で白い目がよく目立ち、花弁の長さが短めで幅がやや広いので、可愛らしい感じに見えて私は気に入っているものです。


'田島ヶ原中州'という名称の苗を購入したものです。
こちらの花弁は細めで、野生種の中では花径はやや大きめといったところかもしれません。


'浮間(中州)'
私が栽培している野生種の中では最も花径が小さいものです。
花が小さい割に花茎が長く伸びるのと、葉の長さが短く縁が尖っていて角張ったように見えるのが特徴かなと思います。

これも私が気に入っているものですが、何年か続けてひどく根腐れさせてしまい、絶やしてしまうかと覚悟したものの一昨年から回復傾向となり、昨年12月の植え替えの時点では根腐れがほとんど見られない状態になっていました。
この状態を維持できればよいのですが、難しいかもしれません(^^ゞ
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頂き物の野生種の花

2013-04-21 | サクラソウ(野生種)
今回アップする野生種のサクラソウはどれも知人から頂いたもので、私は今年初めて見ることができた花です。
上の画像は'土湯堤平'
'吾妻紅'と呼ばれるものと同じものだとか。


'新冠'
北海道産。


この白花は入手したばかりでよくわからないところもありますが、やや小さめの花が数多く密集した感じに咲いてとても綺麗に見えます。
これは苗の入手時につけられていた名称が違っていたと思われるもの。
と言うのは、前に何度か展示されているのを見かけた同名のものは紅色の花だった記憶があるので、そう考えています。

地名が名前として付けられている野生種の場合、同産地の複数の個体が増殖栽培されている可能性も無くはないので、札違いだと断定することもできませんが・・・
野生種とされるものほとんどがそうだと思いますが、間違いなくその場所に自生していた個体を増殖させたものなのかと言われれば確かめようもなく、名札を信用するしかないとも言えます。

まあ私の場合は、品種改良された園芸品種の花には無い花の姿形を愛でて楽しんでいるだけなので、名称が違っていても困りはしないのですが、コレクター型愛好者(?)には結構大きな問題なのかもしれませんね。
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野生種のような花が好き

2013-04-11 | サクラソウ(野生種)
'野辺山'
濃紅色広桜弁平咲きの花で、丈夫で大きな芽がよく増えるようです。

園芸品種のさくらそう(日本桜草)をいろいろと集めて栽培している私ですが、幼い頃からオオイヌノフグリのような小さい花が好きだからか、最初に見たサクラソウが濃紅色桜弁平咲き小~中輪の花だったからか、野生種のような花型の花が特に好みです。

と言っても、野生種あるいは自生地のサクラソウに深い関心あるいは興味があるという訳でもなく、'春湖'、'蛇の目傘'、'濡燕'、'薄蛇の目'などの野生種に似た花型をした園芸品種も同じように好きなので、野生種のようなすっきりとした花型の可憐な花が好きということなのだろう、と自分では思っています。

前置きが長くなりましたが、何回かに分けて今年我が家で咲いた野生種の花をアップします。
それぞれの名称は苗を入手したときに付いていたものですが、野生種は園芸品種以上に資料、情報が少なく、似通った花も多いため、名前が違っているものがあるかもしれません。


'那須塩原 白花'
昨年購入したもので、我が家では今年初開花です。
ちょっと花弁の縁がギザギザした感じです。
上に写っている花は下の株の花と比べて花弁の形が崩れているように見えて、花弁に小さな突起がポツポツと出ています。
これは園芸品種でもたまに見かける現象なのですが、病気か何かなのかもしれません。


'田島紅'
10年くらい前に園芸店でポット苗を買ったもので、名前からして野生種だと思う小輪花なのですが、その後何度か展示会で見かけた'田島紅'とは花型が違うような気がします。

という訳でこれは名札違いだったのかもしれませんが、何しろ名前が地名+色なので、同名で出回っている全てが同じ個体で無く複数の個体が含まれていても間違いだとは言い切れない、とも考えられます。


'田島ヶ原中州'
紅色細弁の花で、平らに開かず浅抱え咲き、そして受け咲き(花の多くが上向きに咲く咲き方)に見えます。
昨年購入したばかりですが、結構増える感じがしています。

少し小さめの花で、以前購入した'浮間(中州)'も小輪なので、中州には小輪花がよく生えるのかとふと思ったりしましたが、ただどちらも採集された個体が小輪だったという偶然なのでしょう(^_^;)


'塩尻'
紅色か濃い桃色かと表現に迷うような色の小輪ですが、幅の広い花弁が印象的です。
花弁(花冠裂片)の元の方の幅も広めだからか、花弁の長さが短いからか、良く見かける広桜弁とは違った形に見えます。

くっきりと白い目と、花弁の縁の細かいギザギザが目立つと感じました。
これも昨年購入で今年我が家での初開花♪


'旭の間'
品種名が付いていますが、野生種と記載された資料もあるので、ここにアップします。
濃い紅色の花で、色と大きさなどはこの記事の最初にアップした'野辺山'に似ていますが、花弁の形が違います。

サクラソウは花茎の先から細い茎が出てその先端に花が一つずつ咲きますが、この花をパッと見た時にその細い茎が短いというか、花茎に近い位置で咲いているような?という印象を受けました。
単なる私の思いつきの感想に過ぎないので、間違っているかもしれません。
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