ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

自分に都合よく

2021年11月21日 23時49分27秒 | Weblog
友人の誘いで京都方面に遊びに行く。割と近場なはずなのに、殆ど
行く機会がない上に、ここ最近のコロナとか何とかでさらに足が遠のいて
いたが、このように連れ出してくれる存在が居るのはとてもありがたい。
そこで半ばついでのように紅葉も拝んできたので、今年の秋のミッションは
ひとまずこなしたと言えよう。

話は変わり、帰宅したらフィギュアが届いたので、早速開封と設置のための
ケース内の再編成を行う。それにしても、隆盛未だ衰えぬエロフィギュアであるが、
雰囲気が下品なまでにエロに振っているにも拘らず、個人的には肝心とも言える
女体の造型が妙にあっさりしていると言うか、パトスをあまり感じないもの
ばかりなのが気になって仕方がない。
有り体に言うと『とりあえず胸でかくしてあられもないポーズとらせておけば
お前ら(アホみたいに)金落すんだろ?』というような、そんな萎び切った
心が透けて見えるような感じが鼻につく。エロに対して血道をあげた、高校生
くらいの頃の気持ちや情熱はどこへやったのかと聞きたい。
個人的にエロフィギュアの造型に求めるのは、そういう飽くなき女体への情熱
だと思うので、値上がりが未だやまぬこの状況下にあって付加価値をもたらす
要素として、志あるメーカーには追究して欲しいと願ってやまない。

あと、エロフィギュアを見てふと昔アニメで観たこんな言葉がオーバーラップした。
『我、神の名においてこれを鋳造する。汝ら罪なし』
エロフィギュアはいわゆるモロ造形をやっても、なぜかセーフと言う風潮があるが、
きっとこういうことなのだろう。写真など、二次元に置き換えたものはアウトと
いうのも実にそれっぽい。

実際は元々中世ヨーロッパの処刑用の道具に刻まれた語らしく、意味する所は
法の下に行われる断罪は神意の代行であって、人の責ではないという感じだろうから、
己が内からどうしようもなく湧きだす情動に従い、それをもがきながら形にする
こともまた神意の代行と言うのはちょっとアレな気もするが、そこはそれ。
コメント
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