ゑの巣

ここでは管理人個人の日々の妄言、妄想、創作などを世に晒しています。ごゆるりと。

バッドトリップ

2012年07月13日 01時26分16秒 | Weblog
先日も書いた『PUNK』の考察などについて。

作中のある人物の一言『人類は未だ宇宙最初のジョークを理解していない』
この宇宙最初のジョークが何なのか、少し気になったので、考えてみる。

そのあとの流れで、主人公はもろもろ偽りの中に居た事を告げられるので、
何となく答えは『嘘』ではないかと思ったが、何か足りないので、もう少し
踏み込んでみると『真実』ではないかというところに行き着く。
ジョークであるという言葉通り、それっぽく仕立てたならば、『嘘=真実』
とでもなろうか。これならば話の流れ的にも大体つじつまが合う。

嘘や虚偽の闇こそが世界の土台であり、始まりであり、真実や信心は
闇の中で奇跡のように生まれた火花でしかない、そんな幽かなものを
絶対だと信じて疑わない。それが実に滑稽だという話ではなかろうか。

人間の感覚と認識は他者のそれを知り得ない、という話をさらに前に
書いたことがあるが、そんな中でも絶対と言える感覚は無であり、闇で
あろう。光あるところに影有り、ではなく、影があったところを光が
侵食しているのである。つまりは、初めに闇ありきと言えよう。

例えば『陽』という字の意味には“上辺を偽る”という意味もある。

今回は実に青臭い考察であったけど、こんな日があっても…。
コメント
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