自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「生きがい」って?

2013-02-01 21:49:10 | 生き方


新老人の会から「教育医療」という冊子が、会員へ毎月郵送されます。
日野原先生の2月号巻頭言で考えさせられたことを書きます。

以下、巻頭言の抜粋です。

  (前略)医療の究極の目的は、患者の"Quality of Life"を大切にすることです。
  ”QOL"というのは、生活の質、生存の質、あるいは生きる心の姿、生き甲斐
  ということになります。つまり、その人が生き甲斐を持って生きるために
  医療的な援助をするということです。

  神谷美恵子さんが、「生きがいについて」という本を書いておられますが、
  外国語には「生きがい」を表す適切な言葉はないと述べています。

  ”TUNAMI(つなみ)"という日本語がそのまま国際語になっていますが、
  あるいは「生きがい」も日本語のまま通用するようにしたほうがいいのかも
  しれません。

   これからの医療は、患者が生きがいを感じられる生活は何かということを
  チーム医療で具現化することを考えなければならないでしょう。

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これを読んで思ったのは、「はて? 生き甲斐の定義って何だっけ??」です。


昔、精神的に、もの凄く辛いことがあったとき、
「生き甲斐の創造」という本を紹介され、救われた記憶があります。
その内容は、

  人は何かにチャレンジするために、今生の世に飛び込む(誕生する)。
  目標成就のため、Soul Mateと共に綿密なシナリオを用意し、
  色々な場面を創り出して、苦しみを乗り越え、良い人生を目指す。
  終わったらまた、次の目標を設定し、何度でも(魂の浄化を)繰り返す。

ふ~~ん、な~るほど。
そういうことなら、今、どんなに苦しくても、仕方がないんだ……
どうやって乗り越えるのか? そこに集中すれば良いのね、と思いました。


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この考えでいくと、「生き甲斐は、自分で創るもの」です。

それが自分の心の中にあっても、病苦にさいなまれると、何も感じられず、
「生きていても仕方ない」となってしまうのでしょうか……

現在の私の生き甲斐は
「ミュージカル・シナリオを書き、仲間を募り、練習を積んで
 質の高いステージを目指して頑張る」

 そして、それが単なる楽しみ(趣味)に終わらず、
 「社会を明るく、良くするために役立つ」ことですが、

私がもしも不治の病に侵され、死の床にあるとき、
私の生き甲斐は何になるのでしょう??

もしも歌ったり踊ったりできなければ(その気力がなければ)シナリオを書くことだけ?
ま、書くことも、書きっぱなしではなく、
このようにブログに書いたり、教室で喋って、
生徒さんや読者の方と共感したり、質問が来ることが、
そのコミュニケーションが嬉しく、生き甲斐にはなりますが……。

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もう少し軽いとらえ方もあります。
「子供が生き甲斐」「飼い猫が」「歌が」など、
家族やペット、趣味が「生き甲斐」という方は結構多いと思います。

でも、子供は巣立つし、伴侶やペットもいつかは死期を迎えます。
歌やミュージカルは、一つ終われば、次々と課題が生まれ、エンドレスです。

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では日野原先生が言われる「生き甲斐」とは?
私のイメージ的には「生きる喜び」のことかと思われます。
終末期の段階でこれを感じるには何が必要か?

少なくとも体内に抗がん剤の毒などが無くて、「切り裂かれるような痛み」や、
生活や経済上の不安が無ければ一安心。そして、
緩和医療や医療者の笑顔、寄り添ってくれる人たちや平和な環境が……。








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