自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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ボケてもがんでも 死ぬまで我が家   2  暴力と徘徊の原因?

2022-04-26 05:43:12 | 介護


以下、昔は当たり前でかつ、今でも陥り勝ちな失敗例

p.36 アルツハイマー型認知症の祖父は短期記憶が全くダメ。
   あたりまえにできていたことがまともにできない上、
   環境の激変もあって混乱の毎日でした。

   認知症の情報がまったくといってない時代。
   祖母も混乱していました。毎日、朝から祖父は祖母に
   叱られっぱなしでした。着替えがうまくできない、
   トイレは失敗する、言われたことをすぐ忘れる・・・・・

   そのたびに今まで普通にできていたことがなぜできないと
   祖母は嘆き、こんなこともわからないのかと祖父を
   子ども扱いし、大声で怒鳴ることもしばしばでした。

   片や自分でもどうしてこんなことにいなってしまったのか、
   我がことながら訳が分からない祖父は困惑するばかり。
   うまく反論できず、失敗するたびに𠮟責を受け、
   直球で感情をぶつけられれば、腹立ちまぎれに暴力を
   ふるうしかなかったのかもしれません。

   祖父は家にいるのがいやになるのでしょう。黙って一人で
   外出して道に迷い、警察に保護されて無事帰宅するといった
   出来事も一度や二度ではありませんでした。

   祖母も大変でしたが、一番情けない思いをしていたのは
   祖父だったと思います。

   (中略)ボケがどんどんひどくなっていく祖父にどう対処
   すればいいのか正解がまったくわからない祖母も途方に暮れる
   ばかり。なにもわからなくなって暴力と徘徊を繰り返す
   「困った人」との毎日にストレスばかり募らせていたと思います。

この話は著者が高校生の頃(60年近く前?)ですが、
現代日本においても、こんな地獄のような介護世帯が存在するのか?
無いように、と祈るしかありません。幸い、現在は介護保険のお陰で、
少しはマシになっているでしょうが、想像するのは恐ろしいです。
   
認知症に関する真実と、海外の事情などを勉強したいと思います。

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