こうじ神父今週の説教

日曜日の福音メッセージをお届けします。

年間第5主日(マルコ1:29-39)悪霊の居場所は神の国に存在しない

2024-02-04 | Weblog
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こうじ神父
「今週の説教」
2024/2/4(No.1279)
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年間第5主日(マルコ1:29-39)
悪霊の居場所は神の国に存在しない
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既に結果をご存知の方もおられると思います。1月30日の司祭団マラソン大会は穏やかな天気の中、無事に全員ゴールしました。一般参加の方にも盛り上げてもらいました。堂崎教会から神父様は13人、9キロ走りました。浦頭教会からは7人が5キロのウォークで、ともにゴールの福江教会を目指しました。

中田神父は直前ふくらはぎに違和感を感じ、浦頭教会からの5キロウォークに変更して参加しました。全力で歩いた結果奇跡が起きました。なんと主任司祭が全体一位でゴールテープを切ったのです。なぜ歩いたのに走った人より早くゴールするのか?そう思っているでしょう。

理屈はこうです。堂崎からのランのトップは42分でゴールしました。1分間に215m進む計算です。私は全力で歩いて1分間に125m進みました。当然1分ごとに90m距離が詰まってきます。それでも、4キロメートルのハンデがあったので、ランの先頭がゴールしたとき中田神父は追いつかれなかったわけです。

あと1キロコースが長ければ追い付かれていたでしょう。実際には一度も後ろに付かれることなく真っ先にゴールテープを切りました。気持ちよかったです。まぁ、こういうことは二度と無いでしょう。

2月4日(日)ちょっと無理をして二十六聖人殉教記念ミサに参加しようと思っています。たくさんの人の目に留まる場所で、26人は神の国の福音を告げ知らせました。彼らにとって、イエス・キリストが生きるすべてでした。悪霊はこの世への未練を役人を通して持たせようと試みましたが、26人は悪霊にわずかの隙も見せませんでした。

26人の中には少年も老人も含まれていました。彼らはいのちをかけて、自分たちが神の国の住民であると証明したのです。私も、ミサに参加しながら、どこに行ってもどこにいても、イエス・キリストは私のすべてですと信仰を表す覚悟を受け取って帰りたいです。

福音朗読ですが、イエスの働きは生活のあらゆる場所に染み渡っていきました。日中、シモンとアンデレの家にいるシモンのしゅうとめがいやしを受けます。これは個人生活の中で起こったことです。さらに夕方、町中の人が戸口に集まる中、いろいろな病気にかかっている大勢の人たちをいやします。これは人々が集まる公共の生活での出来事です。

翌朝も、イエスは会堂を巡回して宣教し、悪霊を追い出されました。会堂は人々が祈り、律法を学ぶ宗教生活の場所です。こうして、ことばとわざで神の国を告げ知らせるイエスの宣教活動は、個人の生活、公共の生活、宗教上の生活と、あらゆる場所に染み渡っていきました。

一方で、悪霊はあらゆるところから追放されていきます。公共の場所からも、宗教活動の場からもです。イエスの働くところ、どの場所にも悪霊の居場所はなくなります。神の国に、悪霊の居場所はないと、はっきり示そうとするのです。

私たちも、「神の国に、悪霊の居場所はありません」これを今週持ち帰る糧としたいと思います。私たちは病気をいやしたりはできませんが、一人一人、自分に対して、出会う人に対して、社会全体に対して、「神の国に、悪霊の居場所はありません」と言うことはできます。

物語の中で家の戸口に集まった人たちは、野次馬のようにイエスの働きを眺めに来ただけかもしれません。一方でシモンのしゅうとめは病気をいやしていただいたあとに一同をもてなしました。受けるだけでなく、行いで返したのです。

私たちも、ミサに来てみことばと聖体を受けました。受けたものを一週間の中でお返ししましょう。神の国が、個人の生活にも、社会生活にも、宗教生活にも行き渡るように、何か一つイエスの宣教活動のお手伝いをして、悪霊の居場所を作らせないように努力しましょう。

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‥次の説教は‥‥
年間第6主日(マルコ1:40-45)
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ちょっとひとやすみ
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▼二十六聖人が近づくと、45年前中学生だったとき、「朗読劇」を聞かせてもらったのを思い出す。毎年、同じカセットテープを流していたと思うのだが、あのカセットテープは今どこにどうしているのだろうか。
▼二十六聖人の劇は、有名俳優(女優)を使った作品があると思う。これも、いつか手に入れて観てみたい。

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今週の1枚
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第886回目。10年ぶり?15年ぶり?二十六聖人ミサ。近い日曜日に実施している

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† 神に感謝 †
コメント (2)
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