幕末に建てられた真田家の隠居所であるが、大掛かりな修繕が必要となり、数年間は公開することができなかった。
さらに、修理完了直後には庭にまで手が回らず、ちょっと寂しい姿となっていたのだが、たった2-3年で、見違えるような姿になっていた。
奥座敷や寝室には凝った演出がなされているが、自然の力が注がれる庭はそれに負けていない。
奥座敷の前に展開する庭の姿は緊張感に満ちているのだが、今の段階ではごちゃごちゃし過ぎているように思う。
一段後ろに引いた、中の間あたりからの借景の姿の方が生き生きとして、そして今の時代に生きる風景の貴重さを感じさせるように思う。
初夏の里山は、本当に様々な姿を見せると思う。植生により、滑らかなように思いこんでいる山肌の色合いがダイナミックに変化する。
それを、城下町の庭から眺められるというのは、大変な事だと思う。
このお庭、石組の見事な姿が見られる。
史料をよりどころにした復製なのか、もともと存在した石組を修復したのか、その辺りは分からないが、それなりの目利きが関与しないとこうはいかない気がする。
中庭の松も、それらしい姿を見せている。
ここまでの姿にするまでは、いろいろと育てる側の計算もあったのだろう。
さらに、修理完了直後には庭にまで手が回らず、ちょっと寂しい姿となっていたのだが、たった2-3年で、見違えるような姿になっていた。
奥座敷や寝室には凝った演出がなされているが、自然の力が注がれる庭はそれに負けていない。
奥座敷の前に展開する庭の姿は緊張感に満ちているのだが、今の段階ではごちゃごちゃし過ぎているように思う。
一段後ろに引いた、中の間あたりからの借景の姿の方が生き生きとして、そして今の時代に生きる風景の貴重さを感じさせるように思う。
初夏の里山は、本当に様々な姿を見せると思う。植生により、滑らかなように思いこんでいる山肌の色合いがダイナミックに変化する。
それを、城下町の庭から眺められるというのは、大変な事だと思う。
このお庭、石組の見事な姿が見られる。
史料をよりどころにした復製なのか、もともと存在した石組を修復したのか、その辺りは分からないが、それなりの目利きが関与しないとこうはいかない気がする。
中庭の松も、それらしい姿を見せている。
ここまでの姿にするまでは、いろいろと育てる側の計算もあったのだろう。