まいど、日本機関紙出版です。

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ドキュメント「西穂高」登頂――その3

2008年07月30日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 西穂高山荘に着いたものの、周囲はガスで何も見えない。天気がよければ山荘の正面からは眼の前に霞沢岳が見え、西穂高方面には丸山に至るなだらかなハイマツの緑の絨毯が見通せるのだが仕方がない。玄関を入り受付に行き宿泊手続きを済ました。1泊2食付9000円を支払って朝ごはんは弁当にしてもらうように依頼、係りの人が部屋への通路を案内してくれた。大部屋なのでもちろん鍵はない。「今日は人数が多いので布団2枚に3人のスペースです」とおっしゃる。まあまあの込み具合か。とりあえず「焼岳3」という部屋に入り、№5と6の白い番号札の張られた壁板の前に敷かれていた布団に陣取った。番号札はもう一色、黄色いものもある。こっちのほうは間隔が少し狭く張られていて、布団1枚に2人という感じで数えてみると40人ぐらい詰め込めるように振られていた。

 荷物を整理して喫茶・売店コーナー行き1本500円の缶ビールを飲みながら時間を潰す。夕食が5時からで7時には朝ごはんの弁当が渡され、消灯は9時。とにかく山の上のスケジュールは早目早目に進行するのだ。5時までまだたっぷりと時間がある。おまけにガスは全く晴れない。部屋に帰って布団に横になりながら本を読んだり眠ったりして時間を潰した。そのうち隣のスペースにこちらもご夫婦が陣取られたので、挨拶方々、山雑談をする。浜松からこられた方でこの日は西穂高に登ってこられ、次の日はここから焼岳経由で中尾温泉に下りるとのこと。かなりの時間がかかるコースなのだが、われわれよりも高齢のご夫婦、なかなかお元気なのだ。


西穂山荘看板


喫茶・食堂・売店コーナー


にぎわうフロント前


布団2枚に3人のスペース

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8月3日、「慰安婦」問題を考えるシンポジウムへぜひご参加を!!

2008年07月30日 | 行事のご案内&報告

 今週末8月3日(日)、「慰安婦」問題の解決のために私たちに何ができるのだろうか、を考えるシンポジウムを行います。私を含む韓国にある元「慰安婦」の方たちが暮らす「ナヌムの家」を訪れた人たちが「被害者の証言を聞いて終わりでいいのか。『日本の政府は私たちが死ぬのを待っている』という彼女たちの問いかけに私たちは何ができるのだろうか」という思いから、周囲に呼びかけて準備してきました。

 実行委員は誰もが一個人の資格で参加、活動資金はそれぞれの自主的カンパで賄い、労働組合や市民団体などの組織には全く依存していない取り組みです。会場の大阪市住まい情報センターのホールは基本が150人、最大で300人が入れます。どれだけの人が参加してくださるのかまったく読めていません。開けてみなければわからないという状況ですが、多くの人たちと考え合える場にしたいと思っていますので、時間のある方、ぜひ立ち寄ってください。

 当日のプログラムを簡単に紹介します。

 1.神戸女学院大学の石川康宏教授が「学生と学ぶ『慰安婦』問題」と題して、体験的な問題提起を行います。「慰安婦」問題とはいったい何なのか――をわかりやすく説明する入門編に加えて、大学のゼミの取り組みを振り返りながら、私たちに何ができるのかを提起します。
  
 2.韓国「ナヌムの家」で元「慰安婦」の方たちと一緒に暮らしながら彼女たちの世話をしたり、ともに世界を駆け巡りながら証言活動に奔走、また日本軍「慰安婦」歴史館の解説ガイドを務めるなど多忙な生活を送る日本人研究員の村山一兵さんが「ナヌム発、日本人のみなさんへ」といった内容で、ハルモニ(韓国ではおばあちゃんのことをこのように呼びます)たちの生活やご自身の思いをお話されます。20代の日本人男性の若者がなぜ「ナヌムの家」で働いているのか、誰もが抱くこの疑問は私たち自身への問いかけとなって返ってくるでしょう。

 3.甲南大学と神戸女学院大学の学生・OBが「ハルモニに出会って」、「『慰安婦』問題を学んで」といったテーマで、若者たちがなぜこの問題に関わるようになったのかを語りながら、会場のみなさんと一緒に「何ができるか」を考えます。

 4.フロアーからの発言(自由発言)をお願いします。疑問、質問、さらに私はこんなことができるのでは、私はこんなことをしてきた・・・などいろんな意見が共感し合う場になればと願っています。

 5.最後に、呼びかけとして「私たちにできることは何か」ということで、一緒に考え行動できるさまざまな選択肢を提案します。


 会場案内などはこちらをご覧ください。

  
 

 

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