ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

寿限無 @岐阜県岐阜市

2022年12月24日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の西荘にあるうどん・そばの店「寿限無」へ。店は幹線道路から1本入ったところにあるが、店構えは大きく駐車場も沢山。ちょうど昼時に店に入ったがまだ店が開いたばかりのようで先客は居なかったが、1人だったので囲炉裏の形のカウンター席に案内された。壁に貼られた紙を見ると酒も推しているようで”黒龍””神亀”などの文字も見える。この日はバスで移動していたので幸いと給仕女性に「神亀純米清酒」〔ママ〕を”どん燗(ぬる燗)”でお願いする。日曜だったが、酒肴は昼は「おでん」と「どて煮」のみしか出来ないのだそう。しかも、じゃぁと「おでん」をお願いしたら「すいません、おでん今日は出来ません。」と(なんだそりゃ・苦笑)。品書きには「おでんかんざけは江戸時代の流行りですって」なんて記述もあったのに、これだけ煽っておいて…。仕方なしに天ぷらを肴にすることにして「天ざる蕎麦・並」をお願いした。その頃には後客が続々と入って来た。

運ばれた「天ざる蕎麦」の天ぷらの種は、中サイズの海老が2尾、レンコン、ナス、いんげん、さつま芋、えのき、大葉と沢山。カラッと揚がって種の調子もいい。コレって酒肴に「天盛り」があればいいんじゃないのかな(笑)。しかも品書きでは分からなかったが、蕎麦はせいろが2枚ものっている。すごいヴォリューム。酒をちょっとやって軽く蕎麦を手繰るつもりが、途端に”完食出来るか”が命題となってしまった。刻み海苔の振ってある蕎麦は、こういう店でよくあるタイプのもの。つゆは甘め濃いめの古(いにしえ)の東海地方麺類食堂タイプ。練りわさびと刻みネギ、うずらの卵と大根おろしが別に用意されている。軽くしようとしていた身なのでこの2枚はちょっと多い。それでも何とか食べ切って箸を置いた(蕎麦湯の提供は無し)。何種類も酒を置いていたり、天ぷらの盛りが良かったりといい所もある。昼から蕎麦前をやるにはちょっとちぐはぐでアレだが、夜なら色々と楽しめるかも。次も昼なら「寄せ定食」で。(勘定は¥2,380)

 

和食・手打ちうどん・そば処 寿限無

岐阜県岐阜市西荘1-6-2

 

( 岐阜 ぎふ にしじょう じゅげむ 饂飩 蕎麦 蕎麦前 そばまえ 酒 日本酒 せいろ蕎麦 天婦羅 天麩羅 )

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いとう @名古屋市中村区・亀島

2022年12月23日 | 名古屋(中村区・西区)

ある祝日、名鉄「栄生(さこう)駅」を南へ少し行ったところにある麺類食堂に行くも残念ながら休み(←また定休日調べず…)。雨が降って来たので傘をさして歩いて名駅方面に向かう途中で偶然見つけたとんかつの「いとう」で昼食を摂ることに。店は古い建物のテナントにあり、間口は狭い。暖簾をくぐるとカウンター席(実質2人)と小さいテーブル席が3つ。ご高齢の女将さんが1人でやっていらっしゃる。カウンター端にはおでん鍋も置いてあったが休止中の様子。品書きから選んだのは「みそかつ定食」。静かに女将さんの調理が始まった。

テレビのニュースを眺めながら待っていると「みそかつ定食」が運ばれた。味噌だれのかかったとんかつに、千切りキャベツ、ポテサラ、パセリの付け合わせ。これにご飯と味噌汁、漬物の小皿が付く。かつは思ったより分厚く、衣はしっかりめによく揚がっている。味噌だれの具合もちょうど良く、旨い。自分はとんかつに練り辛子をよく使うが、卓上に置いていない店だといつも足りないことが多い。こちらは少なからずの量で嬉しい。味噌だれが甘いのでちょうどいい感じになるんだよなァ。少なめにしてもらったご飯はご飯茶碗に。わかめと豆腐の濃いめの赤出汁も、刻みたくあんと白菜の漬物も、どれもみそかつとご飯にビタッとハマってバランス良く、これぞ「みそかつ定食」っていう感じ。満足。次は「かつ丼」か「カツカレー」にしてみようっと。(勘定は¥800)

この後の記事はこちら (2

 

和風とんかつ いとう

愛知県名古屋市中村区亀島1-9-9-3

 

( 名古屋 なごや かめしま とんかついとう いとう 味噌カツ 味噌かつ 定食 ランチ )

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越前屋 @長野県木曽郡上松町

2022年12月22日 | 長野県

新しい車の慣らしを兼ねて紅葉を愛でに長野県へ。妻も老母も誘ったが予定が合わず、結局1人で向かうことに。天気も良かったので道中の素晴らしい紅葉を眺めつつ国道19号線を北上する(訪問11月)。途中で立ち寄ったのは「壽命そば」の看板を掲げ、創業寛永元年(1624)という400年もの長い歴史のある「越前屋」。何でも”日本で二番目に古いそば屋と言われて”いるのだとか(※)。店は景勝地の「寝覚の床」近くの国道沿い。駐車場に車を停め暖簾をくぐる。もう満席の盛況で、1組出るのを待って土間のテーブル席に案内された。お願いしたのは「盛りそば(2枚)」。貼紙があったので”新そば”になっているようだ。調理は奥の広い調理場で行われている。給仕や手伝いの女性は5人程も居るが、調理は男性が1人でやっているようだ。麺上げは大きな平笊でやっている。

※ちなみに一番古い蕎麦屋と言われているのは京都の「本家尾張屋」で、創業は寛正6(1465)年(ただし蕎麦屋としての開業は元禄15年・1702)

しっかりと時間がかかって「盛りそば」が供された。朱(あか)い塗りの木製のせいろに盛られた蕎麦は、更科とまでは言わないが麺肌が白い蕎麦だ。新そばだからかな。つゆは徳利に入っており、刻みネギと練りわさびが別で付いている。早速手繰っていく。蕎麦は細切りで喉越しの良いもの。勝手にボソッとした”田舎蕎麦”かもと思っていたのでイメージを覆された。つゆは濃いが甘味は少ないもの。甘いと2枚はキツいが、するすると手繰っていける。2枚を食べ終えると蕎麦湯が置かれた。さらっとしたタイプ。いつも刻みネギは蕎麦湯の時だけ使うが、こちらのは粗くて硬く口当たりが悪そうだったので使わず。店の方に品書きに載っていた旧店舗の建物の事を尋ねると、横の坂を上がった所に残っていると教えてくれたので後で伺う事にして勘定してもらった(勘定は¥1,350)

 

 


 

↓ 店の脇の坂を上ると風情ある建物が見えてきた。旧中山道の上松宿に建つ「旧・越前屋」(大正元年・1912・建造)。旅館を営んでいたので2階は客室だろう。店頭の”壽命そば”の看板もそのまま掲げてある。

 

 

 

 

↓ 隣の「たせや」(※「た」は変体仮名・江戸後期建造)も越前屋に劣らず素晴らしい建物。こちらも旅行者相手の立場茶屋(たてばぢゃや)だった建物だそう。

 

 

↓ この2軒を挟んだ細い坂道は紅葉を始めた木々と相まって素晴らしい景色。路面のアスファルトやらはアレだが、駕籠かきや髷を結った人が通っても違和感がなさそう。

 

 


 

 

手打そば 越前屋 (越前屋そば店)

長野県木曽郡上松町大字小川見帰2379

 

( 長野 ながの えちぜんや えちぜん屋 えちぜんやそばてん 寿命そば 壽命そば じゅみょうそば ざるそば 蕎麦 近代建築 中仙道 木曽路 )

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The Best Of The Specials (CD&DVD) / The Specials

2022年12月21日 | DVD

The Best Of The Specials (CD&DVD) / The Special (2008)

あぁ、テリー・ホール(Terry Hall)の訃報が飛び込んできた…。死因は不明だが、近年も活動していたし病に臥せっているという印象も無かったので突然で、茫然。若い頃、少し遅れてパンク、ニュー・ウェーヴの洗礼を受けた自分は当然のように2 Tone(ツートーン)スカも聴くようになり、スペシャルズ(The Specials)のかっこよさに惚れて中古シングルやアルバムを買い求めた。海外に行った時も中古レコード屋を覗き、特にレアではなかったが、程度の良いThe Special A.K.A.名義のオリジナルの「Too Much Too Young」EP(ジャケ下写真)を見付けた時は嬉しかった。遊びに行ったシドニーではツートーンのカヴァー・バンドのライヴなんかにも行ったなァ。

今回紹介する盤はスペシャルズのベスト盤。自分はオリジナル・アルバムはレコードとCDで、編集盤もほとんど持っているはずなので、この盤に収録されている曲も全く必要が無いが、こちらはPVを収録したDVD付きなのがミソ。特にテリーが脱退した後のスペシャルAKA名義の08-16のPVは一部しか観たことが無かったのでそれ目的に購入した。自分が購入したのは日本盤だが、輸入盤はDVDがPAL規格だったと思うので注意。テリー在籍時は”On Video”、それ以降は”On Film”と表題が付けられているが、これ後半はフィルム撮影だったということなのかな。その映像もなかなか出来が良く、買った甲斐があった。

エキサイティングなライヴ映像でもテリーは終止笑み無く、仏頂面。このクールさがまたかっこいいんだ。スペシャルズ後のファン・ボーイ・スリー(Fun Boy Three)やカラーフィールド(The Colourfield)でもあの独特なヴォーカルと、ちょっとエスニックな雰囲気を加えた洒脱なポップ・センスで素晴らしい作品を残した(正直カラーフィールドの頃は熱心に聴かなかったが)。女性ヴォーカルとの相性もイイんだよなァ。5年前の来日公演に参加出来て本当に良かった。合掌。R.I.P.

ネットショップにて購入(¥1,300)

  • Label ‏ : ‎ EMIミュージック・ジャパン
  • ASIN ‏ : ‎ B00164PP2C
  • Disc ‏ : ‎ 2

 

 

   Terry Hall (1959-2022)

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雲水 @岐阜県揖斐郡池田町 (2)

2022年12月21日 | 岐阜県(西濃)

妻とドライブがてら岐阜県池田町の蕎麦屋「雲水」へ。開店してちょうどぐらいの時間に店に着いた。道路を挟んだ駐車場に車を停めて民家そのままの玄関口から店内へ。給仕の女性に2人と告げると奥の調理場手前のテーブル席に案内された。もう他の席は満席のようだ。凄いなァ。後から来た客は断られている人も居る様子。品書きから自分は「すだち・二八」を大盛で、妻は「ざる・十割」をお願いした。調理場とは衝立で仕切られていて通り道なので仕方がないが、年配の給仕女性はちょっと慌て者なのか書き留めたはずの注文を何度も訊き返しに来るし、スリッパで板間をバタバタと小走りするので鬱陶しい。落ち着いて歩いてくれればいいのに。

揚げた蕎麦をポリポリとやって待っていると「すだち」と「ざる」が運ばれた。水面にたっぷりのすだちスライスが盛られていて、見た目から涼しげで旨そう。蕎麦は二八だが、以前食べた十割と印象はそう変わらない。妻のざるをひと啜りもらったが、歯触りも喉越しも大きな差は感じられない。淡い味わいのつゆにすだちの果汁が混ざって旨い。種の無いところを蕎麦と一緒にすするのもいい。啜る時にほんのりと鼻腔に残る香りもいい感じ。思わず鉢に口をつけてつゆをグイッと飲んだ。手繰り終えた後は濃厚な蕎麦湯を味わう。自分は種物にも蕎麦湯を足していただくのが好きだが、こちらは徳利に少しそばつゆも入れてくれるのが嬉しい。妻はこちらが初めてだったが気に入った様子。ただ勘定してもらって店を出ると、もうそこには「予約分にて売り切れ致しました」の文字が(写真下1枚目)。予約をしていなかった自分たちがすっと入れたのはラッキーだったということか。まだ12時にもなっていないのに…。(勘定は¥2,100)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 美濃國の一宮である「南宮大社」へ。毎月1日と15日の月次祭は「花手水」があり手水鉢に花が飾られる。この日は当日ではなかったがまだ花が残っていた。前からやってそうな行事だが、実はまだやり始めてから数年なのだとか。境内の建造物の他、様々な物が重要文化財に指定されている。

 

↓ 南門を出て奥に進むと「南宮稲荷神社」。拝殿手前には朱塗りの鳥居が並ぶ。

 

 


 

 

そば 雲水

岐阜県揖斐郡池田町市橋1634-1

 

( 池田町 いけだちょう うんすい 蕎麦 そば そばきり なんぐうさん なんぐうたいしゃ なんぐういなりじんじゃ おいなりさん 国重要文化財 )

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ジョロフ・キッチン @名古屋市西区・中小田井

2022年12月20日 | 名古屋(中村区・西区)

以前に新聞記事だったか何かで目に留まってブックマークしていたレストラン「ジョロフ・キッチン」へ。店は名鉄・中小田井の駅近くにある。こちら、この地方では珍しいアフリカ料理の店。しかもガンビア(Gambia・ガンビア共和国)という日本人にはあまり馴染みの無い小国の家庭料理だそう(←思わず地図で場所を調べた)。オーナーは何と「在名古屋ガンビア名誉総領事」という女性。留学生だった夫と共に30年前に来日し、あれこれ自国と日本の交流の世話をしているうちに総領事に指名されたのだとか。この店の壁にも総領事館を示すプレートが貼ってあった(写真下)。

店内は簡素ではあるが白を基調とした明るい雰囲気。テーブル席が6つ程並んでいる。壁には民族衣装が掛かっており、テーブルクロスとかがカラフルなのがアフリカっぽい。あちらの方だろう女性が1人でやっていらっしゃった(この方が総領事かどうかは不明、片言のようだから違うかと)。メニューを眺める。ランチとしていけそうな品は6種類ほど。日本語で簡単に素材等は書いてあるが、調理法が書いてある訳ではない。中から適当に選んだのは「Domoda」。”ピーナッツバター、チキン、野菜”と書いてあるだけなのでどんな料理かはよく分からない。”ライスまたはフフ”と書いてあったので何かも分からず「フフ」でお願いした(笑)。小さなキッチンでの調理が始まる。妻には分かったようなフリで「これからガンビアのドモダをフフでいただきます。」とLINEで連絡しておいた。妻からは「?」と返信が(笑)。

最初にまず色とりどりの野菜サラダが供された。そちらをつまんでいるとメインの「ドモダ」が完成。深めの白い平皿に盛られていてオレンジ色のスープがたっぷりと注がれている。その中にグリルしただろうチキンが3切れ。真ん中に鎮座している山がフフなのかな。まずはスープを味わう。ミキサーも使っていたので色々な野菜等を混ぜてスープ状にしてあるようだ。少し粘り気もあるのはオクラとかが入っているのかな。スパイシーな味わいでやや塩気が強めか。フフをスプーンですくってみる。軟らかい餅のような食感。特に強い風味がある訳ではないので、ライス代わりにスープに浸して一緒に口に入れていく。家に帰ってから後で調べたらフフは西アフリカや中部アフリカの伝統的な主食でイモ類を潰して湯で練ったものだそう。なるほど。途中やや単調にはなるものの旨かった。後からブラックのコーヒーも付いていた。苦味を味わって勘定してもらう。次はメニュー先頭の「Benachin(お肉、または魚、トマト、野菜、他)」にしてみようかな(←これもどんな料理かさっぱり・笑)。(勘定は¥1,320)

 

アフリカ料理 ジョロフ・キッチン (Jollof Kitchen)

愛知県名古屋市西区中小田井5-16

 

( 名古屋 なごや なかおたい ジョロフキッチン アフリカ料理 african restaurant Gambia ガンビア共和国 Ms. Bintou Kujabi Jallow Honorary Consulate of The Gambia )

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正月 @愛知県一宮市

2022年12月19日 | 愛知県(尾張)

ある日曜日の昼食、一宮市内に何軒かある大衆食堂の支店にわざわざ車を出すも、暖簾が掛かっているのにも関わらず店の戸が閉まっている。中は暗い。休業日では無いはずなんだけれど…(※夜営業のみらしい)。自分の後から来た客も訝しげな顔で車に戻っていった。別の店を探さなければいけないが、この辺りに土地勘は全く無いし、遅くから出てきたのでもう少しすると中休みの時間になってしまう。そういえば、来る途中の道路に看板が出ていた店があったなと引き返して、お好み焼の店「正月」を訪れた。店は幹線道路に面していないし、細い路地を通って到着しても中の様子が全く分からないので一見にはちょっと敷居が高そう。でも思い切って暖簾をくぐってみた。

店内は沢山の客でほぼ満席の盛況ぶりでビックリ。家族連れの客や瓶ビールを立てている酔客で大賑わい。テーブル席のひとつだけ空いていたので座らせてもらった。4つあるテーブル席には全て鉄板付き。他に小上がり席が4つ程ある。お願いしたのは「焼きそば・いか」。「鉄板で?」と年配の女将さんに訊かれたので、もし自分が調理しないといけないのなら嫌なので「焼いて下さい」とお願いした。「皿ね。」と返事をもらう。奥におでん鍋が見えたので勝手に自分で取りに行く。皿に大根とちくわをのせ、湯に沈めてある壺の味噌だれをかけた。さらっとした味噌で甘味少なめ。大抵どこもしっかり甘い味噌を使うので珍しいかも。女将さんが気付いてチューブの辛子を持って来てくれた。

おでんを食べつつ待っていると「焼きそば」が登場。四角い平皿に盛られていて、野菜はキャベツともやしが使われている。上から青海苔と鰹粉がたっぷりとかけてある。脇には紅生姜。箸で手繰って口に入れるとソースはやや辛口の味付け。麺は軟らかめ。中に入っているいかは紋甲イカかな。身は厚いが軟らかい口当たりでいい感じ。辛めのソースともよく合って旨い。置かれていた黄色いボトルは何かなとひねり出すとゆるく溶かれたマヨネーズといった感じ。市販のマヨネーズなら多分使わなかったが、手作りっぽい感じだったので使ってみた。少しだけなら辛めのソースによく合って旨い。お好み焼、焼きそばの他にも単品の鉄板焼き、どて煮、釜飯、茶漬けといろいろある。他の客のようにあれこれ追加してビールでも飲(や)りたいなァ。(勘定は¥750)

 

お好み焼 正月

愛知県一宮市東加賀野井東川原41

 

( 一宮 いちのみや しょうげつ 正月東加賀野井店 開明店 おこのみやき お好み焼き 焼きそば 焼そば やきそば 鉄板焼 おでん 釜めし 鳥礼祖父江店 )

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The Scene Changes / The Amazing Bud Powell

2022年12月18日 | ジャズ

The Scene Changes / The Amazing Bud Powell (1959)

1959年にブルー・ノートから発売されたバド・パウエル(Bud Powell)のアルバム「The Scene Changes」。冒頭の「Cleopatra's Dream(クレオパトラの夢)」は数多のテレビ番組等のジングルに使われたので知っている方も多いだろう。なんて知っている振りをしているが、自分は彼のアルバムは他に1枚しか持っておらず、件の曲も名曲として確立されているのでコンピレーション盤で聴くことが圧倒的に多かった。このアルバムでのベースはポール・チェンバース(Paul Chambers)、ドラムスはアート・テイラー(Art Taylor)が担当している。

気持ち良く鍵盤を転がるわりにははっきりとしたタッチのピアノが心地良い。でもこのアルバムが録音された時期は麻薬やアルコールのせいで精神疾患を患っており、指の動きを含めて彼のキャリアからいくと”不調期”に当たるのだそうだ。才能っていうのは恐ろしい…。そうやって知ってから聴くと一部は指がもたついているようにも聴こえなくもないが、さすがにそれは自分の先入観のなせるわざだろう。ピアノの向こうに終始うめき声ともつかない声が聞こえるのは彼の特徴で、演奏中に出てしまう声をマイクが拾っているのだとか。

中古店にて購入(¥290)

  • Label ‏ : ‎ Blue Note Records
  • ASIN ‏ : ‎ B000005H5B
  • Disc ‏ : ‎ 1
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かぎや @名古屋市中川区・尾頭橋

2022年12月18日 | 名古屋(熱田区・中川区)

金山駅の西、尾頭橋付近はJRAの施設があるため昼間でも酒が呑める店がちらほら。その施設のすぐ隣にある食堂があるのだが、たまたまなのか、それとも以前から店を閉めているのか、いつもシャッターが降りている。場所的にはお馬さん関係者には絶好の場所なのにな。この日もそちらを覗いてみたがやはりシャッターは降りたまま。そこで遠くないここ「かぎや」に入ってみることに。店の様子からいくとそんなに古くからある店ではなさそう。店に入ると女将さんが1人。もちろんここでもテレビには競馬中継が映し出されている。テーブル席に腰掛け「日本酒」をお願いした。つまみは「ネギマ」を。酒は小皿で受けたコップになみなみと注いでくれる。銘柄までは分からなかったが少し色付いている。

新聞を片手に勉強熱心な他の客を眺めながら(笑)コップの酒をグイッと。串焼きはよくある平べったい形のものが2本。塩胡椒のみで味付けされている。「牛すじ大根」を追加。細かいスジ肉、大根と丸いこんにゃくが入っていて、澄んだつゆで煮込まれている。輪切りの唐辛子が沢山入っていて辛みがしっかり。味付けも良く、旨い。こちら酒肴は多くないが、定食や鉄板焼きなんかもあって色んな使い方が出来そう。次は「焼きそば」か「お好み焼き」でも焼いてもらってビールをやろうかな。(勘定は¥1,200程)

 


 

↓ 店の近くを歩いていて何となく気になったかつて喫茶店だった建物(建築詳細不明)。明かり採りの木枠の窓や両開きの入口扉など、これぞ昭和の喫茶店といった外観。中がどんなだったか見てみたくなった。

 

 


 

 

かぎや

愛知県名古屋市中川区尾頭橋1-1-35 シティコーポ尾頭橋1号館 1F

 

( 尾頭橋 おとうばし 居酒屋 昼飲み 昼呑み 競馬 JRA ウインズ名古屋 喫茶 近代建築 )

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武蔵野本店 @岐阜県岐阜市 (4)(※閉店)

2022年12月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

先日、岐阜市の柳ヶ瀬商店をブラブラと散歩。昼はどこにしようかななんて考えて歩くが、あちらこちらの店舗の様子が変わっているのが目に付く。コロナ禍に物価高が重なって、商売の行く末を案じて店を畳むところも多いようだ。神田町通りにある創業大正3年(1914)の「武蔵野本店」の前を通った時、ふとガラスショーケースの端にひっそりと貼り出された紙に目が留まる。何とこの年末12月31日を以って閉店するとのお知らせが…。最近は厨房に若い方(息子さん?)の姿も見えてヨシヨシと思っていた矢先なのに。お知らせには”昨今の原材料の高騰など”と書かれていた。108年もの歴史がある店なのに。ショック…。

もちろん昼はこちらでいただくことに。暖簾をくぐったのはちょっと遅い時間だったがまだギリギリ大丈夫だった。土間の奥の2人用テーブル席に腰掛け、品書きを眺める。「かき釜飯」が始まっているが、これから釜飯を頼むのは申し訳ない(時間がかかるので)。もう年末までに来られるか分からないので、自分の知る限りもうこちらでしかいただくことが出来ない「だるまセット」を「中華そば」でお願いして「御酒」も”ひや”でつけてもらうことに。まず徳利とグラスの酒が来た。グラスに注いでグイッとやる。しばらくして愛らしい容器の「だるまセット」が登場。普段は店内でスマホは取り出さないが、最後になるかもと写真を撮らせてもらった(写真下)。

 

ダルマの蓋を取ると上の段は弁当に、下の段は汁物の鉢になっている。小皿には揚げ物用のソースが注がれている。そういえばこちらで中華そばを食べるのは初めてかも。本当なら熱い麺を先にやっつけるところだが、酒があるので弁当のおかずをつまみに杯を重ねる。内容はエビフライ、イカフライ、玉子焼き、カマボコ、里芋の煮たの、牛肉の煮たの、シューマイ、酢の物、お浸しと盛り沢山。ごま塩のご飯は少なめに盛ってもらっている。ささっとおかずを肴に酒を飲み干し、中華そばに移行。チャーシューが2枚、メンマ、カマボコ、刻みネギがのっている。すっきりとシンプルな醤油スープでするすると啜れるいい塩梅のもの。しかし下の段でセットになっている中華そばといっても麺量はたっぷりで、啜っても啜っても麺が減っていかない感じ。これしっかりと1人前(以上?)入っているだろう。木製の匙でスープも味わいつつ、お腹いっぱいになって箸を置いた。常連でもない自分が女将さんらに掛ける言葉は無いが、何度も楽しませてもらった歴史ある店。願わくば大晦日までにもう一度ぐらい寄ってみたいなと思っていたが、SNS上に閉店の情報が出回り始めたので混むだろうから無理だろうな…。(勘定は¥1,370)

以前の記事はこちら (1)(2)(3

 

 

 

 

生そば・釜めし 武蔵野本店

岐阜県岐阜市神田町3-12-2

※令和4年12月31日を以って閉店されました

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ むさしの むさしの本店 むさしのほんてん 蕎麦 そば 饂飩 うどん 麺類食堂 大衆食堂 釜めし だるまセット 達磨セット 閉店 廃業 )

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