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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Licked Live In NYC (2CD+DVD) / The Rolling Stones

2022年12月30日 | DVD

Licked Live In NYC (DVD+CD) / The Rolling Stones (2022)

ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の2002年のニューヨークでのライヴを収録したCD2枚組とDVDのセット。ストーンズには優秀なデザイナーは居ないのかっていうくらい酷いアート・ワーク(苦笑)。先日発表された最新作「GRRR Live!」もまた酷いし…、こんなのばっかりでそれだけでも萎えてくる。もう20年も前のライヴになる。当時HBOで生中継されて、後に4枚組DVD「Four Flicks」にも収録された既出有名音源とあって新鮮味も正直全く無い。新作アルバムが発売されたという訳でもなく40周年記念のコンピ盤「Forty Licks」が出て、新曲はそれに収録された「Don't Stop」他全4曲のみという状況。でも個人的にはこのツアーの音源は大好きで、2か月後の武道館と大阪2デイズに参加したこともあって思い入れは強い。

実際、旬を過ぎたロートルのドサ回りかと思われたツアーも(←大ファンなのに酷い言い草)、今思えばバンドは絶好調といってよく、ツアー先で会場のサイズとセット・リストを変えるという当時まだ珍しかった趣向でコアなファンからも好評で、収益含めて全てに渡って上手くいったツアーだったと思う。今回の音源、自分はDVDから落として聴いていたり、出回ったブートレグで聴いたりしたが、久しぶりに聴いてストーンズの大舞台に強いジンクスを再確認(←収録や中継が入ると俄然やる気を出す・笑)。ミック(Mick Jagger・当時59歳)のヴォーカルは相変わらず驚愕だし、キース(Keith Richards)のギターも冴えている。バンドを支える面子も、皆が居るべきところに居るといった感じでまとまりは抜群。この日のゲストはシェリル・クロウ(Sheryl Crow)。ゲスト出演はこれが初めてではないが、アーティストとしては好きなものの、ストーンズとの共演ではキーが合わないのでいつもしっくりこず。ま、ある種お祭りだからいいんだろうけれども。映像は上記4DVDに収録されたものとは結構カット等が違い、ちょっとビックリ。バンドは翌年の春、日本公演を行い武道館公演を実現させる。自分の生涯最高のライヴ体験はこの武道館公演以外にあり得ないので、つい贔屓の引き倒しになるツアーでもある。

amazonにて購入(¥1,896)

  • Label ‏ : ‎ Mercury Studios
  • ASIN ‏ : ‎ B09XBN136K
  • Disc ‏ : ‎ 3
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七笑酒造 @長野県木曽郡木曽町

2022年12月30日 | 長野県

紅葉の長野県木曽ドライブ。木曽福島の街中を散策して立ち寄ったのは「七笑(ななわらい)」のブランドで有名な「七笑酒造株式会社」。創業は明治25年(1892)とのこと。以前から馬籠宿(岐阜県中津川市)の酒屋や、岐阜県各地の酒屋で買って馴染みのある酒。はっきり言って手に入れるのは容易いが、そこは”本店主義”(笑)なのでここまで来て寄らない選択肢は無い。引き戸を開けて中に入るとまだ若そうな主人(?)が迎えてくれた。店内の棚を眺め、購入したのは「七笑・純米酒」。結局いつも呑んでいるやつなのだった。

 

酒造好適米は美山錦、キヌヒカリ。精米歩合(※元の玄米からの重さの割合)は60%だそう。古いタイプの酒にありがちな重さや甘さはあまりなく、ひやでも燗でもいける飲み易い口当たり。日常の食中酒としてとても使い易い酒だ。ある意味現代的。自分の普段呑みの好みは結局この辺りに落ち着くのかな。(勘定は¥1,320/4合瓶)

 

 


 

↓ 店のすぐ隣の「中村屋精肉店」(建築詳細不明)。現役の店かどうかは分からなかったが、なかなか渋い建物(←数年前に閉店されているようです)

↓ 店と同じ通りの並びにある「眞岡薬局」(建築詳細不明)。塗り直してあるので最初は新しい建物かと思ったが、よく見ると窓枠は木製だし波ガラス。きっと古い建物に違いない。こちらも休みだったが店の中も見てみたかったな。

↓ 同じ通りにある「小林商店」(建築詳細不明)。こちらも休みだったが外看板からいくと食料品店だろう。通りからは奥が見えなかったので看板建築かどうかは分からなかったが、後から裏手に回ってビックリ。

 

↓ 通りから見ると普通の2階建ての建物に見えたが、裏手に回ると河川敷に張り出して3階建てにも4階建てにも見えるカオスな建物。こういうのを「崖屋(がけや)造り」と呼ぶのだそうだ。隣とも完全に繋がっているようだが、何でも表の狭い本町通りが自動車社会になって拡幅し、河川敷側に後退したのだとか。もちろん現在の建築基準法には適合していないので、修繕は出来ても建て直しは出来ないのだそう。並びには旅館もあるので一度泊まってみたいなァ。

 

 

↓ 七笑酒造の横や裏手には人がやっと1人通れる幅の細い径が何本も。こういうのを見付けると必ず歩いてみたくなる性分。まるで下呂市金山町の「筋骨」のようだ。

 

 

↓ 旧中山道の福島宿・上の段地区。通りには随分手直しが入っているが古い建物が残っている。後から調べてみると、この一帯は昭和2年(1927)の大火で大半の建物が消失したが、この「上の段地区」だけは大火を免れたのだとか。

 

↓ 福島宿の通りを曲がったところにひっそりと残る「福島宿・高札場」は、青い空に紅葉と銀杏のコントラストが素晴らしかった。

 

 


 

 

七笑酒造株式会社

長野県木曽郡木曽町福島5135

 

( 長野 ながの 木曽福島 きそふくしま ななわらいしゅぞう 酒蔵 日本酒 近代建築 看板建築 木曽福島宿 旧中仙道 きんこつ がけやづくり )

コメント (4)
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