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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

正月 @愛知県一宮市

2022年12月19日 | 愛知県(尾張)

ある日曜日の昼食、一宮市内に何軒かある大衆食堂の支店にわざわざ車を出すも、暖簾が掛かっているのにも関わらず店の戸が閉まっている。中は暗い。休業日では無いはずなんだけれど…(※夜営業のみらしい)。自分の後から来た客も訝しげな顔で車に戻っていった。別の店を探さなければいけないが、この辺りに土地勘は全く無いし、遅くから出てきたのでもう少しすると中休みの時間になってしまう。そういえば、来る途中の道路に看板が出ていた店があったなと引き返して、お好み焼の店「正月」を訪れた。店は幹線道路に面していないし、細い路地を通って到着しても中の様子が全く分からないので一見にはちょっと敷居が高そう。でも思い切って暖簾をくぐってみた。

店内は沢山の客でほぼ満席の盛況ぶりでビックリ。家族連れの客や瓶ビールを立てている酔客で大賑わい。テーブル席のひとつだけ空いていたので座らせてもらった。4つあるテーブル席には全て鉄板付き。他に小上がり席が4つ程ある。お願いしたのは「焼きそば・いか」。「鉄板で?」と年配の女将さんに訊かれたので、もし自分が調理しないといけないのなら嫌なので「焼いて下さい」とお願いした。「皿ね。」と返事をもらう。奥におでん鍋が見えたので勝手に自分で取りに行く。皿に大根とちくわをのせ、湯に沈めてある壺の味噌だれをかけた。さらっとした味噌で甘味少なめ。大抵どこもしっかり甘い味噌を使うので珍しいかも。女将さんが気付いてチューブの辛子を持って来てくれた。

おでんを食べつつ待っていると「焼きそば」が登場。四角い平皿に盛られていて、野菜はキャベツともやしが使われている。上から青海苔と鰹粉がたっぷりとかけてある。脇には紅生姜。箸で手繰って口に入れるとソースはやや辛口の味付け。麺は軟らかめ。中に入っているいかは紋甲イカかな。身は厚いが軟らかい口当たりでいい感じ。辛めのソースともよく合って旨い。置かれていた黄色いボトルは何かなとひねり出すとゆるく溶かれたマヨネーズといった感じ。市販のマヨネーズなら多分使わなかったが、手作りっぽい感じだったので使ってみた。少しだけなら辛めのソースによく合って旨い。お好み焼、焼きそばの他にも単品の鉄板焼き、どて煮、釜飯、茶漬けといろいろある。他の客のようにあれこれ追加してビールでも飲(や)りたいなァ。(勘定は¥750)

 

お好み焼 正月

愛知県一宮市東加賀野井東川原41

 

( 一宮 いちのみや しょうげつ 正月東加賀野井店 開明店 おこのみやき お好み焼き 焼きそば 焼そば やきそば 鉄板焼 おでん 釜めし 鳥礼祖父江店 )


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14 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ぷるやま)
2022-12-19 08:49:35
いつも更新楽しみにしています。
正月は開明に同名の店があり、そちらでは
釜めしも出していたと思います。

ところで、かなり昔で恐縮なんですが、岐阜に詳しいハリーさんに教えていただきたい店があります。
場所は金華山のすぐ西側で、店名は確かかわぐちという焼きそばやお好み焼きの店です。

今から30年程昔に足繁く通いましたが、現在は店自体がなくなっています。

廃業されたのであれば残念ですが、もし移転であれば是非行ってみたいので何かご存知であればよろしくお願いします。

長文で不躾な文章失礼しました。
返信する
Unknown (ハリー)
2022-12-19 11:47:53
ぷるやまさん、こんにちは。

コメントありがとうございます。

>開明に同名の店

そのようですね。私はココに行った後に知りました。行ってぜひ釜めしも食べてみたいですね。

>かわぐち

申し訳ありませんが存じ上げません。30年程前と言うと私もまだ大して食べ歩きなんてしていない
頃ですので引っ掛からなかったのかもしれません。その後も私の知る範囲ではその名前の店に
覚えが無いですが、お好み焼の店というと小さい店も多いですから私が知らなかっただけかも。
返信する
Unknown (pk)
2022-12-19 16:56:08
>かわぐちという焼きそばやお好み焼きの店

岐阜大仏の並びにあった店ですかね?
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Unknown (ハリー)
2022-12-19 17:54:58
pkさん、こんにちは。

お、貴重な情報が! ぷるやまさん、どうでしょう?

自分は知らない(覚えていない?)店です。情報ありがとうございます。
返信する
Unknown (南田神田)
2022-12-19 21:50:11
こんばんは。お世話になっております。
ひょっとしたら、ハリーさんが最初に行く予定だったお店は鳥…でしょうか? 他の支店?は昼営業もあるんですよねぇ。おかしいなぁ。

ところで、表題と関係なくてすみませんが、例の醫院に再訪問しました。「万金膏」のホーロー看板はここに寄贈してもいいと思ってましたが、センセイが忙しくてろくに話ができなかったのでヤメ。裏の垣根から時代劇の武家屋敷の廊下みたいな廃屋まで覗いてきました。男性用トイレは診察室横の廊下に作り付け。昔ながらの仕様ですね。トイレから見える中庭は狭いですが小さなほこららしき物も見えて感激でした。 周囲には裏路地のあちこちに分家らしき鶴丸瓦の家が何軒もあり、まだまだ実地調査が必要なようです。
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Unknown (ハリー)
2022-12-20 06:36:47
南田神田さん、こんにちは。

>鳥…

ご名答! 私もまさか食堂が昼やってないことはないだろうとあまり調べず行ってしまいました。
でも暖簾が掛かったままっていうのは反則ですよねー。

>「万金膏」のホーロー看板

えっ、南田神田さん、持ってらっしゃるんですか? そりゃ貴重ですね。

この邸宅は建物だけ残っているんではなく現役で、しかもストーリーもあるっていうのが凄いですね。
充分研究に値する地域の財産ですね。
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Unknown (南田神田)
2022-12-20 08:57:44
おはようございます。お世話になっています。
ホーロー看板はTwitterに画像を貼っておきました。
縦長で細い看板もあるのですが、それは入手できませんでした。
郷土史の「薄い本」によると、むかし敷地内で大火があったそうなので、多分手つかずの部分もあるのでしょう。
母屋の北側に立派な蔵が四つも並んでいるので、中を見たい衝動があります。
周辺には本家よりも立派な金色の鶴丸瓦の家がありました。分家でしょうけど、横溝正史の世界を期待(コラ!)しちゃいますね
返信する
Unknown (ハリー)
2022-12-20 09:16:02
南田神田さん、こんにちは。

>Twitterに

拝見しました。味のあるいい看板ですね。

>敷地内で大火があった

敷地内で”大火”があるってもうスケールが違うんですが…(苦笑)
その「薄い本」私も読んでみたくなりました。

>本家よりも立派な金色の鶴丸瓦の家

ほほぅ、また周辺を歩いてみたくなりました。いつも情報ありがとうございます。
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Unknown (ぷるやま)
2022-12-21 08:23:28
皆さんありがとうございます。

確かに岐阜大仏の並びにあった店です。
値段も安くてボリュームもあるいい店でした。

かなり昔の話でしたがお店をご存知の方がみえただけでも嬉しくなりました。
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Unknown (pk)
2022-12-21 09:58:04
ぷるやまさん

自分が「かわぐち」に最後に行ったのは、25年ぐらい前ですが、その当時で70代以上の男性店主が一人で営業してましたから、おそらく廃業されたのではないかと思います。
ビニールタイルの床がベトベトで古ぼけて汚い店でしたが、店主の愛想もよく、安くて美味しかったですね。
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