ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Emotion & Commotion / Jeff Beck

2020年08月28日 | クラシック・ロック

Emotion & Commotion / Jeff Beck (2010)

ジェフ・ベック(Jeff Beck)の7年ぶりのオリジナル・アルバム(当時)。日本盤なのでボーナス・トラックが2曲追加されている。もう10年前の作品なんだ。世界的にはなかなかのセールスだったようだ。内容的にはロックでないクラシックな曲のカヴァーが多い。01と07は故ジェフ・バックリー(Jeff Buckley)のカヴァー。2曲もなんて当時相当気に入っていたのだろうか。イメルダ・メイ(Imelda May)、オリヴィア・セイフ(Olivia Safe)、そしてジョス・ストーン(Joss Stone)の3人の女性が参加してヴォーカルを披露している。ベースにはあのタル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)も参加しているので、御大が若い女性を侍らして…という印象も無いではない(笑)。

アルバム全体もロック色は鳴りを潜め、映画音楽のような荘厳な感じでBGMっぽい曲が多い。それがジェフのギターの硬質で外さないトーンにはぴったりとハマっている。これはロック畑オンリーのギタリストにはなかなか出来ないことだろう(似合わないだろうし)。これがすごく好きかと問われると正直答えに困るけれど、このギターの音色に身を任せる時間も嫌いではない。ボーナス・トラックを入れると女性陣は各2曲づつでヴォーカルを担当。ジョス以外は知らないアーティストだが、1枚のアルバムで3人っていうのは逆に印象には残りにくい。全体的に良く言えばバラエティに富んでいる内容、悪く言えばとっ散らかった内容とも言えるので、このアルバムがまあまあ売れたっていうのは不思議といえば不思議。

オークションにて購入(¥300)

  • CD (2010)
  • Disc : 1
  • Format: CD
  • Label : ワーナーミュージック・ジャパン

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