ある祝日の昼に岐阜市桜通の麺類食堂「金光(桜通支店)」へ。表に自転車を停め暖簾をくぐる。まだ口開けの時間だったが先客が2組。すっきりと綺麗に整った店内の一番小さなテーブル席に腰掛けた。目当ての品があった訳ではなかったので、女将さんに時間を貰い品書きをじっくりと眺める。先客が食べているのは気になっていた「焼きそばサラダ」だろうか。大きな平皿に焼きそばと野菜サラダが合い盛りでたっぷり盛られている。「中華そば」「ハムエックス」〔ママ〕「木の葉丼」あたりで迷っていたのだが、ふと思い付きで「天丼」を注文した。
しばらくして盆にのって「天丼」と味噌汁、たくあん、竹輪と揚げの煮物、それに季節物のキンカンが2つ運ばれた。丼の上の天ぷらは、まるで”あの”天ぷらを思わせるような厚着の海老天が2本。ひょっとしてこちらもかつては市内の古い食堂に海老天を一手に卸していた「伊藤天ぷら店」で仕入れていただろうか(未確認)。もしそうだろうとしたらそれに似せて揚げてあるのかも。ふやけた衣はもちろん揚げ置きだろう。これがつゆをたっぷり吸ってご飯の上に覆いかぶさっている。もちろん海老の長さは衣の半分以下だが(笑)、これは岐阜市の古い麺類食堂では当たり前の仕様だった訳だから文句などあろうはずもない。つゆを吸った衣とご飯って旨いなァ。つゆは少し甘めの味付けなので一味を振ったり、間に味噌汁や漬物を挟んだりして掻き込んだ。まっすぐ西に向かった街道沿いにある「鏡島店」がずっと休んでいるのが心配だ(※閉店されました)。(勘定は¥700)
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うどん・そば・洋食・丼物 金光食堂 (金光桜通支店 井口家)
岐阜県岐阜市桜通6-24-2
( 岐阜 ぎふ かねみつ 金光桜通 金光桜通支店 井口家 麺類食堂 大衆食堂 洋食 中華そば ラーメン 丼物 )
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