ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

タネヲマク @岐阜県瑞浪市 (※移転)

2017年09月20日 | 岐阜県(東濃)

最近どんな小さい町にもインド・ネパールを名乗るカレー屋が出現している(インドとネパールじゃ随分違うんじゃないかと思えるが)。ずっと以前は新しい店も何軒か試したが、正直どこも似たり寄ったりで、大きなナンでお腹いっぱいにはなるものの、食後感が重くて敬遠するようになった(ああいうナンが本式なのかどうかも知らない)。その後に”南インド”を名乗るカレー食べてみたら、これがさっぱりとしていて、香辛料の複雑な香りと旨味も性に合って、その後はもう何年も南インド、あるいはそれに類するカレーを提供する店にばかり行くようになった(いわゆる洋食のカレーとは別)。大してお腹は膨れないが、どうかするとあの味が食べたくなり、そんな店があると聞くと行きたくなってしまう(←コレ中毒だろ)。

こちらも訪問先の岐阜県瑞浪市で、全然予定に無かったがつい引き寄せられて入った「タネヲマク」。店は駅からすぐの商店街にあり、店先から手作りっぽくそれらしい雰囲気でいっぱい。内装もナチュラルで民族音楽がかかっており、小物類も販売していて、本棚に「ナウシカ」が揃っている店に共通する(笑)、オッサン1人ではちょっと怯んでしまう造り。後から知ったが地下室があり、ライヴも行われたりするんだとか。女性主人が1人でやっていて、品書きは多くなく、2種のカレーとドリンクぐらいじゃなかったか。自分は「全部盛り」というものを注文。

しばらくしていくつものボウルがのったステンレスプレートが運ばれた。2種のカレーは「ベジカレー」「トマトチキン」。名前がさっぱり覚えられないが、他にサンバル(スープ)、野菜の和えもの、漬物、そしてライスの上にパリパリに焼かれたパパド。主人に「食べ方は大丈夫ですか?」と訊かれたので「大丈夫じゃないです。いつもテキトーに食べてます」と返事すると、それぞれをライスに混ぜながら食べてもいいし、色々なものを混ぜてもいい、パパドは砕いて振りかけても、とのこと(ま、間違ってなかったナ)。グッとくるようなインパクトは無いが、どれもサラリとして食べ易く、どれだけでも入っていくような爽やかさがある。それぞれの味を説明するには語彙に欠けているが、旨かった。こういう店が自分ちの近くに出来ないかな。(勘定は¥1,200)

 

 


 

↓ 銘酒「小左衛門」で有名な創業元禄15年(1702)の「中島醸造株式会社(旧・蘇東銀行本店)」の洋館(昭和初期・建造)。交差点に面した入口といい、非対称な両袖といい、用途不明の出っ張り(写真下右)といい複雑な設計。現在は使用されていないようだが、窓の庇には杉玉が残っていた。

 

↓ 隣の蔵(写真下左)は木造5階建てだとか。壁には定番銘柄「始禄」と書かれている。敷地の反対側へ廻ると酒造の正門(写真下右)がある。

 

酒造の脇に流れる土岐川とコンクリート製の橋「土岐橋」(昭和5年・・建造)。(写真下右) ↓

 

↓ 駅前の「瑞浪病院」のすぐ横に建つ洋館(建築詳細不明・個人宅)。まあ、だいたいこういう建物は院長先生のご自宅なんだけれど(笑)。煉瓦塀といい、門の扉といい、二重窓といい、下見板張りの壁といい、素晴らしい。あまり大きくは見えないが敷地は奥に深い。

 

↓ 「タチ医院(旧・大竹医院)」(昭和9年・1934・建造、改修)。とても綺麗に修復されていて古さはあまり感じられない。中はどんなだろう。昔の写真もみてみたいな。

 

↓ 壁が改修されていて古い建物かどうかは微妙だが、半切妻の屋根や装飾、軒裏の造作や換気口が何となく怪しい(笑)、「タチ医院」すぐそばの「犬飼産業(株)瑞浪営業所」

 

 


 

空想創作インドごはん タネヲマク

岐阜県瑞浪市寺河戸町1139

※2021年に多治見市小路町3へ移転されました

 

( 瑞浪 みずなみ カレー 南インドカレー 南印度カレー 南インド料理 カレーライス 近代建築 酒造 日本酒 こざえもん 小左衛門 小佐衛門 移転 閉店 )


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