ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Groovy Jazz Organ / Various Artists

2017年12月10日 | ジャズ

Groovy Jazz Organ / Various Artists (2014)

ブルーズ、ジャズ、ソウルなどと多分野に亘って廉価盤CDのカタログを揃えている「NOT NOW MUSIC」レーベル。廉価なので内容もそれなりかと思いきや、音も悪くなく、ヴォリュームもあって、ジャケットもまあまあなのでいつくか所有している。今回購入したこちらはオルガン・ジャズに焦点を当てたコンピレーション盤3枚組。その道の第一人者であるジミー・スミス(Jimmy Smith)や、リチャード・”グルーヴ”・ホームズ(Richard "Groove" Holmes)を含む沢山のアーティストの作品が収録されている。しょっちゅう集中して聴くわけではないが、こういうコンピをジャズやソウルなどのジャンルを気にせず気軽に聴き流しているとなかなか気分がいい。

一歩間違えるとスーパーのBGMに成り下がってしまうオルガン・ジャズだし、ジャンルの垣根はあってないようなもので音楽性は近く、テイストも似通っているのでなかなか好みのアーティストは見つけづらいが、こういうコンピで好きな音やタッチを探してみるのもいいかも。自分もこういう音楽を掘り下げるようになったのは、ピーター・バラカン氏の編集したブルーノート音源「ソウル・フィンガーズ」(1990)や、シンコーミュージックから出版されたムック「モッズ・ビート・ディスク・ガイド」(2000)などで取り上げられていたのを読んでから。正直言って、有名どころではあっても実際にひとりのアーティストのオルガン・ジャズ・アルバムを聴き続けていると、好きにも関わらずじきに飽きてくるので、やはりこういうコンピ盤を垂れ流して聴くのが一番楽しい。にしても安いなァ、このシリーズ。

Disc 1

01. All About My Girl - Jimmy McGriff
02. Face to Face - Baby Face Willette
03. The Beast - Milt Buckner
04. De Bug - Freddie Roach
05. Minor Dream - Larry Young
06. Shoo, Shoo Baby - Mel Rhyne
07. Southern Exposure - Fred Jackson
08. Spaceman Twist - Lou Donaldson
09. You Can't Sit Down - Phil Upchurch Combo
10. Neckbones (Feat. Willis Jackson) - Johnny 'Hammond' Smith
11. King Bee - Bill Doggett
12. Green Onions - Booker T. & the MG's

Disc 2

01. Walk on the Wild Side - Jimmy Smith
02. Whap! - Jack McDuff
03. Hootin' 'N Tootin' - Fred Jackson
04. This Here - Richard 'Groove' Holmes
05. I've Got a Woman (Part 1) - Jimmy McGriff
06. Carioca - Ed Lincoln
07. What's the Trouble? - Jackie Davis
08. Hip Twist - Shirley Scott
09. Lullaby of Birdland - Wild Bill Davis
10. Organ Boogie - Phil Upchurch Combo
11. The Champ - Jimmy Smith
12. The 3rd Man Theme - Esquivel

Disc 3

01. The Honeydripper - Jack McDuff
02. It Could Happen to You - Shirley Scott
03. Hit the Road Jack - Lou Bennett Et Son Orchestre
04. Sweatin' - Richard 'Groove' Holmes
05. Summertime - Dave 'Baby' Cortez
06. Rip Tide - Johnny 'Hammond' Smith
07. D.T's - Milt Buckner
08. Nice 'N' Greasy - Lou Donaldson (Feat. 'Big' John Patton)
09. Talkin' About J.C. - Larry Young
10. Ahm Miz - Freddie Roach
11. Deed I Do - Bill Doggett
12. Jumpin' Jupiter - Baby Face Willette

中古店にて購入(¥950)

  • CD (2014/12/19)
  • Disc : 3
  • Format: CD, Compilation, Import, Original recording remastered
  • Label : Not Now Music
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サフラン @岐阜県岐阜市

2017年12月10日 | 岐阜県(岐阜)

創業が昭和43年(1968)と岐阜市内では屈指の歴史を誇るバー「サフラン」へ。もちろん名前はずっと前から聞いた事があったが、実際に入るのは初めて。店は柳ヶ瀬の東の御浪町にあり、煉瓦色のタイルの外壁には店名が4文字付いただけのシンプルさ。防犯のアコーディオン・フェンスもあるので、これがなんとなく入りづらい印象を与えている。勇気を出して入口の扉を開けると、店内には長いカウンターがあり、オーセンティック・バーらしい落ち着いた内装。まだ先客は居なかったので適当に座る。古い店だがバーテンダー(店主)は意外にも若く、フードの調理は別の人がやっているよう。

まずはいつものようにギムレットを注文。ライムの爽やかさと苦味がしっかり味わえて旨い。店主はとても話し易く、思いのほかざっくばらんな雰囲気でかしこまっていないので居心地がいい。他愛もない話をしながら次はモスコミュールをお願いする。定石通り銅のカップで提供された。指に伝わる冷たさが心地よい。そのうちに後客も入ってきた。自分の座ったちょうど目の前に1本だけライトアップされているボトルがあり、ラベルに男性の写真があったので尋ねてみると、今は亡き主人の写真だとか。自分はその方の事はよく知らないが、赤いシャツがトレードマークの誰もが知る名物マスターだったそう(確かにニュースか何かで見た記憶が)。その方が作ったカクテルを呑んでみたかったな。次はその歴史を受け継いでいるだろう現主人の作る「柳ヶ瀬ハイボール」も呑んでみようっと。(勘定は¥2,600程)

この後の記事はこちら

サフラン

岐阜県岐阜市御浪町9

 

( 岐阜 ぎふ 御浪町 SAFFRON バー オーセンティックバー BAR さふらん 今井榮男 いまいしげお 角田考男 カクテル 柳ヶ瀬ハイボール )

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする