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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Shapes Of Things : The Best Of The Yardbirds / The Yardbirds

2017年12月30日 | クラシック・ロック

Shapes Of Things : The Best Of The Yardbirds / The Yardbirds (2010)

「Music Club」という英Demon Musicのレーベルから出ているベスト盤2枚組シリーズのヤードバーズ(The Yardbirds)版。このシリーズはどれも過不足無くまとまった選曲と、まあまあのアートワークで気に入っていて、以前にも色々なアーティストを購入している。ヤードバーズといえば、ギタリストが、クラプトン(Eric Clapton)→ ベック(Jeff Beck)→ ベック+ペイジ(Jimmy Page)→ ペイジ と変遷していて、特に最後期はレッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の前身ともなっている重要なバンド。ストーンズ(The Rolling Stones)の後釜としてクラブの常連バンドとなり、その後はバンドとしてのヒットもあり人気を博したが、生き残った他のビート・バンドと比べてキース・レルフ(keith Relf)のヴォーカルは残念ながら不安定で弱く、その後の扱いも”3大ギタリストを輩出したバンド”に留まっている(3大ギタリストなんて言うのは日本だけらしいが…)。自分がストーンズやらを聴きだした頃にはオリジナル・アルバム(もちろんレコード)も入手困難になっていて、輸入盤で変なベスト盤3LPボックス「Greatest Hits」(写真下)を購入しただけで終わっていた。

初期のクラプトン期は活きのいいブルーズのカヴァー・バンド。そしてベック期にはポップ調の曲でヒットを飛ばし音楽性が変化、ベック+ペイジ期は時代と共にだんだんとサイケデリック色が加わってくる。ペイジが残ると、バンドはハード、実験色が強くなって自然崩壊気味に。ただやはりキャリアを通してキース・レルフのヴォーカルは印象に残りにくいんだよなァ…。ペイジは終焉を迎えつつあったバンドを次へのステップの実験場としたようで、のちにツェッペリンで演奏された曲や奏法を、ヤードバーズで同じスタイルで演っていたりもする。聴いているとやはりその後期の音に興味が湧く(今更だがちょっと買ってみようかな)。当時は今のように何十年も活動するバンドが出るなんて思いもしない時代だっただろうから、バンドが刻々と変化して短命だったのは仕方がない。1曲だけキース・レルフのソロ曲が入っているのは何故なんだろう。 

オークションにて購入(¥950)

  • CD (2010/8/3)
  • Disc : 2
  • Format: CD, Import
  • Label : Music Club Deluxe

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