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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

すしやす @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2016年11月10日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜高島屋のすぐ南、岐阜市街で一番古い鮨屋だという大正6年(1917)創業の「すしやす」へ。以前は柳ヶ瀬に7店舗もあったんだとか。以前店先に昼には値打ちな「寿司定食」があると貼り出してあったのを見ていたので、まずはこれからと昼時に中へ。店の中はカウンターのみ9席。座ると後ろを通るのも辛いくらいの幅。日曜だったがすでに先客が何組もおり、かろうじて席は空いていたものの、後ろは通れず、主人から「1回外に出て横の入り口に回って」と言われ、いったん外へ。めでたく反対側からカウンターの端に座り「寿司定食」を注文。現在3代目という主人は漬け場にひとり。丁寧な物腰の主人はお茶の準備も全部ひとりなので忙しそう。でもそんなそぶりは微塵もみせずに粉茶を湯呑みでだしてくれた。客はひと組は常連のようで、他はやはり高島屋での買い物帰りの奥様方(買物袋で判明)が多かった。

他の客もみな「寿司定食」のようで、まずは巻物から出される。鉄火とかっぱが2つづつ皿の上に。巻物からって珍しいナ。赤身や大葉を挟んだイカ、葱をのせた鯵、白身、茹で海老などが続き、最後はめかぶの軍艦。握りのご飯はさほど大きくなく、バランスも上々。アサリの赤だしもいただいて終了。他の客と店に入ったタイミングが同じだったようで、同じペースで順番に出されたのでたっぷりと1時間もかかってしまったが、なかなか旨い昼飯だった。この辺りは再開発が決まっている場所なので、近い将来はどうなるか分からないが、主人と相対して握ってもらいたいので夜にも来てみたいな。(勘定は¥1,100)

※看板が下ろされているので閉店されたようです(2018年10月現在)

 


 

↓ 食後に訪れた「十六てつめいギャラリー(旧・岐阜貯蓄銀行本店)」(昭和12年・1937・建造)。この日は展示があって開いていたので中へ。そのまま銀行ロケでも出来そうな雰囲気。

 

 

 

 


 

寿司処 すしやす

岐阜県岐阜市神室町2-12-5

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 高島屋 岐阜高島屋 寿司 すし 鮨 握り鮨 再開発 ランチ 近代建築 銀行建築 閉店 )

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岩野屋 @名古屋市北区・清水 (※閉店)

2016年11月09日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

どなたかの(失念)ブログで店先の佇まいの写真を拝見し、絶対に訪れてみたいと思っていた北区清水にある麺類食堂「岩野屋」。創業は昭和21年(1946)頃だとか。清水駅の北を少し入った路地に店がある。店の前の路地では子供が遊んでいて、思った通りグッとくる佇まい。夏の白い暖簾が木戸や格子に映えている。店に入ると土間のテーブル席と小さい小上がり席が2つ。店は老夫婦が賄っており、この日の先客は1名。テーブル席に腰を下ろし額に入って壁に掛けられた品書きを眺める。大きく「天南丼」も書いてあったが、天ぷらの提供を止めたようで、天丼と共に消されている。ご飯の気分だったのだが、初訪の店でたいてい選ぶカツ丼ではなく、珍しく「木の葉丼」を注文。壁に所狭しといくつも貼られたカレンダー(笑)や、調理場を仕切るガラス木戸が何ともいい味を出していた。

しばらくして「木の葉丼」が運ばれる。葱、花麩、縁の朱い名古屋蒲鉾、椎茸、人参、揚げそして鶏肉が少し。上から刻み海苔がかかっている。人参って珍しいナ。椎茸以外は「志乃田丼」との差異があまりない具の内容。その椎茸もあまり大ぶりでないもの。東海地方の麺類食堂では定番の「志乃田丼」と「木の葉丼」。歴史ある店の廃業が多く、提供する店も減少の一途だろうと思うが、店ごとに仕様も大きく違う。それにしても、どの店もたいてい木の葉丼の方が値段がずっと高いのはなぜだろう(こちらも130円もの差がある)。具は甘めの味付けのつゆで煮込まれていて、つゆはたっぷりめ。それぞれの具の味を楽しみながら食べ進む。食べていくうちにご飯がつゆを吸って馴染んでくるのがまた旨い。添えられた漬物(たくあんと胡瓜)を間に挟んで平らげた。(勘定は¥630)

※令和3年7月末を以って閉店されました。

 


 

↓ 店のすぐ近くにある「白龍酒造株式会社倉庫」(昭和20年・1945・建造)。ひっそりとしていて稼働していないようだった。蔦が絡みついた煉瓦積みの建造物は煙突だろうか。

 

 


 

 

岩野屋

愛知県名古屋市北区清水2-20-4

 

( 清水 しみず いわのや 大衆食堂 麺類食堂 そば うどん 中華そば ラーメン しのだ丼 志の田丼 志乃多丼 木葉丼 このは丼 近代建築 登録地域建造物資産 閉店 廃業 )

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かどや @静岡県浜松市

2016年11月08日 | 静岡県

浜松餃子のハシゴなんて馬鹿なことをしているうちに、どんどん日が暮れてきた。知らない土地で車を転がしていて夜になると、自分の所在が途端に分かりづらくなり、あっちへこっちへとロスが大きくなってくる。自分の車に付いているナビは古く5年程前に更新したっきりだし、指示を無視し続けると無口になる(笑)という手のかかる女性(の声)なのでなおさら。次に向かったのは東区天龍川町の「かどや」。お好み焼や焼きそばを扱っている店で、交差点にあるから「かどや」かと思っていたら、以前は違う場所にあった模様。駐車場に車を停め、中へ。店の中は街場の中華料理屋の雰囲気。店員は女性ばかりのよう。カウンターに座って「1人前・小」(8個)を注文した。

夜になったからか子供連れの家族客が多い。それとは別に持ち帰りがかなり多いようで、何人もの客が次から次へと注文した餃子を取りに来ていた。うちにも生餃子を買って帰ろうかと一瞬だけ思ったが、発声する前に餃子が登場。こちらの餃子はほとんど揚げ餃子といった感じ。餃子の半分がカリッと揚がっている。サクッサクで旨い。もやしは添えられていない。タレは他の店と同じく、こちらも主だった特長のないもので、最初から容器に入っており、酢は置いていない。浜松では今のところ、どこも似たようなタレばかり。酢と胡椒だけでも食べてみたいなァ。このサクサクを水でやっつけるのは不可能と悟り、メニューには無かったがノンアルコールビールがあるか訊いてみると、ある、との事で出してもらった。外はしっかりとしているが中はあっさりとした餃子。運ばれていく焼きそばも旨そうだナ…。(勘定は¥700)

かどや

静岡県浜松市東区天龍川町224

 

( 天龍川 天竜川 角屋 浜松餃子 浜松ぎょうざ 浜松ギョーザ はままつ )

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Amazing Journey: The Story of the Who (4DVD Deluxe Edition)

2016年11月07日 | DVD

Amazing Journey: The Story of the Who  (4DVD Deluxe Edition) (2009)

ザ・フー(The Who)のドキュメンタリー作品のデラックス版。4枚組DVDで、本編の他、別のドキュメンタリー、ロンドン・コロシアムでの1969年のライヴ映像、1977年のキルバーンでのライヴ映像が収録された計360分もの豪華版。ずっと買おうと思っていたが、どうせならライヴ映像が付いているデラックス・エディションでと思っていたし、家の中に溢れている色々な音(CD)、映像(DVD)や文字(本)に埋もれてしまっていて、この豪華版に対峙する暇がなかなか無く、先延ばしにしていたら発売から7年も経ってしまっていた。

彼らのドキュメンタリー作品と言えば、個人的には全ロック・ドキュメンタリー作品の中でも最高峰だと思っている「The Kids Are Alright」(1979)があり、最新の技術を以ってしても、果たしてそれを超える作品を見ることが出来るだろうかということも頭を離れなかった。高校生の時にアメリカで、なけなしの金をはたいてVHSテープ(写真下)を購入し、それを擦り切れるほど何度も繰り返し見た(現在はもちろんDVDで容易に手に入る)、自分にとってはザ・フーの全てと言っても過言ではない重要作品。

当時はまだ彼らのディスコグラフィーは今ほど整理されていなくて、CDはアートワークもダサいMCA盤ぐらいしか無かったし(でも音は素直だった)、映像作品なんてほとんど発売されていなかった(はず)ので、そのVHSは貴重だった。ライヴ映像はもちろん、TV出演映像、プロモクリップなどを折り込んだ作品は、日本では不遇だった動くザ・フーをみられるというだけで最高だったが、小気味良い編集で一度見始めたら、いつも最後まで行ってしまうくらいのパワーに満ち溢れていた。果たして30年後の作品はいかに…。

まず本編。監督はマーレイ・ラーナー(Murray Lerner)。どんな人かと思ったらザ・フーも出演したワイト島のライヴ「Message To Love : Isle Of Wight Music Festival 1970」を撮影した人物だった。ワクワクさせるメニュー映像など、さすがに映像ギミックのクオリティーは高い。ところどころに挟まれるインタヴュー映像では、昔はロジャー(Roger Daltrey)の事をケチョンケチョンにこき下ろしていたピート(Pete Townshend)が改心したとみえて(笑)、素直にロジャーに対する尊敬を露わにしているのが驚き。4人のオリジナル・メンバーのうち半分が他界しているが、やはり彼ら4人が作り出した音楽マジックと、その映像は目を惹きつけるものがある。どうしても上記の「The Kids Are~」とダブってしまう映像が出てくるのは仕方のないところか。情報に溢れた現在では完全なる初見映像も少ないので分も悪いか。他のミュージシャン達へのインタヴューは正直要らなかったな。もうひとつのドキュメンタリー映像(これでも1.5時間)は、本編よりも個々のメンバーに的を絞っている。

そして単品でも発売されているライヴ映像。1969年のロンドンは、どういう趣旨で記録されていたものか知らないが、やや暗いものの「Tommy」期のノリに乗った彼らの演奏を楽しめる。白いジャンプスーツ姿で飛び回るのピート、フリンジを振り回すセクシーなロジャー、普通のドラマーの何倍も暴れるキース・ムーン(Keith Moon)、そして画面からは見切れていることが多いものの、リード・ベース(!)とコーラスで大活躍のジョン・エントウィッスル(John Entwhisle)。こんなハードなライヴを毎日か…。若いなァ。1977年のキルバーンでのライヴは元々上記の「The Kids Are~」用に撮影された映像。けれど音に問題があって結局撮り直したかなんかしたはず。キース・ムーンが太って随分と老けて見えるが、結局これが彼の最期のステージとなった。

まだまだ見どころは一杯だが、これだけ長尺だとなかなかまとまって観る時間が取れないのが難点。(遥か昔の)学生の頃に比べたら本当に贅沢な話だ。

・Format : Color, Dolby, DTS Stereo, Widescreen
・Language : 英語
・Subtitle : 日本語
・Region : Region 2
・Size : 1.78:1
・Disc : 4
・Label: ポニーキャニオン

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みのや (2) @愛知県西春日井郡豊山町

2016年11月06日 | 愛知県(尾張)

ある休日の昼過ぎ。大雨で少し寒いくらい。もうランチ時間が終わってしまうという時にまだ昼食に巡り合えておらず、手堅く選んだのは豊山町の人気うどん店「みのや」。遅い時間とはいえ、この日も相変わらずの人気で駐車場はいっぱい。ちょうど1台空いたのでサッと停め、暖簾をくぐった。Tシャツ姿の若い給仕が居て活気のある店内は、煮込み系のうどんを食べている人が多い。気温も低かったのでそちらにもそそられたが、もうシーズン的には最後かなと「ころきし」を注文して「ちくわ天」も追加した。

しばらく待って「ころきし」が登場。すぐに「ちくわ天」も置かれた。麺の上には玉子焼きとわかめ、天かす。葱と生姜は別皿に。さっそく手繰ったこちらのきしめんは、薄いのに張りを失っていない。口の中でブルンブルンと暴れる麺が旨い。いい麺だなァ。冷たいつゆは淡く上品。きしめんではもう少し濃いものでもいいかな。デカい「ちくわ天」はサクサクの仕上がり。塩や醤油、それにきしめんのつゆに漬けていただいた。昔は何とも思わなかった竹輪の天ぷらだが、嫁の好物で、だんだん自分も大好きになってしまった。さあ、そろそろ涼しくなって煮込み本番の季節。今年はどんな煮込みをいただこうか。(勘定は¥790)

以前の記事はこちら

 

みのや

愛知県西春日井郡豊山町豊場流川189

 

( 豊山町 とよやま 豊山 うどん 饂飩 きしめん 煮込み 味噌煮込み みそ煮込み 創作 天ぷら 天婦羅 てんぷら )

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松花堂 @岐阜県岐阜市

2016年11月05日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜市の伊奈波神社の参道沿いにある和菓子屋「松花堂」。こちらは大正5年(1916)創業で、岐阜で上生菓子と言えば必ず名前が出てくるだろう名店。風情ある店の中に入ると店の中には茶室が設えてあり、佇まいも渋く、余計なものが見当たらない。菓子は小さなガラスショーケースに並べてあるもののみで種類は多くなく、潔いと感じるほど。上生菓子以外は扱っていないようだ(訪問時はまだ暑い時期だったのでかき氷もあった)。並べてある少数精鋭の生菓子が、どれもとても綺麗で品がある。所用で時間が無く、慌てていくつかの和菓子を購入して持ち帰った。購入したのは「わらび餅」「葛饅頭」「御池の月」など(名前の記憶違いがあるかも…)。

家に帰ってからシンプルで飾り気の無い包装を解き、菓子を取り出す。「わらび餅」は本蕨を使用しているのだそう。もちっとした皮の中に滑らかなこし餡。鼻腔を抜ける香りがいい。「葛饅頭」は夏らしい涼やかな一品で、プルンとした皮にこし餡。「御池の月」は昭和天皇が岐阜に来られた時に献上されたものだそうで、白くて丸い道明寺の真ん中に月のように鮮やかな黄色い丸が浮かぶ。黒文字で潰すのを躊躇してしまうくらい美しい。どれも品があって旨かった。日曜休みの店なのでなかなか訪問出来ないが、季節毎の味を楽しみたい大人の店だ。もちろん嫁と娘の分も買って帰ったが、「オイシイオイシイ」とパクパク食べてしまって…もう少し有難味を…(苦笑)。(勘定は¥2,200程)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 


 

↑ 中竹屋町にある「旧・布武(fubu)」。明治時代の造り酒屋の建物を利用した和食処だったが、傷みが激しく維持管理が困難で、倒壊の恐れがあるとかで移転済み。

 


 

和菓子司 松花堂

岐阜県岐阜市松屋町1-5

 

( 岐阜 ぎふ しょうかどう 御菓子司 和菓子 上生菓子 生菓子 かき氷 かきごおり 道明寺 蕨餅 わらびもち 近代建築 古民家 古民家再生 )

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赤福本店・朔日餅 (頂き物) @三重県伊勢市

2016年11月04日 | 三重県(老舗)

縁あってほぼ毎月「朔日餅(ついたちもち)」を頂いている。そう、あの伊勢神宮参道にある「赤福」(創業宝永4年・1707)の朔日餅。不祥事やお家騒動が明るみに出てイメージダウンした赤福だけれど、現在はすっかり人気を取り戻している。ご存知の方も多いと思うが「朔日餅」とは毎月1日に赤福本店が売る、その月1日限定の和菓子。前日の午後5時から列整理券が受け付けされ、なんと掛け値なしの朝3時30分から並び、列整理券が配られ、4時45分から発売が開始されるという、ものすごくハードルの高いもの。近隣の駐車場からシャトルバスも出るというから凄まじい。もちろん現地でしか手に入らないので、他所の土地に居ればほぼ不可能なのだが、知り合いが毎月わざわざ律義に持って届けに来て下さるのだ。その知り合いがどのように手にしているのかは詳しく知らないのだが(ご苦労はわざわざ訊かない方がいいだろうナ…)、ありがたや、ありがたや。

今月11月の朔日餅は「ゑびす餅」。風情ある絵柄の伊勢千代紙で作られた包みを開けると、いつもの朔日餅と書かれた箱(写真下左)の中に菓子が並んでいる。今月はめでたい恵比寿様の絵が描かれたポストカードと本物の稲穂(写真下右)が同梱されている。すごい。これ用意するだけでも大変だろうなァ。ゑびす餅は黒糖味と柚子風味の2種類で、それぞれ「打ち出の小槌」と「小判」の焼印が押してある。黒糖味は皮も黒く、柚子味はやや黄色がかった白い皮。商売の神様、恵比寿様とお伊勢さん、それにいつも持って来て下さる某氏に(心の中で)手を合わせてから頂く。もちっとした皮の中に、赤福餅に使われているような滑らかなこし餡が入っている。黒糖の方はしっかりとした風味。柚子の方はほんのり香る程度でわざとらしくなく、どちらもとても美味しい。この味わいの後ろには色々な人のご尽力があると思うと感謝の気持ちなくしては頂けない。また次もよろしく(笑)。←バチ当たり

 

↑ 朔日餅用の箱(左)と、11月の朔日餅に入っていたえびす様のポストカードと稲穂(本物!)(右)。

 

↑ 11月の朔日餅「ゑびす餅」の説明書き(左)と、黒文字(楊枝)の包みの挿絵(右)。

赤福本店

三重県伊勢市朝熊町2015

 

( 伊勢 いせ 伊勢神宮 お伊勢さん 赤福 あかふく 赤福餅 伊勢名物 五十鈴川 ついたち餅 ついたちもち 一日餅 行列 整理券 お家騒動 偽装事件 賞味期限 不祥事 )

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Stephen Stills / Stephen Stills

2016年11月03日 | クラシック・ロック

Stephen Stills / Stephen Stills (1970)

超の付く名曲1「Love The One You're With」から始まる1970年発表のスティーヴン(ステファン)スティルス(Stephen Stills)のファースト・ソロ・アルバム。この曲にクレジットされている面々は、リタ・クーリッジ(Rita Coolidge)、プリシラ・ジョーンズ( Pricilla Jones)、ジョン・セバスチャン( John Sebastian)、バンド仲間のデビッド・クロスビー( David Crosby)グラハム・ナッシュ( Graham Nash)と、豪華な面子。アレサ(Aretha Franklin)の名カヴァー(何と翌年の1971年だ)でも聴けるこの曲、印象的なサビ部分を聴いた事がある人も多いだろう。

その他にも、4「Old Times Good Times」にはジミ・ヘンドリクス(Jimi Hendrix)!、5「Go Back Home」にはエリック・クラプトン(Eric Clapton)!、6「Sit Yourself Down」には、クラウディア・リニア(Claudia Lanier)キャス・エリオット( Cass Elliot)、9「Cherokee」には、ブッカー・T・ジョーンズ(Booker T. Jones)、6と9にはリンゴ・スター(Ringo Starr)と、恐ろしいほど豪華な共演者。ただゲストはいい味を足していても一人目立つことはなく、あくまでも演者が一丸となっているようなまとまりが感じられて違和感が無い。アレサがカヴァーしたことでも分かるように、何となくゴスペルに影響を受けたようなコーラスが多く、当時はベトナム戦争の時代だったので、宗教的なインスピレーションがあったのかもしれない。

最終曲10「We Are Not Helpless」はもちろん盟友ニール・ヤング(Neil Young)が書いて、自分達のグループ、クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills, Nash & Young)にも収録された名曲「Helpless」が下敷きになっているのは間違いないだろう(と思う)。時系列はどうなっていたのか知らないが。グッと落ち着いた中にも味のある曲が堪能出来る40分。

amazonにて購入(¥893)

  • CD (1995/12/25)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Original recording remastered, Import
  • Label : Atlantic / Wea
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シェルパコーヒー (3) @岐阜県岐阜市

2016年11月02日 | 岐阜県(岐阜)

家で飲むコーヒーの豆を仕入れにいつもの「シェルパコーヒー」へ。珍しく店前の駐車場に車が無い。いつも停めづらい駐車だけネックなので、これ幸いとばかりに車を停める。店に入って、いつものように小さい紙コップに2種入れてもらい試飲。試飲したやつだったかは忘れたが、この日購入したのは「グアテマラ」。たぶん初めて買ったかな。以前はフレンチプレスで飲むのが好きだったのでそれ用に挽いてもらっていたが、最近はごく普通にペーパードリップ用に挽いてもらう。昔は夏場に熱いコーヒーを淹れることは少なかったが、ここのような専門店に通うようになって年中飲むようになった。

帰りの車の中に充満する挽いたコーヒーの香りが大好きなのだが、この日挽いてもらった豆はその香りがやや少ない。味はどうだろうかと心配したが、じっくりと淹れてみると、鼻腔を過ぎる時に独特の香ばしい香りがあり安心。口に含むと甘い香りとコクのある、これまた旨いコーヒーだった。ま、普段はこんな風にしっかりと考えることなくガバガバ飲んでばかりいるのだが。(勘定は¥1,230)

別の日には「6番」と番号が付いている豆を購入。これは以前に「ゆうきゅうブレンド」と名前が付いていたこの店のベーシックなブレンドのひとつ。もちろんその豆は以前もよく買っていた。香りと酸味のバランスが良く、クセが強くない飲みやすいコーヒー。この辺りの豆を買うようになってから、その旨さ、香りの良さにハマるようになって、ほとんどスーパーで買わずに専門店で買うようになったので、自分のコーヒー好きの原点のようなブレンドになるのかな。最近店で淹れてもらって飲んでないなァ…。(勘定は¥1,080→ポイントカード使用で¥580)

以前の記事はこちら (1)と(2

この後の記事はこちら (4

 

シェルパ コーヒー (SHERPA COFFEE

岐阜県岐阜市早田1901-6

 

( 岐阜 ぎふ コーヒー 珈琲 専門店 スペシャルティー スペシャルティーコーヒー コーヒー豆 自家焙煎 )

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東亭 @岐阜県岐阜市

2016年11月01日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

ところどころに町屋や蔵造りの建築が残る岐阜市今町あたり。あまり食事をする店は見当たらないが、大衆食堂が1軒残っている。創業は明治の中頃で100年以上続き、現在は4代目という歴史のある「東亭」。ある日の夜、営業時間開始直後に寄ってみた。店前にある駐車場に車を停める。近隣は歴史ある町屋の建物が残る風情ある地域。それでも最近は土地の虫喰いが進んでいて、更地になったところも多い。もうこういう街並みを維持していくのは難しいんだろうなァ。店は2階にあり、階段を登っていく。中はテーブル席が4つに、小上がり席2つ。御年輩の親子(?)でやっているようだ。先客はご老人2人組と中年男性1人。どちらも顔馴染みのようでテレビのニュースを見ながら一杯やりつつ政治談議。地元議員のかなり際どい話なんかもしているところをみると近所の人達のようだ。後から入ってきた女性客も勝手知ったるといった感じで飲み仲間のよう。みんな仲良しだ(笑)。

壁に掛かった白い札の品書きを眺める。古い店なのでもちろん「志の田うどん」や「木の葉丼」もしっかりある。好物のオムライスとも迷ったが結局「カツ丼」を注文した。しばらくして運ばれたカツ丼は玉葱ではなく長葱が使われた個人的に好きなタイプ。カリッと揚がったカツの上から、とじた玉子と、長葱が入ったとろみのある餡がかけられているもの。玉子が餡の中に溶け込んだ、いわゆるあんかけカツ丼とも違い、面白い。とろっとろの餡がたっぷり。だんだんその餡がご飯に絡んで、まるで雑炊のようにかき込める。味付けは少し甘めだが旨かった。岐阜のカツ丼は亜種が多くて楽しいナ。次はオムライスを食べてみようっと。(勘定は¥600)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 

東亭 (東亭食堂)

岐阜県岐阜市今町3-18

 

( 岐阜 ぎふ あずまてい 東亭食堂 お食事処 カツ丼 かつ丼 餡かけかつ丼 あんかけかつ丼 餡かけカツ丼 あんかけカツ丼 亜種 )

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