ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

魚半食堂 (2) @岐阜県岐阜市

2016年10月25日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜城がそびえる金華山の麓にある古い街並みの、更に奥の路地にある「魚半食堂」。以前にワン・アンド・オンリーのカツ丼を食べた店だ。平日のみの営業で、駐車場は1台分しか無いのでなかなか伺う機会がない。この日は昼食を逃して夕方になり、たまたま近くに仕事で来ていたので、夜営業が始まる時間に店の前へ。暖簾は掛かっているが、店の中はまだ準備中といった感じ。女将さんに声を掛けると、どうぞどうぞと電気を点けてくれた。テレビが流れる緩い雰囲気の中、壁の品書きを眺める。品書きは黄色い短冊に新しく書き直されていた。ま、最初からオムライスと決めていたので見る必要は全然無いのだが(笑)。

女将さんが1人で厨房の中。炒めたり、玉子を割ったりする音を聞きながら楽しみにして待つ。手元は見えないが、後からのせた玉子を皿の上できっちりと整えている様子。そしてオムライスが登場。カツ丼でも使用されていた特製ソース(自信は無いがたぶん同じもの)がかかっている。カツ丼の時とは違い、ソースの量は控えめ。洋食ではケチャップを使うことが多いが、このソースはいわゆる一般的なトマトケチャップの味だけではなく、独特の酸味と、鰹っぽい和出汁のような風味を感じる特別製。薄焼き玉子で包まれたオムライスはこんもりと盛り上がった紡錘形。スプーンを入れると酸味のバランスも良く、旨い。甘くて黄色いたくあん2切れと共にあっという間に平らげた。ソースがかなり多くて戸惑ったカツ丼よりも、こちらの方がバランスが良くて好みだナ。(勘定は¥580)

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↑ すぐ近くの米屋町にある料亭「水琴亭」(創業元治元年・1864)。元は伊奈波神社境内にあり、数寄屋造りの建物と庭園は当時の技術と材料の粋を集めて造られ、昭和4年に移築されたものだとか。入ってみたいなァ。

 


 

魚半 (魚半食堂)

岐阜県岐阜市初音町13

 

( 岐阜 ぎふ はつね町 うおはん うおはん食堂 洋食 カツ丼 かつ丼 特製ソース 大衆食堂 麺類食堂 近代建築 すいきん亭 すいきんてい 原三渓 )

コメント (4)
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