ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大口屋 (2) @愛知県江南市

2016年10月29日 | 愛知県(尾張・老舗)

名鉄布袋駅から500mほどの距離にある創業文政元年(1817年)の老舗和菓子屋「大口屋」へ。こちらの名物は麩饅頭だが、何度食べても名前が全然覚えられない。「さんぶきらい?」「あんぶきらい?」。…正解は「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」でした。「ぶ」じゃなくて「ぷ」(ずっと「ぶ」だと思ってました…)。表向きは古いままだが、中はとてもお洒落に、それでいて風情も残して上手く改修されている店内へ。この日は嫁方と自分の両親へ、それぞれちょっとした贈り物を買いにやって来た。店の中でどれにしようか迷ったが、もちろん名物は外せない。そこで麩饅頭と生菓子を6個づつ詰め合わせにしてもらい、箱に入れて包んでもらった。あれこれと注文をつける自分に、親身になって融通を利かせてくれる女性店員さん。老舗の和菓子屋では決してチェーン店のような丸暗記型サービスでなく、こういう気の利いた店が多く、とてもいい気分になって帰れるのもうれしい。ついでに自分の分も麩饅頭を購入。

以前にもいただいた餡麩山喜羅は、塩漬けされた「山帰来(さんきら)」という葉に包まれて、少し張りのある皮は口に入れるともちっとした食感。その中に上品な甘さと、滑らかな舌触りのこし餡。派手さは無いが、シンプルでとても美味しい。でも葉の名前そのままの漢字でもよさそうだが、どうして当て字をしたんだろう? 次も絶対に名前忘れてるな(笑)。親らは喜んでくれただろうか。(勘定は¥4,000程)

以前の記事はこちら

 

大口屋 

愛知県江南市布袋町中67

 

( 江南 こうなん 布袋 ほてい おおぐちや 大口屋布袋本店 大口屋本店 あんぶさんきら ふまんじゅう 麩まんじゅう 麩饅頭 布袋本町通り )

コメント (2)
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