ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best Of Weather Report / Wather Report

2016年10月02日 | ジャズ

The Best Of Weather Report / Wather Report (2002)

どちらもマイルス・デイビス(Miles Davis)のバンドに在籍したウェイン・ショーター(Wayne Shorter, Sax.)と、ジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul, Key)が結成したジャズ・ロック・バンド(と言っていいのか?)、ウェザー・リポート(Wather Report)。その事実しか知らず、全く知識の無いままベスト・アルバムを購入してみた。

最初に流れてきた音楽に聴き覚えがある。彼らの一番の有名曲「Birdland」は、どこで耳にしたかは覚えていないが、たぶんテレビ番組のジングルかなんかじゃなかったかな。おっと、こういうフュージョン曲が続くと最後までもたないゾ…、と身構えるも、さにあらず。収録曲を調べてみると、何故かバンド名を冠したデビュー・アルバム(’71)や、セカンド・アルバム(’72)は無視されているようなので、実質1973年から1980年のベストだが、思ったよりも音楽性に幅があり、年代順に聴いてみると最初と最後では大きく方向を変えているように聴こえる(ちなみに収録曲は年代順ではないので検証は面倒臭い)。

最近また注目されている故・ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の弾くベースが、楽曲にどれくらい影響力を持っていたのかに興味があったんだけれど、彼の参加している1、4、5、7ではかなりエレクトリック・フュージョンの色合いが濃く、ファンキーな要素は思ったよりも少ないので、あまり自分の好みとは合わないかも。彼自身の独創的なプレイ(フレーズ)には時々瞠目するんだけれど。自分はやっぱり彼が参加する前のファンク・ロック色の強い73~76年くらいの作品の方が合っている。

中古店にて購入(¥380)

  • CD (2002/10/23)
  • Disc : 1
  • Format: Original recording remastered
  • Label : ソニーレコード
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