マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ラヴァーズ・キス

2007-11-10 23:22:22 | 映画ーTV
ーラヴァーズ・キスー
2002年 日本 監督=及川中 原作=吉田秋生[漫画家]
平山綾(川奈里伽子)宮崎あおい(川奈依里子)市川実日子(尾崎美樹)石垣佑磨(鷲沢高尾)成宮寛貴(藤井朋章)阿部進之介(緒方篤志)西田尚美(藤井美佐子)天光眞弓(川奈春恵)青山知可子(藤井純子)奥野敦士(尾崎光良)松永英晃(尾崎健一)田岡美也子(尾崎光子)岩手太郎(美樹の祖父)鈴木一功(教師)佐藤恒治(クリニック医師)

【解説】
老舗料亭の長女で高校生の里伽子は重いトラウマを抱えていた。誰にも打ち明けられず、親の前では“良い子”を演じ、夜遊びにふける毎日。妹・依里子はそんな彼女を憎んでいた。依里子は密かに想いを寄せる姉の親友・美樹が姉を好きなことが分かり、ますます嫉妬が募る。一方、大病院の息子・朋章は周囲から色メガネで見られ悪い噂が絶えない。そんな彼に後輩の高尾はいけないと思いつつ恋心を抱いてしまう。そして、高尾の同級生・篤志は高尾に恋していた。この複雑で微妙な関係が、里伽子と朋章の出会いによって崩れていくのだった…。(allcinema ONLINE)

【感想】
これも、日本映画好きから回ってきた1本。
今日は、成宮寛貴君シリーズになってしまったなあ。

 成宮寛貴

オープニングのカメラワークは意欲的でした。
老舗旅館の中庭での園遊会の風景。
カメラの長回しで、登場人物を映し出して行きます。

始めはすごい高校生!
いきなりホテル!とびっくりしましたが、じょじょに高校生らしさを取り戻してきて、最後は純愛でまとまりました。
あー、おばさんはほっとしたよ。

登場人物が多くて、関係も複雑だけど、肩に力が入っていない作り方が、よかったです。

平山綾ちゃんと成宮寛貴君のキスシーン、きれいでした。
いいなあ。

宮崎あおいちゃんと阿部進之介君のコンビも楽しかったです。

下弦の月 ラスト・クォーター

2007-11-10 23:19:44 | 映画ーTV
ー下弦の月 ラスト・クォーターー
2004年 日本 監督=二階健 原作=矢沢あい 栗山千明(望月美月)成宮寛貴(安西知己)HYDE(アダム)黒川智花(白石蛍)落合扶樹(三浦正輝)伊藤歩(上条さやか)さくら(綾)富田靖子 うじきつよし 小日向文世 大森南朋 陣内孝則 緒形拳

【解説】
「NANA」が爆発的売れ行きを誇る人気漫画家、矢沢あいの原作を「Soundtrack」で監督デビューを果たした二階堂健が映画化。原作の持つファンタジックなイメージはそのままに、より幻想的なラブストーリーへと昇華している。謎の男アダムには『MOON CHILD』の出演も記憶に新しいラルク・アン・シエルのボーカリスト、HYDEが登場。劇中でアダムの作った曲として、彼のソロ・アルバム収録曲である「THE CAPE OF STORMS」を提供している。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
女子大生の美月(栗山千明)は恋人の知己(成宮寛貴)の浮気を知り、別離。失意の彼女は不思議な洋館に迷い込む。そこで不思議な魅力のアダム(HYDE)に魅了された彼女は、彼の世界へと吸い寄せられていくが……。(シネマトゥデイ)

【感想】
日本映画好きが貸してくれた録画DVD。
ヒマなときに見ておかないと、「見た?」とか聞かれそうだからね!!

始まりは、だらだらと悪夢の話で、何かのプロモーションビデオかなあと思って見ていました。

途中からは幽閉された美女の霊のを救うお話で、悲劇の一家や異国での悲恋物語を軸に展開して行きます。

アダムにラルク・アン・シエルのHYDEを起用したのは大ヒットですね。
この映画に花を与えていました。

成宮寛貴君のひょうきんな感じと対照的で、メリハリがありました。
少女マンガらしいロマンティックな作品でした。

蟲師

2007-11-10 10:52:26 | 映画ーDVD
ー蟲師ー
2006年 日本 監督=大友克弘 原作=蟲師 オダギリジョー(ギンコ)江角マキコ(ぬい)大森南朋(虹郎)蒼井優(淡幽)りりィ(庄屋夫人)李麗仙(たま)クノ真季子(真火の母)守山玲愛(真火)稲田英幸(ヨキ)沼田爆(-)

【解説】
総計250万部を売り上げた漆原友紀の大人気コミックを、『AKIRA』の大友克洋監督が実写映画化したファンタジー。命の原生体“蟲”と人間をつなぐ“蟲師”の主人公ギンコの放浪の旅を、大友監督独特の“和”の感性をとり入れた斬新なVFX映像の数々で映し出す。ギンコ役のオダギリジョーをはじめ、蒼井優、江角マキコ、大森南朋などが原作イメージそのままの存在感で役を好演。自然との共生をテーマにしたドラマ性と世界観に引き込まれる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
一夜の宿を求めてさまよう蟲師のギンコ(オダギリジョー)は、ようやくたどり着いた庄屋で荷をほどいていると、庄屋夫人(りりィ)が片耳の聴力を失った3人の患者の診療を頼みにきた。そして、患者の耳の穴を覗いたギンコは、そこにカタツムリのような形をした、音を喰う“蟲”が付着しているのを見つけ、駆除に取りかかる。(シネマトゥデイ)

【感想】
友人のお薦めで見るとにしました。
これはマンガが原作で、もともとは長い話だそうです。

私はまったく知りませんでした。

監督も大友克洋、彼のマンガも読んだことがないしアニメも見たことがない。
避けているわけではなくて、ご縁がないという感じです。
実写初監督作品から見ていいのだろうか?

いろいろ不安がありましたが、見終わってみると、原作の世界を知らないことが幸いしてか、大友監督の作った世界に浸ることができました。

日本では昔から「虫の知らせ」「頭に虫がわく」「虫が好かない」などと言う言葉があります。
この作品に出て来る虫も、そういうたぐいの虫だろうということは予告編等からでも想像はついていました。

構成の点からは不満があります。
ヨキ(稲田英幸)とぬい(江角マキコ)のエピソードと、ギンコ(オダギリジョー)が蟲師として行脚して行く様子が、冒頭からしばらく平行して提示されますが、その時が同じだと勘違いしていました。
ぬいのエピソードがギンコの過去を示すものとわかったのはだいぶ後でした。
たしかに、映像の色合いを変えてはありましたが、あそこで語られる「とこやみ」と「ギンコ」の関係が、見終わったあとでもしっくりきません。
もう少し、蟲初心者にもわかりやすく説明して欲しかったです。

あと、淡幽(蒼井優)とギンコが日の当たる丘で「道行きみたい」と話し合うシーン、あれも唐突な感じでした。
後の伏線にもなっていたようだから、もう少し違う場面に入れてもよかったんじゃないかなあ。
きれいなシーンだったから、ちょっと残念に思いました。

ぬいの夫(沼田爆)が、子供の死体みたいなのを家から引っ張りだしていましたが、あれはなんだったのでしょう。
私にはこの夫の役回りが謎でした。

大森南朋(虹郎)、李麗仙(たま)はすごくよかったです。

虹郎とギンコが別れるシーンはほんと、よかった。(どこかで見たようなシーンでしたが)
話を虹郎、ギンコ、淡幽にしぼっても良かったと思います。
それぞれいいキャラクターだったもの。

ということで、蟲師の世界は作れたものの、内容を盛り込み過ぎて散漫になったという感じでした。
どうせ2時間では語れないのだから、続編を作る心意気で、もう少し丁寧に作り込んで欲しかったです。


スターダスト

2007-11-08 10:54:45 | 映画ー劇場鑑賞
ースターダストー
2007年 アメリカ/イギリス マシュー・ヴォーン監督 ニール・ゲイマン 、チャールズ・ヴェス原作 クレア・デインズ(イヴェイン)チャーリー・コックス(トリスタン)シエナ・ミラー(ヴィクトリア)リッキー・ジャーヴェイス(ファーディ)ジェイソン・フレミング(プライマス)ルパート・エヴェレット(セカンダス)ピーター・オトゥール(ストームホールド王)ミシェル・ファイファー(ラミア)ロバート・デ・ニーロ(キャプテン・シェイクスピア)ベン・バーンズ(ダンスタン(青年時代))

【解説】
ニール・ゲイマンのベストセラー・グラフィックノベルを映画化したファンタジー超大作。越えてはならない壁の向こうに落ちた流れ星を探すため、壁の外に広がる魔法の国を旅する青年の冒険を描く。監督は『レイヤー・ケーキ』のマシュー・ヴォーン。主人公の青年を『カサノバ』のチャーリー・コックスが、美女に姿を変えた流れ星を『ロミオとジュリエット』のクレア・デインズが演じる。ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロら豪華俳優陣が演じるユニークなキャラクターが見どころ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
イギリスの外れにあるウォール村の青年トリスタン(チャーリー・コックス)は、村一番の美女ヴィクトリア(シエナ・ミラー)に恋をしていた。ある夜、村にある壁の向こうに落ちた流れ星を目にした彼は、それを愛の証としてヴィクトリアにプレゼントすることを決意。壁の外に広がる魔法の国ストームホールドへと足を踏み入れる。(シネマトゥデイ)

【感想】
前半はちょっともたもたしていて、眠くなりましたが、役者が揃ってくると、さすがに面白く、最後はめでたしめでたしーとっても満足できました。

ミッシェル・ファィファーがそこまでやるかーと思うほど、ボロボロになりながら大奮闘。

デ・ニーロも女装までして盛り上げていました。
船長思いのクルーたちもよかったなあ。

ゴーストになった王子たちも面白かったし、頼りなかったトリスタンが徐々に成長して行く姿が微笑ましかったです。

お姫様役のクレア・デインズが、私にはあまり美しく見えず、おとぎ話のお姫様としては役不足かなあと不満でした。
トリスタンのお母さん役の女優さんももう少しきれいだったらなあ。

映像もきれいで、やはりこういう映画は映画館で見たいものだと思いました。


オリヲン座からの招待状

2007-11-08 10:52:40 | 映画ー劇場鑑賞
ーオリヲン座からの招待状ー
2007年 日本 三枝健起=監督 浅田次郎=原作 宮沢りえ(豊田トヨ)
加瀬亮(仙波留吉)
宇崎竜童(豊田松蔵)
田口トモロヲ(三好祐次(平成))
中原ひとみ(豊田トヨ(平成))
樋口可南子(三好良枝(平成))
原田芳雄(仙波留吉(平成))

【解説】
京都を舞台に激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、老舗の映画館を守り続けた男女の純愛と奇跡を描く感動ドラマ。浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」最終編に所収されている同名小説を、『ジェニファ 涙石の恋』の三枝健起監督が映像化。主演は『たそがれ清兵衛』の宮沢りえと『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。貧乏に耐えながら映画館を守り続け、映画への明かりをともし続けた2人の固いきずなが感動を呼ぶ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
昭和25年の開館以来、オリヲン座の館主を務めてきた豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、その弟子だった留吉(加瀬亮)が志を引き継ぎ、先代の妻トヨ(宮沢りえ)と映画館を守ることになった。映画産業が斜陽になり、周囲の人間に陰口をたたかれながらも、2人は映画を愛し、互いを思いやり続けた。(シネマトゥデイ)

【感想】
浅田次郎は私の泣きのツボを知っているみたいだなあ。
今回も泣かされました。

「ニューシネマパラダイス」へのオマージュも感じたし、「無法松の一生」を骨格に使っていて、あの時代の映画への愛着も感じられました。

どこの街角にもあった映画館。
私の育った町にもあって、友達のおばちゃんに連れて行ってもらったことも思い出しました。
そう言えば、母は封切館へしか行かない人だったなあ。

貧しい時代、人と人とのつながりを大切にした、時代だよなあって涙がこぼれました。

 トヨ(宮沢りえ)と留吉(加瀬亮)

私はあそこに出てくるゆうちゃんやよしこちゃんと同世代かなあ。
「3丁目の夕日」より、私の昭和のイメージだったけれどなあ。
からからと回る映写機の音や、かりかり削る鰹節の音。
げたの音、町にあふれている匂いなんかも想像できて、いい感じだと思いました。

途中、だるく感じるところもあったけど、おおむね良かった。
映画館の閉館で終わるラストシーンは、切なかったです。
原田芳雄さんのあいさつは心に残りました。

トヨさんと留吉さんは結局どうだったの?とも思うけど、まあ、どっちでもいいじゃない。
私は、二人は先代への思いを大切にしながら、夫婦らしく過ごせたんだと思うことにします。

心が通じることが一番。
愛と信条が貫けたら、人生は二重丸でしょう!!

映画バトン

2007-11-06 12:31:28 | Weblog
Prismさんから映画バトンのお誘いをいただきました。
次に回さなくても良い、ということなので、私もやってみることにしました。

●映画バトン
1.生まれて初めて劇場で見た映画は?
2.一番最近劇場で見た映画は?
3.最近DVD(ビデオ)で見た映画は?
4.一番良かった白黒映画は?
5.一番良かったアクション映画は?
6.一番良かったロマンティック映画は?
7.一番良かったアニメ映画は?
8.一番良かったミュージカルは?
9.旅をしたくなる映画は?
10.見るとお腹がすく映画は?
11.泣きたい時に見る映画は?
12.途中で止めた映画は?
13.元気が出る映画は?
14.何回でも見れる映画は?
15.絶対に薦めない映画は?
16.今まで観た映画で一番怖かったのは?
17.人生の勉強になる映画は?
18.好きな映画のジャンルは?

●映画バトン
1.生まれて初めて劇場で見た映画は?
たぶん、ディズニー映画。
  「バンビ」か「白雪姫」かはっきりしないけど。
(母に聞いてもはっきりしませんでした。昔々のことですからね)

2.一番最近劇場で見た映画は?
「グッド・シェパード」

3.最近DVD(ビデオ)で見た映画は?
「どろろ」

4.一番良かった白黒映画は?
 「七人の侍」
白黒って言ったらこうなるなあ。

5.一番良かったアクション映画は?
「ダイハード」 
ブルース・ウィリスの「こちらブルームーン探偵社」というTV番組が大好きだったのです。
その彼がアクションスターになるなんて!
「ダイハード4.0」も見ましたが、ブルースはもはやジョン・マクレーンその人ですね。

6.一番良かったロマンティック映画は?
   
「ビフォーサンライズ」「ビフォーサンセット」「恋人たちの予感」「ラブアクチュアリー」
どれにしよう。

7.一番良かったアニメ映画は?
 「風の谷のナウシカ」

8.一番良かったミュージカルは?
「サウンド・オブ・ミュージック」 
生まれて初めて買ったサウンドトラックもこれです。

9.旅をしたくなる映画は?
「トランスアメリカ」 
 「旅するジーンズと16歳の夏」

10.見るとお腹がすく映画は?
 「たんぽぽ」
ぜったいにラーメンが食べたくなる!!

11.泣きたい時に見る映画は?
 「ローズ」
 「E.T」

12.途中で止めた映画は?
 「CUBE」
でも、これ夫のお気に入りなんです。

13.元気が出る映画は?
 「となりのトトロ」
最近では「リトル・ミス・サンシャイン」 

14.何回でも見れる映画は?
 「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」
ジョニー・デッフの作品は、もちろん何度でも見ているし、何度見ても素敵だけど、その中でもベストと言えば、これ!!
私のハートを盗んでいった、ジャック・スパロウ初見参です。

15.絶対に薦めない映画は?
オカルト、ホラー、でも、このごろは話題作は見るのですけど。
「ソウ」シリーズは食わず嫌いです。誰にもお薦めしません。

16.今まで観た映画で一番怖かったのは?
 「暗くなるまで待って」
映画館で「きゃあ」と声が出ました。

17.人生の勉強になる映画は?
 「今宵、フィッツジェラルド劇場で」
でも、映画で勉強って変だなあ。
なんでも勉強だし、勉強なんてしたくないし。

18.好きな映画のジャンルは?
このごろ、好きな映画にジャンルはないなあ、と思えてきました。
スタッフの心意気が感じられる映画が好きです。
ひかれるのは、映画を愛する心、情熱です、なんちゃって。

Prismさん、ありがとうございました。
興味のある方は、やってみてくださいね。

でもここに上げただけでは、まだまだ満足できません。
思いつくままにあげておこう。
「エデンの東」「卒業」「真夜中のカウボーイ」「明日に向かって撃て」「ボニーとクライド」「スティング」「コヨーテアグリー」「アバウトアボーイ」「バッファロー66」「キルビル1・2」「カーズ」。
今年は「ヘアスプレー」と「パンズラビリンス」。
まだまだあるけど、今日はこのへんで、おひらき。
しかし、ばらばらやなあ…

緊急事態

2007-11-06 10:33:59 | 映画ーDVD
これはビデオです。
マシュー・ブロデリック主演
くらいしかわからない作品。
日本ではビデオのみ。
マニアな友達が見せてくれました。
(タイトルの画像も彼女の提供です)

小学校の授業中。
ひとりの女子生徒がこの夏に起こった市長殺人事件をみんなにお話しするという。

少女はお母さんの再婚相手が市長(ジェフリー・ジョーンズ)で、そのまま父が重大な秘密を持っていると知り、兄に来てくれるように頼みます。

兄(マシュー・ブロデリック)はばりばりのディーラーで大きな仕事を抱えていましたが、妹のたっての願いと車を走らせて現地に向かいました。

その途中、女の強盗に襲われ車どころか身ぐるみまではがされてすっぽんぽんで放り出されてしまいました。

そこに通りかかったアル中兄弟(弟はジョン・C・ライリー)。
兄は二人に助けられ、かかしの服を来てようやく妹の元にたどり着きました。

市長には双子の兄弟がいて、彼の殺人のぬれぎぬを着て服役していたのが、出所して脅かされていたのです。

女性の強盗も加わって繰り広げられるどたばたコメディー。
ばかばかしいけど、テンポも良くて面白かった。

なぜ、日本ではフィルモグラフィーにさえ入っていないのかしら?

コンサート「3 Great American Voices」~キャロル・キングを聞いてきました。

2007-11-06 10:12:21 | 舞台
<@ぴあのニュースより>
「3 Great American Voices」と題して開催される同イベントは、アメリカでも実現したことがないというプレミアム・イベントで、3組による夢のような競演だけにとどまらない。約40年のキャリアを持つ女性シンガーソングライターの第一人者、キャロル・キングは、1990年の初来日公演以来、日本は17年ぶり2度目。そして、日本でも大人気のグループ、ブラック・アイド・ピーズの紅一点、ファーギーは、ソロとしてライブパフォーマンスを行うのはこれが世界で初めてとなる。また、メアリー・J.ブライジは、今年グラミー賞3部門を受賞し、ヒップ・ホップ・ソウルの女王と称されている。これは全世界が注目するイベントと言っても過言はないだろう。

【感想】
キャロル・キング(写真=真ん中)が1990年に初来日していたのも知りませんでした。
しかも2度目なんですって。
それは貴重じゃありませんか?

大阪城ホールのアリーナと言えば、いやな思い出があります。
エリック・クラプトンとジョージ・ハリスンが公演した時、真ん中前よりのわりといい席で喜んでいたら、ジョージが登場するや否や、わーっと人が立ち上がり、私みたいなチビはまったく前が見えず、結局ジョージのお顔を見ることなく帰ったという苦い思い出。

それ以来、大阪城ホールは二階席と決めていたのですが、今回は先行予約で取ったのでアリーナ席、しかも端っこの列で真ん中あたり、キャロル、見えるかなあ?

それは大丈夫でした。
お客さんがいやに静か。
演奏も静か。
キャロルは声量も豊かに、ピアノを力強く弾きながら、私の好きな名盤「タペストリー」から、いっぱいの歌を聞かせてくれました。
Beautiful、I Feel The Earth Move、So Far Away、Where You Laed、Will You Love Me Tomollowなど、もちろんYou've Got A Friendも!!
65歳ですって。
すごく、よかったー!!
日本語であいさつもしてくれたし、とてもわかりやすい英語でゆっくり語りかけてくれて、私でも彼女の言っていることがわかりました。
シンプルで愛に溢れた歌。
感動!!

次はファーギー(写真=左)。
彼女の歌はプリンセスダイアナの追悼コンサートで聞いたことがありました。
「プラネット・テラーinグラインドハウス」でゾンビに襲われる役もしていましたしね。
彼女が登場するや否や、会場は総立ち!
やっぱりみえへん…。
しかもすごいドラムのリズム。
心臓にどすんどすん響きます。
最近こういうの弱いんです。
ヒップホップのダンサーと一緒に激しい踊りと歌。
だけど、バラードを歌っても、実力はたいしたもの。
あっけにとられていたら、片手倒立前転で舞台の端から端までくるくる回って行きました。
マイク持ったまま、すごすぎるー!!
ファッショナブルな女性が多かったのは、ファーギーのファンが多かったからでしょう。

ラストはヒップホップソウルの女王と言われているメアリー・J・ブライジ(写真=右)。
私知りませんでした。
でも、ぱらぱらと変える人も目立ちました。

私たちもここでギブアップ。
会場を出てしまいました。

最後アンコールで三人で「ナチュラルウーマン」を歌ったそうですが、3時間を越えるコンサートはちょっとしんどかったのではないでしょうか。

私はこの企画のコンセプトが?でした。

コンサート「栽培から始める音楽*ひょうたんオーケストラプロジェクト21」

2007-11-05 11:19:31 | Weblog
<パンフレットより>
ひょうたんアーティストの奥田扇久さんをお迎えして、ひょうたん楽団による演奏会を催します。奥田さんは '90年頃からひょうたんの栽培を始め、'95年頃にはそれで楽器を作り、10年前からオーケストラプロジェクトを開始。今はその活動を一旦休止して、ひょうたん栽培や楽器制作、演奏やワークショップと多方面に活躍されています。
今回は、栽培ワークショップから関わったメンバーによる楽団結成、さて、ひょうたんから何が飛び出すか! 乞う御期待です。

【感想】
カフェバー「フレイムハウス」のおねえさんに誘っていただいて、ひょうたんオーケストラを聞きに行きました。

奥田扇久さんがまず瓢箪の栽培について、独特の語り口で説明してくださいました。

 自作の楽器イカレレを演奏する扇久さん

それから、自主制作の瓢箪楽器の説明。
最後に手作りの瓢箪楽器による演奏会でした。

 ひょうたんオーケストラのみなさん

NHKや「ちちんぷいぷい」(MBS)などの取材も入って、なごやかなコンサートでした。

どろろ

2007-11-05 11:13:20 | 映画ーDVD
ーどろろー
2007年 日本 監督=塩田明彦 原作=手塚治虫 
出演=妻夫木聡(百鬼丸)柴咲コウ(どろろ)瑛太(多宝丸)杉本哲太(鯖目)土屋アンナ(鯖目の奥方)麻生久美子(お自夜)菅田俊(火袋)劇団ひとり(チンピラ)きたろう(占い師)寺門ジモン(飯屋の親父)山谷初男(和尚)でんでん(-)春木みさよ(-)インスタントジョンソン(-)中村嘉葎雄(琵琶法師)原田芳雄(寿海)原田美枝子(百合)中井貴一(醍醐景光)

【解説】
昭和42年「週刊少年サンデー」で発表された手塚治虫の最高傑作とも言われている怪奇漫画を実写映画化したアクション時代劇。体の48か所を魔物に奪われた百鬼丸が、体を取り戻すために男装した泥棒“どろろ”とともに魔物退治の旅に出る。主演の百鬼丸役に『涙そうそう』の妻夫木聡、どろろ役に『県庁の星』の柴咲コウを迎え、初の本格的なアクションを披露する。男女間の微妙な心情を強調したドラマや総製作費20億円以上を投入した驚異の映像が見もの。

【あらすじ】
戦国の世を憂う武将の醍醐景光(中井貴一)は、乱世を治める力を得るため、自分の子である百鬼丸(妻夫木聡)の体から48か所を魔物に差し出してしまう。やがて体の一部を取り戻せることを知った百鬼丸は、魔物退治の旅に出る。一方、コソ泥のどろろ(柴咲コウ)は百鬼丸の強さの象徴である妖刀を奪うため、彼を追いかけ始める。(allcinema )

【感想】
手塚治虫ファンと、自分では思っていますが、「どろろ」は読んでいませんでした。
で、公開当時も劇場には足を運ばなかったのです。

でも、この作品、なかなか面白かったです。
ハリウッドのCG大作や「HERO」など中国のワイヤーアクション映画と比べたらだめです。
この作品は単独で楽しみたいと思います。

よかったのは、まずキャスト。
妻夫木聡は、私の好みなのかもしれませんが、彼の出演作品は気に入ることが多いです。
この百鬼丸も無垢で一途な感じがよく現れていたと思いました。

驚いたのはどろろ役の柴崎コウ。
絶対ダメだろうと思っていましたが、がんばっていましたね。
はまり役だと思いました。
お見それしました。
二人のやり取りはなかなか見どころがありました。

原田芳雄、原田美枝子、中井貴一がこの作品を引き締めていました。

ニュージーランドロケみたいですが、殺伐とした風景が心の風景にも似て、良かったと思いました。

この作品をいいと思うには、かなりの想像力がいると思われますが、手塚治虫の作風を知る人なら、満足できるのではないでしょうか。
いいたいことは押さえてあったと思いました。
アイデンティティを求めて自分さがしをする若者ーって感じかな?

「どろろ」も読んでみたくなりました。