マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

オリヲン座からの招待状

2007-11-08 10:52:40 | 映画ー劇場鑑賞
ーオリヲン座からの招待状ー
2007年 日本 三枝健起=監督 浅田次郎=原作 宮沢りえ(豊田トヨ)
加瀬亮(仙波留吉)
宇崎竜童(豊田松蔵)
田口トモロヲ(三好祐次(平成))
中原ひとみ(豊田トヨ(平成))
樋口可南子(三好良枝(平成))
原田芳雄(仙波留吉(平成))

【解説】
京都を舞台に激動の時代に翻弄(ほんろう)されながらも、老舗の映画館を守り続けた男女の純愛と奇跡を描く感動ドラマ。浅田次郎の「鉄道員(ぽっぽや)」最終編に所収されている同名小説を、『ジェニファ 涙石の恋』の三枝健起監督が映像化。主演は『たそがれ清兵衛』の宮沢りえと『硫黄島からの手紙』の加瀬亮。貧乏に耐えながら映画館を守り続け、映画への明かりをともし続けた2人の固いきずなが感動を呼ぶ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
昭和25年の開館以来、オリヲン座の館主を務めてきた豊田松蔵(宇崎竜童)が病に倒れ、その弟子だった留吉(加瀬亮)が志を引き継ぎ、先代の妻トヨ(宮沢りえ)と映画館を守ることになった。映画産業が斜陽になり、周囲の人間に陰口をたたかれながらも、2人は映画を愛し、互いを思いやり続けた。(シネマトゥデイ)

【感想】
浅田次郎は私の泣きのツボを知っているみたいだなあ。
今回も泣かされました。

「ニューシネマパラダイス」へのオマージュも感じたし、「無法松の一生」を骨格に使っていて、あの時代の映画への愛着も感じられました。

どこの街角にもあった映画館。
私の育った町にもあって、友達のおばちゃんに連れて行ってもらったことも思い出しました。
そう言えば、母は封切館へしか行かない人だったなあ。

貧しい時代、人と人とのつながりを大切にした、時代だよなあって涙がこぼれました。

 トヨ(宮沢りえ)と留吉(加瀬亮)

私はあそこに出てくるゆうちゃんやよしこちゃんと同世代かなあ。
「3丁目の夕日」より、私の昭和のイメージだったけれどなあ。
からからと回る映写機の音や、かりかり削る鰹節の音。
げたの音、町にあふれている匂いなんかも想像できて、いい感じだと思いました。

途中、だるく感じるところもあったけど、おおむね良かった。
映画館の閉館で終わるラストシーンは、切なかったです。
原田芳雄さんのあいさつは心に残りました。

トヨさんと留吉さんは結局どうだったの?とも思うけど、まあ、どっちでもいいじゃない。
私は、二人は先代への思いを大切にしながら、夫婦らしく過ごせたんだと思うことにします。

心が通じることが一番。
愛と信条が貫けたら、人生は二重丸でしょう!!


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