マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

タロットカード殺人事件

2007-11-22 10:58:41 | 映画ー劇場鑑賞
ータロットカード殺人事件ー
2006年 イギリス/アメリカ ウディ・アレン監督 スカーレット・ヨハンソン(サンドラ・プランスキー)ヒュー・ジャックマン(ピーター・ライモン)ウディ・アレン(シド・ウォーターマン)イアン・マクシェーン(ジョー・ストロンベル)チャールズ・ダンス(マルコム氏)ロモーラ・ガライ(ヴィヴィアン)フェネラ・ウールガー(ジェーン・クック)ジュリアン・グローヴァー(ライモン卿)ヴィクトリア・ハミルトン(ヤン)

【解説】
ロンドンを舞台に、アガサ・クリスティへのオマージュたっぷりの事件が展開するコミカルなミステリー。切り裂きジャックの再来と言われる連続殺人鬼に、ジャーナリスト志望の女学生が挑む。監督は『マッチポイント』のウディ・アレン。主演はアレン監督作品のヒロインを務めるのは2度目となるスカーレット・ヨハンソンと、ヨハンソンとは2度目の共演となるヒュー・ジャックマン。アレン作品ならではのウィットとペーソスにあふれた作品に仕上がっている。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ロンドン市街のマジックショー劇場で、ジャーナリスト志望の女子大生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)が舞台に上げられ、中に入った人間の身体が消えては現れるボックスに入れられる。その中で、彼女は著名なジャーナリストの亡霊ジョー(イアン・マクシェーン)と遭遇。急死したばかりの彼から、とっておきのスクープを耳打ちされる。(シネマトゥデイ)

【感想】
この邦題は違うね。
大失敗。
だって、べつに殺人事件が中心の話ではないもの。
原題の「SCOOP」、日本語でもおなじみだし、これで良かったんじゃないかなあ?

「マッチポイント」から、ウディは娯楽ということを心がけているのか、見やすい映画です。
この作品もコミカル・ミステリーということで、ウディとスカーレットの男女漫才みたいな会話の掛け合いが見どころ。
字幕なので、面白さは半減でしょうが、さらっと楽しめました。

 やっぱりきれい!!スカーレット・ヨハンソン

スカーレットが等身大の女子大生を演じていて、好感が持てました。
ヒュー・ジャックマンが大富豪の御曹司。
ぴったりでした。

でも、普通の女の子が御曹司に見初められて恋に落ちるーなんてムシのいいおとぎ話あるわけないじゃん!!

誰かわからない人のお葬式、三途の川を渡っていく死人から始まって、マジックショー、貴族のパーティ、別荘、お屋敷など、めくるめくイングリッシュライフが楽しめました。

ボンボン

2007-11-22 10:54:05 | 映画ーDVD
ーボンボンー
2004年 アルゼンチン カルロス・ソリン監督 フアン・ビジェガス(フアン・ビジェガス)ワルテル・ドナード(ワルテル・ドナード)

【解説】
アルゼンチン南部のパタゴニアを旅する男と犬の珍道中を、優しく見つめるロードムービー。ひょんなことから出会った一人と一匹がドッグショーを目指す過程をおもしろおかしく描く。監督にスカウトされ本作でスクリーンデューを飾ったのは、20年間、まじめにガレージに勤務しているファン・ビジェガス。彼と犬のボンボン役のグレゴリオの相性はぴったり。ひたむきに生きる普通の人々が巻き起こす、小さな奇跡に心が温まる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
長年勤めたガソリンスタンドをクビになったファン(ファン・ビジェガス)は、娘夫婦の所に居候し、手彫りのナイフを売り歩いていた。彼はある日、車が故障して困っている女性(クラウディーナ・ファッツィーニ)を助け、家まで送って行くと、そのお礼に白い犬(グレゴリオ)をもらう。その犬は由緒正しき血統書付きの犬で……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この映画、エンドロールを見ていたら、ほとんど役名と役者名が同じ。
それもそのはず、主演のファン・ビジェガスさんは監督の駐車場の警備員さんを20年もやっている方で、この映画の後また復職したそうです。

でも、彼の演技力、肩の力が抜けてとてもいいですよ。
そんな、にわか作りの役者さんには見えないよ。
すごい人がいるなあ。

彼を上回る演技力なのがドゴという犬種のボンボン。
シネマトゥデイにはちゃんと名前が載っていますね。グレゴリオ号。
威風堂々としたいい名前です。
画像にも写っていますが、映画で見たらすごい迫力の犬です。
しかも、ユニーク。
この犬を見てたら、絶対映画にして世界中の人を驚かせてやろうと思うでしょうね。
この犬を見るためにだけでも、この映画、ぜひ見て欲しいです。

この映画のキャッチコピーで「アルゼンチンのわらしべ長者」とあったみたいですが、そんなに簡単なわけじゃありません。

こんなラストなの~~~!!
と、思わず声が出てしまいそうな、思いがけないラストも用意されています。
その後のボンボンの表情がいいんだなあ。
きっと一生忘れられない表情になると思います。

アルゼンチンといえば、麻薬とか貧困とか、あまりいいイメージがなかったのですが、やっぱり人間はいいなあ、と思わせてくれる、まったりとした映画です。

ご用とお急ぎのない方は、ご覧下さい。