マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

スキャナー・ダークリー

2007-06-25 11:53:41 | 映画ーDVD
ースキャナー・ダークリーー
2006年 アメリカ リチャード・リンクレイター監督 キアヌ・リーヴス 、ロバート・ダウニー・Jr 、ウディ・ハレルソン 、ウィノナ・ライダー 、ロリー・コクレイン

【解説】
SF作家フィリップ・K・ディックのベストセラー小説を『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイターが映画化。ドラッグに汚染されきった近未来のアメリカを舞台に、自身もドラッグにおぼれる覆面麻薬捜査官の現実と妄想が入り混じる旅が描かれる。主演は『イルマーレ』のキアヌ・リーヴス。リンクレイターの過去作『ウェイキング・ライフ』でも見られた、実写映像にデジタル・ペインティングを施す刺激的なアニメ映像が見どころ。

【あらすじ】
アメリカのカリフォルニア州オレンジ郡郊外、覆面麻薬捜査官のボブ・アークター(キアヌ・リーヴス)は、終わることのない不毛な麻薬戦争を繰り広げていた。自分もドラッグ中毒であるにも関わらず、ドラッグ仲間のジム・バリス(ロバート・ダウニーJr.)らの監視を行っていたが、ある日、上司から自分自身に対する監視せよとの不可解な指令を受け……。 (シネマトゥデイ)

【感想】
映像の実験的な感じと、内容はうまく調和していると思うけど、内容が複雑で理解するのに時間がかかるのが難点。



フィリップ・K・ディックの世界に精通している人なら、この世界にすぐに入っていけるのでしょうか。

舞台は近未来というにもすぐの、7年後。
アメリカでは深刻な「物質D」という麻薬が蔓延していた。
ボブ・アークター(キアヌ・リーブス)は平凡で退屈な家庭生活を捨て、潜入捜査官としてジャンキーたちと共同生活を送っていた。
しかし、彼も「物質D」に心身ともに冒されていく。
が、それも当局が意図した捜査の一環であった。

監視され、ぼろぼろになっても利用される人の悲哀。
盗聴や監視カメラ以上、人の営みをスキャナーされる恐怖。
人間を内側から壊していく麻薬の恐怖。
そして、孤独と敗北。
この作品のテーマには、作り物と笑っていられない怖さがありました。

ロバート・ダウニーJr.がよかった。


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