マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

テラビシアにかける橋

2008-11-26 12:28:19 | 映画ーDVD
ーテラビシアにかける橋ーBRIDGE TO TERABITHIA
2007年 アメリカ 
ガボア・クスポ監督 キャサリン・パターソン原作 
ジョシュ・ハッチャーソン(ジェス・アーロンズ)アンナソフィア・ロブ(レスリー・バーク)ズーイー・デシャネル(エドマンズ先生)ロバート・パトリック(ジャック・アーロンズ)ベイリー・マディソン(メイベル・アーロンズ)ケイト・バトラー(メリー・アーロンズ)デヴォン・ウッド(ブレンダ・アーロンズ)エマ・フェントン(エリー・アーロンズ)グレイス・ブラニガン(ジョイス・アーロンズ)レイサム・ゲインズ(ビル・バーク)ジュディ・マッキントッシュ(ジュディ・バーク)

【解説】
国際アンデルセン賞を受賞したキャサリン・パターソンの同名ベストセラー児童小説を映画化。いじめられっ子の少年と風変わりな少女が空想の王国テラビシアを作り上げ、友情を育んでいく姿を描く。監督はアニメ界出身のガボア・クスポ。主人公の少年少女を『ザスーラ』のジョシュ・ハッチャーソンと『チャーリーとチョコレート工場』のアナソフィア・ロブが演じる。CG技術を駆使して描いた子どもたちの空想世界と、涙を誘う感動のストーリーが見どころ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
女兄弟ばかりの貧しい家庭で育った小学5年生のジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)と、引っ越してきたばかりの個性的な少女レスリー(アナソフィア・ロブ)。学校を牛耳るいじめっ子のターゲットにされてばかりの2人はやがて親友同士となり、近所の森に美しい空想上の王国“テラビシア”を作る。(シネマトゥデイ)

【感想】
もっと、異世界を描いたファンタジー映画だと思っていました。

でも、この作品は、子供のの想像力の持つ意味と大切さを描いている作品でした。

貧しい家庭、父は働き詰めの上に、兄弟でたった一人の男であるジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)に仕事をどんどん言いつける。
母からは女物のお古を使うように命じられる。
姉二人にも抑えつけられ、妹の面倒を押し付けられ、母も赤ちゃんの世話と家事で精一杯で、ジェスにかまう暇はない。

学校ではいじめられっ子で、ジェスの唯一の楽しみは、絵を描くことだった。

絵を描いて想像の世界に閉じこもっているジェス。

そこに転校生のレスリーが現れた。
レスリーは、芸術家の両親の元で自由な独特の感性を持った女の子。
彼女に誘われて、二人は川の向こうの森に入っていった。
レスリーが「心の目を開けてみてごらん」という。
ジェスの目の前に魔法の国が現れ、二人は想像の王国「テラビシア」を創り上げた。

大人になったら忘れてしまう、トム・ソーヤーやハックル・ベリーフィンが作り出す冒険の世界。
でも、それは、現実を受け入れて大人になって行くために必要な生きる力や強さを教えてくれる世界でもあったのですね。

未知の世界に飛び込むための勇気や、闘う強さや、仲間を思いやる気持ちなど。
大人になっても必要な生きる力。

ジェスが悲しみを乗り越えて、テラビシアの王になって行く姿に、感動を覚えました。
愛と寛容を学んだんだね。

大人にも、忘れていたものを思い出させてくれるいい作品でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。