マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

アタメ

2013-03-04 10:48:12 | ハイキング

ーアタメーATAME!

1989年 スペイン

ペドロ・アルモドバル脚本・監督 ビクトリア・アブリル アントニオ・バンデラス ロレス・レオン フランシスコ・ラバル フリエタ・セラーノ

 

【解説】

食事と休息を得るために、精神病院に入退院をくりかえす風がわりな男リッキー(バンデラス)。彼は結婚して、まともな生活に戻ることを決意する。彼が相手に選んだのは、ポルノ女優のマリーナ(アブリル)だった……。(allcinema ONLINE

 

【感想】

邦題が「アタメ!私を縛って」という、なんとも危ない感じのタイトルが気になっていました。

鬼才ペドロ・アルモドバル監督とアントニオ・バンデラスのコンビ。

バンデラスが若いよ!!

 

3歳で孤児になったリッキー(アントニオ・バンデラス)。

施設で育ったが、ある時から精神がおかしい振りをして精神病院に入院。

そこの女院長や看護婦たちの夜のお相手をしたり、たまに脱走して町で遊んだりして暮していたが、まともな暮らしがしたいと一念発起。

無事に退院までこぎ着けました。

 

リッキーの考えるまともな暮らしとは、愛する女性と結婚して家庭を持ち子供を持つこと。

普通ですが、簡単なことではありません。

特に精神病院しか知らず、お金も院長がくれたお小遣い程度しか持っていないリッキーには。

 

リッキーがお相手に考えたのが、AV女優のマリーナ(ビクトリア・アブリル)。

一度、精神病院から脱走したときに彼女と出会い、一夜をともにしていたのです。

でも、男性関係の多いマリーナはすっかり忘れていました。

 

映画の撮影も最終日を迎えたマリーナ。

撮影が終わって、パーティの着替えするためにアパートに戻ったら、いきなりリッキーに襲われた。

もちろん、悲鳴をあげて抵抗するマリーナ。

「いつか僕を愛させてみせる」とリッキーに言われても、軟禁状態では恋愛は無理!!

 

マリーナの気持ちが軟化していくところが見所です。

女は同情から恋愛に発展するものなのでしょうか?

 

マリーナのお姉さんがステキです。

自分はバツイチで妹ほど美人じゃないけど、妹思いで明るい性格。

ずいぶん助けられることでしょう。

 

タイトルほど過激ではなく、むしろ女性向き。

ラブコメです。

途中、危ない感じで落ち着かない部分もあるけど、そこはバンデラスの若さと純粋さと、マリーナの器の大きさということで、ラストはハッピーですべてよし。

 



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