マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

世界にひとつのプレイブック

2013-03-02 09:10:06 | 映画ー劇場鑑賞

ー世界にひとつのプレイブックーSILVER LININGS PLAYBOOK

2012年 アメリカ

デヴィッド・O・ラッセル監督 ダニー・エルフマン音楽 ブラッドリー・クーパー(パット)ジェニファー・ローレンス(ティファニー)ロバート・デ・ニーロ(パット・シニア)ジャッキー・ウィーヴァー(ドロレス)クリス・タッカー(ダニー)アヌパム・カー(パテル)ジョン・オーティス(ロニー)シェー・ウィガム(ジェイク)ジュリア・スタイルズ(ヴェロニカ)ポール・ハーマン(ランディ)ダッシュ・ミホク(キーオ)ブレア・ビー(ニッキ)

 

【解説】

それぞれに愛する人を失い心に傷を負った男女が再生していく姿を、涙と笑いでつづるヒューマン・コメディー。オスカーで6部門にノミネートされた『ザ・ファイター』のデヴィッド・O・ラッセル監督が、人生の再起に懸ける男女をハートフルに描く。主演は、『ハングオーバー!』シリーズのブラッドリー・クーパーと『ウィンターズ・ボーン』のジェニファー・ローレンス。さらにロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァーらベテランが脇を固める。

 

【あらすじ】

妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この邦題、なんとかならかなったのかしら?

ダサイタイトルですね。

内容は、ラブコメなんだけど、もう少し深刻です。

 

ある日、家に帰ったら、妻のニッキ(ブレア・ビー)が同僚と浮気していた!!

そりゃ、ショックで頭もおかしくなるでしょう。

私はパット(ブラッドリー・クーパー)に深く同情してしまいました。

 

パットはその場で同僚を殴打し、警察に捕まり、重度のうつ病ということで精神病院に収監された。

できるだけ平静を装い、頭がぼーっとするのがイヤで薬を飲んだふり。

頭の中は、病院を出たらニッキとやり直すことしか考えていない。

 

8ヶ月が過ぎ、裁判所の許可が下りて、医者の不安をよそにパットの母親・ドロレス(ジャッキー・ウィーヴァー)が迎えにきて退院した。

とりあえず、父親(ロバート・デ・ニーロ)の待つ実家へ。

ニッキと元職場の高校にも、接近禁止命令が出ていることを知る。

自分自身も、ニッキと幸せだった頃を思い出させる者に過剰反応して苦しい、辛い。

でも、薬を飲むのは絶対にイヤ。

 

本当は、薬を飲まなくちゃいけないんですよね。

自分のためにも、周りのためにも。

 

パットのランニングスタイル。ゴミ袋で作ったアウターです。

 

ニッキの親友のヴェロニカ(ジュリア・スタイルズ)とパテル(アヌパム・カー)を訪ねる。

二人は、退院祝いのパーティを開いてくれることになった。

そのパーティに現れたのは、ヴェロニカの妹のティファニー(ジェニファー・ローレンス)。

警察官だった夫を事故で亡くしてから、ティファニーも自分の道を見失っていた。

 

☆ネタバレ

ティファニーからベッドに誘われたパットだが、パットの頭の中にはニッキと復縁することしかないので、ティファニーを追い払った。

でもティファニーは、パットのランニングコースで待ち伏せして、パットにつきまとう。

二人はとりあえず、夕食を食べにいくことにするが、会話もうまくいかない。

ティファニーはパットに、手紙をニッキにこっそり渡してもいいと持ちかける。

 

パットは、わらにもすがる思いなので、ティファニーに手紙を渡してもらいたい。

そうすると、ティファニーは条件を出してきた。

ダンスコンテストに二人で出ること。

 

ここで、ようやくラブコメらしくなってきました。

結末も見え見えですが、私はけっこうぐっときました。

 

ジェニファー・ローレンスのアカデミー賞主演女優賞は、納得しました。

 そして、主要部門に多数ノミネートされた理由も、私なりに理解ができました。

私は、実はほろりと泣いたんです。

結末がわかっていても、ティファニーのけなげさがぐっときました。

 

誰でも、うつ病や躁鬱病になる。

どうやって乗り越えるか?

それは、人それぞれだけど、でも、絶対乗り越えられる!!という強いメッセージが伝わってきました。

  パットの両親

パットのお父さんのとんちんかんな励ましや、お母さんの無言の笑顔が、パットを支えたし、ティファニーと一生懸命体を動かしてダンスして、何もかも忘れて眠ることも大切だったのでしょう。

 

本当に何が奇跡を起こしたかわからないけど、パットとティファニーは蘇りました。

私はティファニーはよくがんばったと思うなあ。

ニッキの姿を見て、心が折れそうになっても、踊り切ったもの。

もう、二人は何があっても強く生きていけると思いました。

 

めでたし、めでたし。

一緒に見た娘も、感動していました。

 



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (bee)
2013-03-07 23:25:26
昨日観てきました。
ほんとにねぇ....この邦題、もうちょっと何とかならなかったの?って思ってしまうよね~。

ラブコメだけど内容は少し深刻だったよね。
と言いつつ、ニッキの浮気相手を見て「え?なんで~?パットの方がカッコイイやん」と思ってしまったわ

ジェニファー・ローレンスって美人って感じじゃないけど、存在感があるというか、目が良かった!
ダンスで5点取ったシーンは一緒に居た友だちと大笑いしてしまったけど、観終ってとても清々しい気分になりました。
気持ちが前向きになる映画っていいね!!
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beeさんへ (マダムよう)
2013-03-08 09:43:58
お久しぶりね。
お元気ですか?
そろそろ幸せが来ているんじゃない?

このお話も、なかなかひねってあって考えさせられる内容でしたね。

そりゃ、絶対パットの方が格好いいから、ニッキはよほど癒されたかったのでしょう。
私は、パットの躁鬱病が少し前から発症していたんだと思うわ。
あの事件の前から、幻覚を見たと言っていたもの。
ニッキはニッキで、不安な日々を送っていたのかも。

ジェニファー、いいよね。
ハンガーゲームでもよかったよ!!
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もうずいぶん前に・・・ (NAKAちゃん)
2013-03-26 08:28:28
アカデミー賞の前に見ているので もうずいぶん前?!
登場人物が全員すごいですよね!
ラブコメと言うには映画館で 笑いが少なかったような・・・かなり深刻ですものね!
でも 彼は本当に鬱病なの??
現代人は みんな病気かしら??と思ってしまいました・・・
フライトにしても・・・アメリカも病んでいるのですね!!
私は 主演女優種はジェニファーよりジェシカを押していたのですが・・・笑!
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NAKAちゃんへ (マダムよう)
2013-03-26 10:49:58
>でも 彼は本当に鬱病なの??

これくらいの人なら、どこにでもいそうよね。
病気の人と健康な人を分けるボーターってどこにあるのかと思ってしまうよね。

最後は、彼は健全になったと思うわ。

それにしても、元嫁の浮気が原因なのに、あの扱われ方はかわいそうでした。
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