マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

2016-12-21 10:23:20 | 映画ーDVD

ーMr.ホームズ 名探偵最後の事件ーMR. HOLMES

2015年 イギリス 104分

監督=ビル・コンドン キャスト=イアン・マッケラン (シャーロック・ホームズ) ローラ・リニー (マンロー夫人) 真田広之 (ミスター・ウメザキ) マイロ・パーカー (ロジャー)

 

【解説】

ミッチ・カリンの小説「ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件」を実写化したミステリー。93歳になって静かに余生を送っていた名探偵シャーロック・ホームズが、30年前の未解決事件の真相を暴こうとする。監督は、『トワイライト・サーガ』シリーズなどのビル・コンドン。『X-MEN』『ホビット』シリーズなどのイアン・マッケラン、『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』などのローラ・リニー、ハリウッドでの活躍も著しい真田広之らが結集する。助手の10歳の少年と一緒に難事件に挑んでいくホームズの姿が、何とも痛快。

 

【あらすじ】

名探偵ホームズ(イアン・マッケラン)も93歳の老人となり、海辺の家で静かな日々を過ごしていた。しかし、その一方で30年前のとある事件が頭に引っ掛かっていた。それは死んだ子供たちと会話しているという女性の調査だったが、いつしか彼女による夫の殺害計画の疑惑が浮上した果てに、ホームズの失態で未解決となって自身も探偵引退を余儀なくされたのだった。ある時、日本への旅行で事件解決のヒントを得たホームズは、10歳になる家政婦の息子ロジャー(マイロ・パーカー)を助手に事件を再捜査していく。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

名探偵ホームズ(イアン・マッケラン)といえども、齢93歳ともなると、身体の衰えどころか、頭脳の衰えもやってくるようです。

人の名前が覚えられない。

カフスに書いておきます。

 

30年前に引退して、今はサセックスの農場で養蜂をしています。

家政婦のマンロー夫人とその10歳になるロジャー(マイロ・パーカー )が身の回りの世話をしてくれています。

 

ホームズは、認知症にはロイヤルゼリーより山椒の方がよく効くと聞き、ウメザキ(真田広之)という日本人の招待を受けて日本へ行って帰ってきたところ。

デスクには書きかけの事件簿が。

 

ホームズには心に残る未解決事件があったのだ。

 

⭐︎ネタバレ

最初は、認知症の老人の頭の中に入り込んだような混沌とした世界。

このまま、迷い続けるのかと不安になりました。

 

後半は、ロジャーとともに30年前の未解決事件を探るホームズを描いています。

親友のワトソンも去り、ひとりぼっちだった頃持ち込まれた探偵の依頼。

未解決事件と言っても、事件そのものは終わっていて、依頼されて調べていた依頼者の奥さんを救えなかったという後悔の念が、ホームズの心を捉えて放さないのです。

何人もの子供を流産し、生まれてこなかった子どもと話すために楽器を弾き始めた奥さんの、心の奥深くにしまわれた孤独を、ホームズは今、共有し始めたのでしょうか。

 

そして、すでに心の友になったロジャーと、マンロー夫人のために生きる気力を得たホームズ。

ウメザキの父の記憶も甦り、新しい生活に踏み出しました。

 

幾つになったからといって、心安らかになれるわけではないのですね。

心にかかる思いは、年を取っても同じなのですね。

ホームズが孤独から解放されて、本当に良かったです。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
渋い (ミーママ)
2016-12-22 10:23:23
老ホームズ、よかったですよね。
あの頭脳明晰なホームズさんも、年には勝てず物忘れも多くなってきて^^;
でも、家政婦親子という支えができて本当によかった。
どんなヒーローにも、老後はありますね~w
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ミーママへ (マダムよう)
2016-12-22 18:11:13
はじめのうちはお話が整理されず、いろんなシーンが出てきて、私も混乱したホームズさんの世界ら引きずり込まれた感じがして、不安になりました。

古い事件の奥さんの話になって、幼いロジャーが本当によく手伝いましたね。
友達って、年齢ではないのかもしれないね。
不審に思っていたマンロー夫人も最終的には残ってくれることになって、本当、ホッとしました。
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