ーウルトラ I LOVE YOU!ーALL ABOUT STEVE
2009年 アメリカ
フィル・トレイル監督 サンドラ・ブロック(メアリー)ブラッドリー・クーパー(スティーブ)トーマス・ヘイデン・チャーチ(ハートマン)
【解説】
「あなたは私の婿になる」のサンドラ・ブロックが愛する男性にどこまでも猪突猛進のエキセントリック・ヒロインを怪演したドタバタ・ラブ・コメディ。共演は「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」のブラッドリー・クーパー。クロスワードパズル作家のヒロイン、メアリーは、ブラインドデートでニュースチャンネルのTVカメラマン、スティーブと出会い一目ぼれ。突然スイッチが入った彼女は、相手の気持ちなどお構いなしに猛烈アタック。スティーブをドン引きさせているとも気づかず、全米を飛び回る彼の仕事現場にストーカー顔負けの神出鬼没ぶりで現われるメアリーだったが…。(allcinema ONLINE)
【感想】
去年のアカデミー賞でサンドラ・ブロックは、「しあわせの隠れ場所」で主演女優賞を獲得したものの、この「ウルトラ I LOVE YOU!」では、その前日ラジー賞でワースト主演女優賞に選ばれ、W受賞ということになったことでも話題の映画です。
サンドラのアカデミー賞授賞式のスピーチはとても素晴らしかったですが、ラジー賞にもちゃんと出席してスピーチをして、「ちゃんと見てね」と言いながら、このDVDをみんなに配っていたのが印象的でした。
この映画のヒロイン・メアリー(サンドラ・ブロック)は、クロスワードパズル作家で、30代半ばだと言うのに、両親と同居している。
アメリカでは、こんなにも両親と同居していることが咎められる社会なんだなあ。
職場でも、友達からも変人扱い。
両親も心配してブラインドデートを企てた。
気乗りしないメアリーだったが、現れたのはテレビカメラマンのスティーブ(ブラッドリー・クーパー)。
メアリーは一目で気に入り、スティーブの気持ちも確かめないで惚れ込んで行く。
こうなるとほとんどストーカー。
スティーブが取材で訪れるところへ押しかけて行きます。
一途でクレージーな感じがサンドラにぴったり。
理想の人に出会えたんだから、逃してはならないという切ないまでの一途さが伝わってきました。
しかも、ラブコメにありがちなハッピーエンドではなく、メアリーのようにちょっと痛い系の人たちにも優しいまなざしがあって、私はいいエンディングだったと思いました。
この作品、サンドラにはラジー賞をもらったことも含めて、いい作品だったんじゃないかな?
面白かったし。
とにかく思い込んだら一途なのよね。
突き進むうちに、やはり世間から変人扱いdされてる仲間が増えてきたよね。
いつも思うけど、向こうでは大人になっても親と住んでる独身って、よく思われないよね~
日本じゃ普通な光景だと思うのに。
「ブリジッド・ジョーンズ」では、同居していなくても、独身と言うことでいろいろ言われていてしね。
世間がうるさいね。
いまの日本の方がましね。
この映画、サンブロでないとこの役はできないと思いました。
普通のラブコメじゃない感じで、私は楽しめました。