ー60歳のラブレターー
2009年 日本
監督=深川栄洋 キャスト=中村雅俊(橘孝平)原田美枝子(橘ちひろ)井上順(佐伯静夫)戸田恵子(長谷部麗子)イッセー尾形(松山正彦)綾戸智恵(松山光江)星野真里(橘マキ)内田朝陽(八木沼等)石田卓也(北島進)金澤美穂(佐伯理花)佐藤慶(京亜建設・会長)原沙知絵(根本夏美)石黒賢(麻生圭一郎)
【解説】
熟年夫婦が互いへの感謝の言葉をはがきにつづり、これまでに8万通を超える応募が寄せられた人気企画「60歳のラブレター」を映画化。監督は『真木栗ノ穴』の深川栄洋が務め、脚本を『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの古沢良太が手掛ける。出演は、中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵と豪華キャストが集結。さまざまな人生経験を積み重ねてきた登場人物たちが、夫婦のあり方や、これからの人生をどう生きるのか模索する姿が共感を誘う。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
仕事一筋の夫・孝平(中村雅俊)と献身的な専業主婦ちひろ(原田美枝子)は、定年退職を機に離婚を決意。時間を持て余すちひろは家政婦の仕事に挑戦し、翻訳家・麗子(戸田恵子)の家で働き始める。一方、張り切って第2の人生を歩み出すもさまざまな挫折を味わい、自信を失いかけていた孝平は、娘(星野真里)の出産見舞いでちひろと再会し……。(シネマトゥデイ)
【感想】
オムニバス風に、3組の男女が登場します。
同世代がテーマなので、かなり期待していたのですが、共感できたのは魚屋さんのご夫婦(イッセー尾形、綾戸智恵)くらいかなあ。
でも、これはありがちな話なので、もう少し、ひねりが欲しいと思いました。
観客層はかなり高く、笑い声もすすり泣きも聞こえました。
みなさん、満足されたのでしょうか?
クスリと笑えるセリフもたくさんありました。
やはり、イッセー尾形さんです。
ほろりとさせてくれたのも彼。
うまいなあ。
メインの話が孝平(中村雅俊)と献身的な専業主婦ちひろ(原田美枝子)の物語です。
☆ネタバレ
60歳で大手建設会社を取締役であっさり退職した孝平。
30年間連れ添った妻に、たっぷりのお金と家を譲って離婚。
自分は愛人と第二の人生を送るはずだった。
孝平は自分の働いていた会社の一人娘と進められるままに結婚して、時代に乗って作り上げた地位だった。
彼にとってみれは、野心のための結婚、愛のない結婚だった。
一方ちひろは、内向的で口数も少ない性格だが、孝平との結婚には満足していた。
30年間、彼だけをみつめてひたすら付いて行く生活だったと描かれていた。
ところが、孝平から切り出されたのは熟年離婚。
それも、受け入れるちひろ。
娘のマキは、そんな両親に反発し、元カレの子供を妊娠していたり、新しい恋人と同棲していたりする。
しかし、孝平が考えていたより、現実は厳しく、新しい仕事に挫折したときに、妻を見直し、彼女の一途な愛に気がつくというストーリー。
あり得へん!!
まず、30年間家にこもっていた主婦が、プリティウーマンのように、男に愛されるキャラに変身できるのかなあ?
30年間、振り向きもされなかった妻が、そんな男を受け入れるかあ?
恨みがないの?
聖女のようなちひろさん、私には考えられないと思いました。
また、そんな冷たい男が、妻に愛してるといえるようになるなんて、それも想像できないと思いました。
それよりちひろさんは第二の人生を、自分らしくつつましやかに生きたらいいのに、と思いました。
もし、変身できたのなら、ダンナとの人生より、もっと楽しい人生が待っているのに、惜しい。
なんか、男に都合良く作ってあったなあ。
孝平がちひろに振り向かなかったのは、ちひろが地味だったから、とでもいいたげな作り方。
愛してると言えば、30年間の不誠実が埋められるというのかあ。
あまりに、ムシがよ過ぎるでしょう?
綾戸智絵さんが演じた光江さんも、夫に黙ってマーチンのギターを買ってあげます。
それは、ご主人が彼女を大切にしてきた結果だから、とても微笑ましいです。
妻を大切にするって、言葉やプレゼントでもないよねえ。
心が通じることだと思います。
振り返って、少しでも良心ががうずくご主人たちは、妻の身になって考えてみてください。
妻が、生活の中でどんなに細やかな心配りをしているか。
妻への感謝は、一晩「ミッシェル」を歌い続けるくらいのことでは、購えませんよ。
あれは、ほかの入院患者さんに迷惑ではないかなあ?
それにしても、この国の奥様方は、なんて優しくて寛大で、情が厚いのでしょうねえ!!
私は映画ばかり見ていて、偉そうなことは言えませんが…。
もう一つの話、井上順、戸田恵子の熟年再婚のエピソードは、最近私のまわりでもよく聞く話です。
これこそ、すごいバラエティーがあるので、なんともコメントできない感じでした。
それより、井上順ちゃん、久しぶりに見ましたが、すごくよかったと思いました。
私が最初にファンになった人で、健在ぶりがうれしかった。
中学生のとき、梅コマへウエスタンカーニバルを見に行きました。
前の方の席で、スパイダーズの一員として、順ちゃんが熱唱していました。
汗をいっぱいかいて。
ファンレターを送ったら、サイン入りのブロマイドが送られてきました。
すごく、うれしかったのを覚えています。
ウエスタンカーニバル、友達のおばさんに連れて行ってもらったのに、校長室に呼び出されて叱られました。
もう、二度とグループサウンズのライブには行けませんでした。
今からは考えられないでしょう?
2009年 日本
監督=深川栄洋 キャスト=中村雅俊(橘孝平)原田美枝子(橘ちひろ)井上順(佐伯静夫)戸田恵子(長谷部麗子)イッセー尾形(松山正彦)綾戸智恵(松山光江)星野真里(橘マキ)内田朝陽(八木沼等)石田卓也(北島進)金澤美穂(佐伯理花)佐藤慶(京亜建設・会長)原沙知絵(根本夏美)石黒賢(麻生圭一郎)
【解説】
熟年夫婦が互いへの感謝の言葉をはがきにつづり、これまでに8万通を超える応募が寄せられた人気企画「60歳のラブレター」を映画化。監督は『真木栗ノ穴』の深川栄洋が務め、脚本を『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの古沢良太が手掛ける。出演は、中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵と豪華キャストが集結。さまざまな人生経験を積み重ねてきた登場人物たちが、夫婦のあり方や、これからの人生をどう生きるのか模索する姿が共感を誘う。(シネマトゥデイ)
【あらすじ】
仕事一筋の夫・孝平(中村雅俊)と献身的な専業主婦ちひろ(原田美枝子)は、定年退職を機に離婚を決意。時間を持て余すちひろは家政婦の仕事に挑戦し、翻訳家・麗子(戸田恵子)の家で働き始める。一方、張り切って第2の人生を歩み出すもさまざまな挫折を味わい、自信を失いかけていた孝平は、娘(星野真里)の出産見舞いでちひろと再会し……。(シネマトゥデイ)
【感想】
オムニバス風に、3組の男女が登場します。
同世代がテーマなので、かなり期待していたのですが、共感できたのは魚屋さんのご夫婦(イッセー尾形、綾戸智恵)くらいかなあ。
でも、これはありがちな話なので、もう少し、ひねりが欲しいと思いました。
観客層はかなり高く、笑い声もすすり泣きも聞こえました。
みなさん、満足されたのでしょうか?
クスリと笑えるセリフもたくさんありました。
やはり、イッセー尾形さんです。
ほろりとさせてくれたのも彼。
うまいなあ。
メインの話が孝平(中村雅俊)と献身的な専業主婦ちひろ(原田美枝子)の物語です。
☆ネタバレ
60歳で大手建設会社を取締役であっさり退職した孝平。
30年間連れ添った妻に、たっぷりのお金と家を譲って離婚。
自分は愛人と第二の人生を送るはずだった。
孝平は自分の働いていた会社の一人娘と進められるままに結婚して、時代に乗って作り上げた地位だった。
彼にとってみれは、野心のための結婚、愛のない結婚だった。
一方ちひろは、内向的で口数も少ない性格だが、孝平との結婚には満足していた。
30年間、彼だけをみつめてひたすら付いて行く生活だったと描かれていた。
ところが、孝平から切り出されたのは熟年離婚。
それも、受け入れるちひろ。
娘のマキは、そんな両親に反発し、元カレの子供を妊娠していたり、新しい恋人と同棲していたりする。
しかし、孝平が考えていたより、現実は厳しく、新しい仕事に挫折したときに、妻を見直し、彼女の一途な愛に気がつくというストーリー。
あり得へん!!
まず、30年間家にこもっていた主婦が、プリティウーマンのように、男に愛されるキャラに変身できるのかなあ?
30年間、振り向きもされなかった妻が、そんな男を受け入れるかあ?
恨みがないの?
聖女のようなちひろさん、私には考えられないと思いました。
また、そんな冷たい男が、妻に愛してるといえるようになるなんて、それも想像できないと思いました。
それよりちひろさんは第二の人生を、自分らしくつつましやかに生きたらいいのに、と思いました。
もし、変身できたのなら、ダンナとの人生より、もっと楽しい人生が待っているのに、惜しい。
なんか、男に都合良く作ってあったなあ。
孝平がちひろに振り向かなかったのは、ちひろが地味だったから、とでもいいたげな作り方。
愛してると言えば、30年間の不誠実が埋められるというのかあ。
あまりに、ムシがよ過ぎるでしょう?
綾戸智絵さんが演じた光江さんも、夫に黙ってマーチンのギターを買ってあげます。
それは、ご主人が彼女を大切にしてきた結果だから、とても微笑ましいです。
妻を大切にするって、言葉やプレゼントでもないよねえ。
心が通じることだと思います。
振り返って、少しでも良心ががうずくご主人たちは、妻の身になって考えてみてください。
妻が、生活の中でどんなに細やかな心配りをしているか。
妻への感謝は、一晩「ミッシェル」を歌い続けるくらいのことでは、購えませんよ。
あれは、ほかの入院患者さんに迷惑ではないかなあ?
それにしても、この国の奥様方は、なんて優しくて寛大で、情が厚いのでしょうねえ!!
私は映画ばかり見ていて、偉そうなことは言えませんが…。
もう一つの話、井上順、戸田恵子の熟年再婚のエピソードは、最近私のまわりでもよく聞く話です。
これこそ、すごいバラエティーがあるので、なんともコメントできない感じでした。
それより、井上順ちゃん、久しぶりに見ましたが、すごくよかったと思いました。
私が最初にファンになった人で、健在ぶりがうれしかった。
中学生のとき、梅コマへウエスタンカーニバルを見に行きました。
前の方の席で、スパイダーズの一員として、順ちゃんが熱唱していました。
汗をいっぱいかいて。
ファンレターを送ったら、サイン入りのブロマイドが送られてきました。
すごく、うれしかったのを覚えています。
ウエスタンカーニバル、友達のおばさんに連れて行ってもらったのに、校長室に呼び出されて叱られました。
もう、二度とグループサウンズのライブには行けませんでした。
今からは考えられないでしょう?
夫婦で見るのどうかな・・・?と思っていたんだけど、なかなか良かったです
ただ、30年も夫の浮気にも文句を言わず、ひたすら献身的な妻でいるなんて信じられない
そして夫からの離婚を文句も言わず受け入れるなんて・・・
でも、結局は離婚したからこそ彼女の人生は開けたんだけどね。「ろくでなしっていうのは、外に女を作って、30年間も家で待っている妻をほったらかしにしているあなたのような人の事を言うのよ」ってセリフは爽快
だけど、た~くさんお金を貰って、大きな家も残してもらったから、離婚しても贅沢にお金を使って、素敵な女性になれて、恋人までできたけど、現実にはありえないだろうな~
30年前の写真と手紙がタイミング良く届いたけど、もしそれが届かなかったら、孝平は妻の気持ちを知らないまま、ちひろは新しい彼との人生を歩んだのかしら・・・? (それじゃ、映画にはならないけど)
魚屋さん夫婦も、ハッピーエンドになったけど、現実にはあのまま妻が目覚めないなんてことがありそう
井上順一ところは、現実ならもっともっと強硬な娘の反対が続いていただろうな・・・
ラストの森山良子の素敵な歌声を聞きながら、いろいろ考えてしまいました
私は中村雅俊さんが演じた孝平に激怒でした。
自分の立身出世の道具として結婚して、30年献身的に尽くしてくれた妻を顧みず、離婚。
それも、愛人との暮らしを取ったのよ。
妻が魅力的に変身したら未練たらたらで愛の告白、なんてムシがよすぎるわ。
なんか、30年間妻が魅力的じゃなかったのが原因みたい。
妻が地味だから浮気をされても離婚されても仕方がないという論調。
気に入らないわ。
結婚って、貧しきときも病めるときも、でしょ?
世の中には、30年間どころかそれ以上も、誠実に結婚生活を続けている妻や夫がたくさんいるのに、このお話は失礼だと思いました。
筋がほぼ見えたので、ネタバレを探して辿り着きました(*´艸`)
『ありうる』映画もありますが、『ありえへん』が映画の醍醐味だと思います。
それを観て、微笑んだり、怒ったり、しんみりしたり、納得したり。
多分ブログに書いたりコメントしたりもその表れでしょうね。
60歳まであと4年半、ボクもラブレターを書いてみようかな?なんて気持ちになっています(*´艸`)
4年半じゃちょっと懐かしさに欠けるなぁ(笑)
「ありえへん」映画の方が突っ込みが入れれて面白いとも言えますね。
確かに、鑑賞後の会話は盛り上がります。
また、懲りずにのぞいてくださいね。
こんな拙いコメントに返コメを入れてくださいましてありがとうございます(*´艸`)
予定通り昨日観終わりました。
≪感想≫
イッセー尾形のミッシェル、他の人への迷惑と看護婦が止めに行こうとするのを井上順が制止するのが良いね。
金澤美穂ちゃんの間接ラブレターを訳す戸田恵子も良いね。
カーテン?シーツ?に描いたラベンダーを原田美枝子のために一所懸命立てる中村雅俊も良いけど、アッピールがイマイチかな?
「ドコも雇ってくれないわよ!」と言う(捨て台詞?)原沙知絵が「こんな女!」と思わせる流れ。
それだけに原田美枝子のような女性に惹かれるね。
男性と女性の一致・不一致を良く表してると思う。
だからそれぞれの見方があると思うのでブログの題材としてはうってつけかな?
今朝から『ただ、君を愛してる』を観ています。
この夫婦は、この年になってようやくお互いの価値と魅力をみつけたというハッピーエンドがいいのでしょうね。
現実には遅過ぎますよ。
もっとはやいうちに奥様の魅力と価値に気が付くべきです。
気が付いたときに、彼女が元のままとは限らないでしょう?
でも、それは、妻にも言えることですね。
身近な人を大切に、ということですね。
また、よろしくお願いします。