マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

女帝エンペラー

2008-10-30 11:19:57 | 映画ーDVD
ー女帝エンペラーーTHE BANQUET/夜宴
2006年 中国/香港
フォン・シャオガン監督 チャン・ツィイー(ワン)ダニエル・ウー(ウールアン)グォ・ヨウ(リー)ジョウ・シュン(チンニー)ホァン・シャオミン

【解説】
五代十国時代を舞台に、純粋な愛となまめかしい欲望が交錯する宮廷を描く歴史ロマン。シェイクスピアの『ハムレット』をベースに、『ハッピー・フューネラル』のフォン・シャオガンが豪華絢爛(けんらん)な愛と復しゅうの物語を描き出す。夫の仇(かたき)に抱かれながら復しゅうを胸に秘めたヒロインを演じるのは『SAYURI』のチャン・ツィイー。官能的な演技を見せる彼女の魅力と、ワイヤーワークを駆使したダイナミックな画作りが堪能できる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
実の兄を殺して王位を奪い、甥にあたる皇太子ウールアン(ダニエル・ウー)をも抹殺しようとしていた新皇帝リー(グォ・ヨウ)。皇帝を殺された王妃ワン(チャン・ツィイー)は、密かに想いを寄せていた義理の息子である皇太子を守るため、リーとの結婚に同意する。憎き男に抱かれながら、復しゅうを胸に秘めたワンは……。(シネマトゥデイ)

【感想】
ついこの間、王妃の紋章を見たばかり。
同じ五代十国時代を舞台した映画なので、ついつい比べてしまいました。

この作品も主人公は王妃(チャン・ツィイー)。
先帝の妻だったが、先帝の弟(グォ・ヨウ)が密かに暗殺し、自分が王位を次いだ。
そして、未亡人である王妃を自分の妃として迎えたのだ。

どこかで聞いた筋書き、と思ったら、シェイクスピアの「ハムレット」を下敷きに作られたようです。

少し違っているのは、王妃は元々皇太子(ダニエル・ウー)の恋人だったということ。
王妃と皇太子は、引かれ合いながらも憎しみあい、王への復讐の機会をうかがっています。

でも、この映画の見どころは、そんな筋書きも忘れてしまうような、美しい映像でしょう。
アクションもダンスを見ているようです。
そもそも、皇太子が歌舞を愛する、歌舞のなかに逃げ込んでいるような人物です。

そこがとても美しいんだけど、ちょっと長過ぎる感じもしました。
それで、ストーリーや主人公たちの悲劇性が薄まったようでした。

「王妃の紋章」がかなりインパクトが強かったので、少し分が悪い気がしました。


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