マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

パラノイド・パーク

2008-10-07 11:30:41 | 映画ーDVD
ーパラノイドパークーPARANOID PARK
2007年 フランス/アメリカ
ガス・ヴァン・サント監督 ゲイブ・ネヴァンス(アレックス)テイラー・モンセン(ジェニファー)ジェイク・ミラー(ジャレッド)ローレン・マッキニー(メイシー)スコット・グリーン(スクラッチ)ダン・リウ(リチャード・ルー刑事)

【解説】
『エレファント』でカンヌ映画祭パルムドールに輝き、本作でもカンヌ国際映画祭60周年記念特別賞を受賞したガス・ヴァン・サントの監督最新作。ブレイク・ネルソンの同名小説を基に、ある秘密を抱えた少年の脅え、不安、さらには精神的な逃避を紡ぎ出す。主人公を演じるのは、注目の美少年ゲイブ・ネヴァンス。『2046』のクリストファー・ドイルが撮影監督を務めている。斬新で研ぎ澄まされた映像美と、少年の繊細(せんさい)なドラマの行方に注目だ。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
始めたばかりのスケートボードに夢中で、ボーダーたちが集まるお気に入りの場所“パラノイドパーク”に出かける日々を送っていた16歳のアレックス(ゲイブ・ネヴァンス)。しかしある日、彼はふとした弾みで1人の男性を死なせてしまう。目撃者が誰もいない中、不安や脅えに駆られたアレックスは……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この作品の予告編を、何回か映画館で見ました。
面白そう!見たいなあ、と思っているうちに、劇場公開は終わってしまいました。

予告編で、少年が人を押して死なせてしまうシーンが出てきます。
で、サスペンスだと思い込んでいたのですが、この作品は、全編を通じて少年の心象を表している映像が流れているという作品でした。
寒々とした風景、スローモーションで追いかけて行くスケートボードの映像。
少年が心のうちを書き留める日記。
それらで、思春期の少年の心の風景を映し出そうとしていたみたいでした。

予告編で、人が死ぬのがわかっていたから、それがどうストーリーに関わるのかという点にしぼってみてしまうと、それは、唐突に、しかも衝撃的な形で現れて、そのあとの説明はなしでした。
だから、この作品が何が言いたいのかを、すっかり見落としてしまう結果になってしまいました。
予告編で、事件を見せない方がよかったのではないかなあ、と思いました。

しかも、主人公アレックスを演じているゲイブ・ネヴァンスが、すごい美少年。
10代の頃のジョニー・デップはこんなだっただろうなあ、とうっとり見てしまって、この作品の本質を見失ってしまったようでした。

結局私は、この映画の主旨がわからないまま終わってしまいました。


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