マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

アンノウン

2011-05-14 09:34:55 | 映画ー劇場鑑賞

ーアンノウンーUNKNOWN

2011年 アメリカ/ドイツ

ジャウマ・コレット=セラ監督 リーアム・ニーソン(マーティン・ハリス博士)ダイアン・クルーガー(ジーナ)ジャニュアリー・ジョーンズ(エリザベス・ハリス)エイダン・クイン(もう一人のマーティン)ブルーノ・ガンツ(エルンスト・ユルゲン)フランク・ランジェラ(ロドニー・コール)

 

【解説】

96時間』のリーアム・ニーソンを主演に迎えた、ベルリンを舞台に繰り広げられるアクション・スリラー。交通事故から目覚めると妻が自分のことを忘れ、別の男が自分に成り済ましていた上に、何者かに命を狙われる羽目になった男が、奪われた身元を取り戻そうと奮闘する。監督は、『エスター』が高い評価を得たジャウマ・コレット=セラ。共演には『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー、『マイケル・コリンズ』でリーアムと共演したエイダン・クインら国際色豊かな顔ぶれがそろう。

 

【あらすじ】

ベルリンで交通事故に遭ったマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)が意識を取り戻すと、妻が自分のことを忘れ、見知らぬ男(エイダン・クイン)が自分に成り済ましていた。異国の地で身元を証明する手だてがない中、彼は訳も分からぬまま何者かに命を狙われる羽目に。タクシー運転手ジーナ(ダイアン・クルーガー)の協力を得て、マーティンは真相究明に乗り出すが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この映画、面白かったですよ。

「96時間」につづく、リーアム・ニーソン主演のサスペンス映画です。

 

学会でベルリンに来たマーティン・ハリス(リーアム・ニーソン)とリズ(ジャニュアリー・ジョーンズ)夫妻。

会場となるホテルにチェックインしようとしたそのときに、マーテインは空港にアタッシュケースを置き忘れたことを思い出す。

すぐにタクシーを捕まえて空港へ。

ところが、事故に遭い、橋から川に落ちてしまう。

マーティンは頭を強打して気を失っている。

タクシーの運転手のジーナ(ダイアン・クルーガー)は必死の思いで助けるが、そのどさくさにまぎれて姿を消した。

彼女は、不法滞在の移民だったのだ。

 

4日後、病院で意識を取り戻したマーティン。

記憶がおかしい。

心配してそばにいるはずの妻の姿もない。

とりあえず、妻を捜しにホテルへ。

 

しかし、見つけた妻は、自分のことを知らない人間だと言い、夫として示したマーティン・ハリスは別人(エイダン・クイン)だった。

 

これは、ネタバレ厳禁です。

ここでも紹介するのは控えたいと思います。

ぜひ、劇場で楽しんでください。

 

夢オチではないので、ご安心ください。

 

リーアム・ニーソンは、スター・ウォーズのクアイ・ガン=ジンとか、ナルニア国物語のアスランのような、人格者のイメージです。

190センチと長身だけど、優しそうです。

でも、「ラブアクチュアリー」みたいなハートフルコメディでもよかったし、「96時間」の親ばかぶりのアクションも素敵でした。

 

一昨年、奥様のナターシャ・リチャードソンがスキーの事故で亡くなられるという不幸がありました。

それでもこうしていい作品に出演されているのは、素敵なことですね。

 

この作品は 、久しぶりに本格的なサスペンスが楽しめたなあという感じでした。

 


キス&キル

2011-05-14 09:30:08 | 映画ーDVD

ーキス&キルーKILLERS/KISS & KILL

2010年 アメリカ

ロバート・ルケティック監督 アシュトン・カッチャー(スペンサー・エイムス)キャサリン・ハイグル(ジェン・コーンフェルド)トム・セレック(ミスター・コーンフェルド)キャサリン・オハラ(ミセス・コーンフェルド)キャサリン・ウィニック(ヴィヴィアン)リサ・アン・ウォルター(オリビア)ロブ・リグル(ヘンリー)アレックス・ボースタイン(リリー)ケヴィン・サスマン(マック)ケイシー・ウィルソン(クリステン)マーティン・マル(ホルブルック)

 

【解説】

旅行先でとある女性と運命的な恋に落ちスピード結婚を果たした若い男が、元CIAのすご腕エージェントという素性を隠していたために夫婦そろって騒動に巻き込まれるラブ・コメディー。アシュトン・カッチャーがキャサリン・ハイグルを相手役に迎え、一筋縄ではいかない恋の試練に立ち向かう。監督は、『男と女の不都合な真実』のロバート・ルケティック。理想の相手に出会えたものの、真実を語れない主人公のジレンマが共感を集めそうな一作。

 

【あらすじ】

お嬢様のジェン(キャサリン・ハイグル)は、旅行先の南フランスで理想の男性スペンサー(アシュトン・カッチャー)と出会い、あっという間に結婚してしまう。郊外で幸せな新婚生活をスタートさせるジェンだったが、スペンサーがすご腕の元CIAのエージェントだったため一緒に命を狙われ、銃を手にして戦うハメになってしまう。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

去年、「ナイト&デイ」という作品があったでしょう?

トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演の。

どうしても、それに似ているのよね。

 

邦題はそれに乗っかろうとしているのがみえみえですね。

 

こちらは、アクション映画と言うよりラブコメ色が強かったです。

アシュトン・カッチャーは、鍛えてしぼった肉体がとても魅力的でした。

一方の、ただいまラブコメの女王の座に一番近いと思われるキャサリン・ハイグル。

美人と言うのではないけど、親しみやすく、チャーミングな表情、こちらも絶好調でした。

 

でも私はこの作品、あまり楽しめませんでした。

新婚生活に入り込んで来るジェン(キャサリン・ハイグル)の両親(トム・セレック、キャサリン・オハラ)もすごく面白かったし、どんどん繰り出される刺客たちにも驚いたんだけど、面白いところまではいきませんでした。

 

ご近所さんが3年もかけてそのときを待っていた刺客だったと言うところを、もう少し丁寧に描いて欲しかったです。

この人誰だっけ?ーみたいな刺客が続々と現れて、お話から気分がそがれてしまいました。

 

しかも結末はすごく家族的なところに納まって、虫けらのように死んでしまった刺客たちが哀れに思えてしまいました。

 

やはり、トムとキャメロンの勝ちだなあ。

 


舞妓 Haaaan!!!

2011-05-14 09:21:42 | 映画ーDVD

ー舞妓 Haaaan!!!

2007年 日本

監督=水田伸生 脚本=宮藤官太郎 キャスト= 阿部サダヲ(鬼塚公彦)堤真一(内藤貴一郎)柴咲コウ(大沢富士子(駒富士))小出早織(駒子)京野ことみ(小梅)酒井若菜(豆福)キムラ緑子(良江)大倉孝二(大下)生瀬勝久(先崎部長)山田孝之(修学旅行生)須賀健太(カメラ小僧)Mr.オクレ(老社員)日村勇紀(カメラ小僧)北村一輝(医師)植木等(斉藤老人)木場勝己(玄太)真矢みき(こまつ)吉行和子(さつき)伊東四朗(鈴木大海)

 

【解説】

さまざまなルールや、しきたりが満載の舞妓の世界を舞台に、クドカンこと宮藤官九郎がオリジナル脚本を手がけた人情喜劇。舞妓と野球拳をするという夢をかなえるため、人生のすべてをかける男の姿をハイテンションに描く。監督は、宮藤脚本のテレビドラマ「ぼくの魔法使い」の水田伸生。舞妓しか愛せない主人公を「大人計画」の阿部サダヲが熱演。あでやかな舞妓姿を見せた柴咲コウが阿部、宮藤らのパンク・バンド「グループ魂」に参加し、主題歌を歌っていることにも注目だ。

 

【あらすじ】

お茶屋で遊んだことはなくとも、熱狂的な舞妓ファンの鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、念願の京都支社への転勤が決まる。恋人の富士子(柴咲コウ)を捨てて京都入りした彼は、お茶屋へ直行するも、「一見さんお断り」の壁にぶつかってしまう。しかし、会社の社長がお茶屋の常連で、仕事で実績を出した公彦はついにお茶屋デビューを果たす。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

「芸妓」を研究テーマにしている先輩がいて、お茶屋遊びもさせていただいたことがあります。

高尚すぎて、あんまり面白いとは思いませんが。

日本の文化であることには、間違いがないですが。

 

舞妓さんマニアでホームページの管理人までやっている鬼塚公彦(阿部サダヲ)は、念願の京都支社への転勤が決まり、大喜び。

恋人の富士子(柴咲コウ)に「おまえは舞妓ではないから、別れる」と言い捨てて京都へ。

「舞妓さんと野球拳をする」という目的のため、憧れのお茶屋に行こうとするが「一見さんお断り」のルールに阻まれても舞妓にも会えない。

 

社長がお茶屋の常連と知り、会社の利益のために働き、その実力を認められて晴れてお茶屋に上がろうとするが、胃潰瘍を指摘され、手術をしてようやくお茶屋に上がれることとなった。

 

そのころ鬼塚に棄てられた富士子は、京都に来てお茶屋に入り、舞妓修行を始めていた。

 

お茶屋には、プロ野球の投手内藤貴一郎(堤真一)がいて、鬼塚をバカにする。

鬼塚は舞妓の駒子(小出早織)と仲良くなり、貴一郎、舞妓になった富士子らとの人間関係がもつれていく。

 

クドカンの脚本は大抵そうですが、ストーリーがどんどんふくらみすぎて、何が本題だったかわからなくなってしまいます。

ストーリーより、ギャグの方が大事なんですね。

 

私はギャグより、本筋にこだわってしまいます。

ストーリーが進めば進むほど寄り道ばかりで、だんだんめんどうになってきます。

私は、つくづく「古い人間なんかなあ」と思ってしまいます。

 

この作品もそうでした。

 

すごいハイテンションも、役者さんのうまさもわかるのに、本筋を見逃してしまいました。

 

本筋は、富士子の純情なんじゃなかったっけかなあ?

父親の心情だっけ?

 

あら?

 

クドカンの脚本て、なんか大事な部分を隠そうとしている気がするなあ。

それは、テレなのか、コンプレックスなのかー?

わからないなあ。