ーパイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉ーPIRATES OF THE CARIBBEAN: ON STRANGER TIDES
ロブ・マーシャル監督 ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)ペネロペ・クルス(アンジェリカ)ジェフリー・ラッシュ(バルボッサ)イアン・マクシェーン(黒ひげ)サム・クラフリン(フィリップ)アストリッド・ベルジュ=フリスベ(シレーナ)ケヴィン・R・マクナリー(ギブス)キース・リチャーズ(ティーグ・スパロウ)ジュディ・デンチ
【解説】
自由奔放な海賊キャプテン・ジャック・スパロウをジョニー・デップが演じる人気シリーズ第4弾となるアクション・アドベンチャー大作。永遠の命をもたらす伝説の泉をめぐり、ジョニー・デップ演じるジャックが新たな冒険を繰り広げる。『シカゴ』『NINE』などのロブ・マーシャルが監督としてシリーズに初参加。ジャックのかつての恋人である女海賊を、『それでも恋するバルセロナ』のペネロペ・クルスが演じる。臨場感あふれる映像による大海原やアクションシーンの迫力に、度肝を抜かれること必至だ。
【あらすじ】
美しい女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会したジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかしジャックは、アンジェリカが不死の泉を見つけ出すために自分に近づいたのではないかと疑いを抱く。アンジェリカと史上最強の敵である黒ひげ(イアン・マクシェーン)と共にリベンジ号で船出したジャックだったが、そこには予想だにしない冒険が待っていた。(シネマトゥデイ)
【感想】
キャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)が戻ってきました。
シリーズ第4作目。
ウィルとエリザベスの本編は終了したので、この作品はジャックの新たなる冒険物語となります。
ジャックが、デイビー・ジョーンズから盗んだ海図には「生命の泉」(原語では若さの泉)が書いてありました。
ジャックは当然見つけたのでしょうね。
でも、ジャックには永遠の命なんて興味がなかったようです。
それより見つけたいものは、バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)に奪われたブラック・パール号。
仲間のギブス(ケヴィン・R・マクナリー)が自分に間違えられて吊るし首になるところを、ジャックらしいやり方で助けたまでは良かったけど、結局は捕まって王様ジョージ2世(スリーピーホロウでジョニーと競演していますねーリチャード・グリフィス)の前に引き出されます。
王様に呼ばれて登場したのが、なんとバルボッサ!!
「ブラックパール号はどうなったんだ!!」驚くジャック。
「沈んでしまったよ。片足も失ってね。いまでは、英国王お抱えの公賊だよ」なんてうそぶいています。
王様は「生命の泉の地図をジャックから奪って、バルボッサはその泉を見つけてこい」と命令しました。
そんなに簡単に捕まるジャックじゃない。
しかも、地図は…ギブスに盗まれたし…。
こんなところに長居は無用と、城から逃げ出しました。
途中で出会う貴婦人にジュディ・デンチ。
この人も、「ショコラ」でジョニーと共演していますね。
☆ネタバレ
追いつめられたジャックの、危ういところを助けてくれたのがジャックのパパのティーグ・スパロウ(キース・リチャーズ)。
「生命の泉が役に立つためには、儀式が必要なんだよ」などと教えてくれます。
そこへ、自分の名前を騙っている海賊が登場。
それは、なんと、かつて愛した女性アンジェリカ(ペネロペ・クルス)でした。
アンジェリカが言うには、修道女になろうと思っていたのに、ジャックに海賊に教育され、あげくに棄てられた恨みがあるんですって。
でも、アンジェリカの狙いはそれではなかったようです。
ジャックを道案内人にやはり「生命の泉」を狙っていました。
ペネロペは「ブロウ」でジョニーと共演しているので、なんかとてもいい感じでした。
さらに、アンジェリカの父親と言うのが、泣く子も恐れる海賊の中の海賊、黒ひげ(イアン・マクシェーン)だったのです。
しかも、ブラックパールを襲い、バルボッサを片足にしたのも黒ひげでした。
これに、情け知らずのスペイン艦隊までが加わって生命の泉争奪戦ということになります。
お約束のようなシーンがてんこもりで、とても楽しめる娯楽映画です。
全体的にお色気が足りないのが、不満と言えば不満です。
人魚も、気持ち悪さも清純さもセクシーさも怖さも、少し足りない気がします。
黒ひげも、デイビー・ジョーンズほど、怖くなかったなあ。
ペネロペは妊娠中なんですね。
いつもに比べて、セクシーさが足りないなあ。
せっかくジャックの元恋人なのに、危険度が足りなくて物足りなかったー。
とはいえ、待ちに待った新作パイレーツ。
ジャック・スパロウファンの私としては、かなり満足の行く出来でした。
2Dで十分と思いますけどね。
3Dは暗いよね。