マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

阪急電車 片道15分の奇跡

2011-05-06 08:50:39 | 映画ー劇場鑑賞

ー阪急電車 片道15分の奇跡ー

2011年 日本

監督=三宅喜重 原作=有川浩 脚本=岡田惠和 キャスト=中谷美紀(高瀬翔子)戸田恵梨香(森岡ミサ)南果歩(伊藤康江)谷村美月(権田原美帆)有村架純(門田悦子)芦田愛菜(萩原亜美)小柳友(カツヤ)勝地涼(小坂圭一)玉山鉄二(遠山竜太)宮本信子(萩原時江)

 

【解説】

始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台にした、有川浩の小説を映画化した群像ドラマ。乗客たちの目を通して、偶然同じ車両に乗り合わせた人々の人生を映し出していく。婚約中の恋人を後輩に奪われたOLと、恋人に振り回される女子大生を演じるのは、中谷美紀と戸田恵梨香。そんな不幸な彼女たちにもたらされる奇跡と、ハートフルなストーリーに注目。

 

【あらすじ】

阪急今津線の車両内。白いドレスを着て結婚式の引き出物を抱えた女性(中谷美紀)に、見知らぬ老女が声を掛ける。一方、暴れる彼氏を前に動揺する若い女性(戸田恵梨香)。降りる彼を追う彼女にもまた、老女が声を掛けるのだった。(シネマトゥデイ)

 

【感想】

レデイースデイに鑑賞しましたが、それとばかりはいえない感じで、最前列まで満員という盛況ぶりでした。

さすが、地元と言うことでしょうか?

(兵庫県の話で大阪の話ではないのですが…汗!!)

 

阪急今津線、西宮北口から宝塚までの各駅電車。

始めに、登場人物の紹介があります。

みんな、この沿線に住んでいます。

群像劇ですが、どことなく触れ合うところが自然で素敵でした。

 

それぞれのエピソードは、取り立ててドラマチックなお話も、展開もありません。

普通に暮らしている人たちのお話です。

でも、それなりの悩みはあるものです。

 

婚約中に、彼氏を会社の後輩に寝取られてしまったOL翔子(中谷美紀)。

夫を亡くして一人暮らしだが、孫(芦田愛菜)のお守りを楽しくしている時江(宮本信子)。

かっこいいだけで付き合ったら、DVだった!彼氏とずるずる付き合っているミサ(戸田恵梨香)。

息子の学校のお母さんたちとの付き合い、高価なランチも楽しくないのに、引きずられてしまう気弱な主婦、康恵(南果歩)。

関西学院大学生で、地方から出てきて、友達となじめない女子大生美帆(谷村美月)と、やはり、友達から浮いてしまっている軍事オタクの圭一(勝地涼)。

その関西学院大学に憧れている高校生の悦子(有村架純)。

学校でいじめに遭っている様子の小学生。

 

彼らの往路を10月、復路を3月という気候のいい季節に設定して、景色とともに楽しませてくれました。

 

俳優さんたちがとても気持ちのいい演技をしてくれて、大阪弁も大切にしてくれて、爽やかな感動のある映画になっていました。

 

やっぱり、あんなうるさいおばちゃんがいたとしても、阪急電車は上品やね。

 

兵庫県のお話ではあるけど、隣の大阪人としても、とっても嬉しい作品でした。