マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

デイ・ウォッチ

2008-10-10 13:49:33 | 映画ーDVD
ーデイウォッチー DAY WATCH/DNEVNOY DOZOR
2006年 ロシア
ティムール・ベクマンベトフ監督 コンスタンチン・ハベンスキー(アントン・ゴロデツキー)マリア・ポロシナ(スヴェトラーナ・ナザロワ)ウラジミール・メニショフ(ボリス・ゲッサー)ガリーナ・チューニナ(オリガ)ヴィクトル・ヴェルズビツキー(ザヴロン)ジャンナ・フリスケ(アリサ)ディマ・マルティノフ(イゴール)

【解説】
前作『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』に続き、またもやロシアで歴代興行収入ナンバーワンの記録を塗り替えたダーク・ファンタジー3部作の第2弾。今回は過去を変えられる“運命のチョーク”をめぐり光と闇の争奪戦が勃発する。主演のコンスタンチン・ハベンスキーをはじめ、主要キャストは前作と同じメンバーが続投。新たにポップ・スターのジャンナ・フリスケらが加わった。よりレベルアップしたVFXを多様した驚異の映像と大胆な物語に魅了される。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
中世のサマルカンドの砦を陥落させたティムールは“運命のチョーク”を手に入れる。やがて時代は現代のモスクワに移り、夜の番人“ナイト・ウォッチ”のアントン(コンスタンチン・ハベンスキー)は人間襲撃の報を受け、スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)と現場に急行する。その犯人は、アントンの息子(ディマ・マルティノフ)で……。(シネマトゥデイ)

【感想】
前作のナイト・ウォッチは、荒削りな感じだったけど、この作品はずいぶん余裕を持って作った感じがしました。

ストーリーも、こちらは単純だったし、明るかった。

相変わらずアクションはすごい。
息をのんで見てしまいました。

この監督がハリウッドに招かれて創った「ウォンテッド」の方が、そりゃあ洗練されていまが、この監督の創ることに対するエネルギーやアイデアは、すごいと思う。

大林宣彦監督の「転校生」のように、男女が入れ替わるだとか、ビルの壁を車が走るだとか、そのまま、部屋に走り込んでしまうとか。

中型のトラックが大型トラックと正面衝突して、そのままトラックを貫いて飛び出してくるカーアクション。
大型バスに真っ正面からぶつかってバスにのめり込みながら血だらけで笑っているザウロン(ヴィクトル・ヴェルズビツキー)とか。

でもも一番びっくりしたのは、オープニングの馬が城壁に飛び込んで破って行くシーン。
CGもすごいけど、実際の人々や動物がやっていることもすごいです。
遊び心も満載でした。

ストーリーはともかく、観客に見せることに徹底している姿勢は、これからも期待できると思います。

チャーリー

2008-10-10 13:38:12 | 映画ーDVD
ーチャーリーーCHAPLIN
1992年 アメリカ
リチャード・アッテンボロー監督
ロバート・ダウニー・Jr ジェラルディン・チャップリン ダン・エイクロイド モイラ・ケリー アンソニー・ホプキンス ケヴィン・クライン ダイアン・レイン ケヴィン・ダン ミラ・ジョヴォヴィッチ ペネロープ・アン・ミラー ポール・リス ジョン・ソウ マリサ・トメイ ナンシー・トラヴィス ジェームズ・ウッズ デヴィッド・ドゥカヴニー 

【解説】
アッテンボロー監督による、喜劇王チャーリー・チャップリンの生涯を描いた作品。映画は、チャップリンが幼少の頃から、名門カルノー一座の看板俳優時代、そしてハリウッドでの映画製作、富と名声を得、やがて映画「チャップリンの独裁者」の製作に纏わる国外追放、終戦後のアメリカへの帰国から白髪のはえるまで、彼の一生を克明に追って行きながら、その中での孤独、悲しみ、苦しみ、さらには母、兄弟、恋人などの彼に関わる人物をも含み、チャップリンの人生の軌跡を描いてゆく。(allcinema ONLINE)

【感想】
「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jrがかっこいい!と飲み屋で話していたら、常連のMさんが薦めてくれた作品。
ロバートの若い頃の作品ですが、とてもいい作品でした。

だいたい伝記物というものは、内容が薄くなりがちですが、この映画は、架空の人物である伝記作家(アンソニー・ホプキンス)を配置することにより、チャップリンの内面性が豊かに描かれたと思いました。

あまりにも有名な喜劇王ですが、生い立ちも歴史も知らないことが多かったです。
彼の異父兄がユダヤ人であって、彼は違っていたのですね。

母と祖母が精神に病を持つ人で、そういう恐怖もあったようです。

年若い女性を好み、離婚と結婚を繰り返していますが、それも、仕事に没頭して家庭をかえりみなかったからのようで、最後の妻とは、8人の子供をもうけて、添い遂げています。

特に、スイスで失意の晩年を過ごしていたチャップリンが、アカデミー賞特別賞を受賞して、自分の作品をダイジェストで見、お客さんの歓声を聞きながら涙を流すシーンでは、私もジーンとして一緒に泣いてしまいました。
チャップリンの偉大さにあらためて触れることができ、感動しました。

ラストでは、登場人物のその後の説明もしてくれて、余韻に浸ることもできました。
心に残る素晴らしい映画だと思いました。