マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ウォンテッド

2008-10-04 16:24:42 | 映画ー劇場鑑賞
ーウォンテッドー WANTED
2008年 アメリカ
ティムール・ベクマンベトフ監督 アンジェリーナ・ジョリー(フォックスジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン)モーガン・フリーマン(スローン)テレンス・スタンプ(ペクワースキー)トーマス・クレッチマン(クロス)コモン(ザ・ガンスミス)

【解説】
マーク・ミラーのグラフィック・ノベルを、『デイ・ウォッチ』のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフが映画化。ごく平凡な若者がセクシーな女スナイパーの指導のもと、秘密の暗殺組織の一員として命がけの戦いに身を投じる。主演は『Mr.&Mrs.スミス』のアンジェリーナ・ジョリーと『つぐない』のジェームズ・マカヴォイ。スピンしながらカーブしてターゲットを射止める弾丸など、従来のアクション映画の常識を超えたビジュアルワールドが堪能できる。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織をけん引するすご腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。しかも父亡き今、ウェズリーは組織を継承する立場にあると言い……。(シネマトゥデイ)

【感想】
この映画は、頭で考えてはだめですね。
ただ映像を追いかけて行くこと。
ハマってしまいますよ。

ロシア人のティムール・ベクマンベトフ監督、「デイ・ウォッチ」は見ていないのですが、ナイトウォッチは見ました。
洗練されてはいないけど、魅力的な映像が印象に残りました。
この才能を、ハリウッドが見逃すわけはないね。

でも、往々にして、自分の才能を発揮できない外国人監督が多いもの。
さて、ティムール・ベクマンベトフ監督は?

 うだつの上がらない青年ウェズリー(ジェームズ・マカヴォイ)。
フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)という女が現れ、突然巻き込まれる銃撃戦からカーチェイス。
それが、ハンパではない。

☆ネタバレ
フォックスに連れて行かれたのは、スローン(モーガン・フリーマン)率いる「フラタニティ」。
1000年も前からの暗殺組織だと言う。
ウェズリーは、亡き父の継承だといういわれ、父の仇を取るべく暗殺者として修行させれるはめに。

その修行が、ほとんどリンチ。
殴られるは、蹴られるは、ナイフで刺されるは、なんでもあり。
ボロボロになって気を失ったら、再生風呂で目が覚めます。
なんでもこのお風呂、ダメージから早く回復できるお風呂だそうです。

で、修行が終わって、敵討ちに行けるのかと思うと、そうではない。
暗殺指令が下される。
それは、身も知らぬ人。
躊躇するウェズリーにフォックスが諭す。
それがキャッチコピーの「一を倒して千を救う」。

ま、納得は行かないけど、ついて行くしかありません。
かいか~ん!!という感じで、人殺しを楽しむウェズリー。

さて、いよいよ宿敵クロス(トーマス・クレッチマン)が現れ、ただ仇を殺すことが目的の、まったくモラルのないアクションが展開される。

そして、真実が告げられ、大どんでん返しー!!

最初からわかった人もいたようだけど、私はかなり驚きました。

この展開が、息もつかせないのよね。
ひどいシーンの連続だけど、観客に考えさせません。
一気に持って行きます。

真実がわかってからのウェズリーの行動や、そして最後のフォックスの行動。
このへんも、無駄な説明はなし、すべて映像で運んで行きます。

新感覚の映像にすっかり酔わされてしまった作品。
アンジェリーナの色っぽいアクションに、マカヴォイさんの真面目さ故の危うさに、すっかり酔っぱらった帰り道でした。