新年おめでとうございます

 新年おめでとうございます。
 日本では、今頃新年おめでとうございますといっても、ピント来ない。
しかしカンボジアの新年は、明日の4月14日から始まる。それなのに、西暦を使うのは、なんだか違和感がある。西暦を使うのだったら、やはり新年は1月1日だろう。でもカンボジア人は気にしていない。中国式の干支も使われているのに・・・。新年は13日からと言いながら既に今週に入った9日頃から、ほとんど休み状態。先生はほとんど来ていない。田舎に帰ったのかな。新年の始まる前には、家に帰ってお墓参りをする習慣がある。カンボジアは、小さい国だが、インフラの整備が遅れているから、場所によっては帰るのに2日がかりになる。鉄道もゆっくり出し、道路も高速道路はない。因みに、面積は日本の半分で、人口は日本の10分の一程度。丸い国だから、遠いところでも距離では日本の4分の一以下。

 昨夜は、校長さんに招待されて、クメール式のレストランで、新年のパーティーがあった。一緒に招待されていたのは、フランス人のメンバーでクメール側と合わせて12-3人。フランス大使も出席して、フランス語でまくし立てられるからチンプンカンプン。でもフランス大使は、スマートな夫人で、にこやかで楽しかった。

 私の居るNIEでは、昔からフランス語のサポートがあり、フランスの文化を紹介しているし、夏休みには高等学校の先生たちが来て、カンボジアの高等学校の先生たちにワークショップを行っている。でも使う言語は、フランス語なんだよね。さすが旧宗主国、フランスならでは。校長の年代は、みなフランス語が話せる。フランス時代には(1960年ごろ独立)、かなり高いレベルの教育が行われており、東南アジア諸国から研修に来ていたという。現在では百倍の経済力といわれるタイからも研修生が来ていた。それがポルポト時代に、すべて崩壊。

 フランスは凋落気味のフランス語の回復に必死な様にも見える。でもサポートしてもらうことは、カンボジアにとっては有難い話。その感謝も込めて、新年のパーティーだったらしい。フランスからは、現在でもカンボジアから毎年200人ぐらいの研修生が奨学金をもらっており、留学先では一番多い。でもフランス時代には、庶民の教育は重要視されず、自分たちが統治するために必要な人材を教育したという面もあった。そのため庶民の教育は、あまり改善されなかった。

 オープンエアーのインタネットカフェーで書いていても、暑い。もう34度を超えている。まだ朝の10時半。今日も先が思いやられる。これで新年ネー。
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