孤独は幻想

孤独は幻想

 

最近いろいろな形で、孤独が問題になっている。

しかし実際には孤独などは、個人の幻想にすぎない。

 

本来ヒトは、食べるのも排泄も変わってもらうことは出来ない。自分の人生は自分でしかできない。一人では生きられないと言うが、社会に属していると言うことで、人生は他の人に代わってもらうことは出来ない。

 

一遍智真上人は、「おのずから 会いあう時もわかれても ひとりはいつもひとりなりけり」と言っている。これこそ人の生きる本当の姿で、人に代わってもらうわけには行かない。また、越後の良寛さんは「よのなかに まじわらぬにはあらねども ひとりあそびぞわれはまされる」と詠んでいる。これらの人生はそれぞれ一人で行うものであることを示している。

 

自分の心の中の幻想に迷うことなく、一人で生きることの真の意味を理解できれば、孤独などは存在しない。

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