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●科学技術ニュース●早稲田大学ベンチャーズ(WUV)、日本初のゲート式量子コンピューター・ハードウェア開発スタートアップのNanoQT社に2億円の創業投資

2022-09-06 09:40:47 |    情報工学
 早稲田大学ベンチャーズ(WUV)は、同社が設立したWUV1号投資事業有限責任組合(WUV1号ファンド)の第一号案件として、日本初のゲート式量子コンピューター・ハードウェア開発スタートアップとなる、早稲田大学発の株式会社 Nanofiber Quantum Technologies(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO 廣瀬雅)に2億円の創業投資を行った。

 NanoQT社は、早稲田大学理工学術院の青木隆朗教授が発明したナノファイバーQED(量子電気力学)共振器を基盤技術としている。

 世界での量子コンピュータの研究開発で現在実装できている量子ビット数は、数ビット~100ビット程度に留まっているが、青木教授によるナノファイバー共振器QED方式を用いると、単一のユニットで1万ビット程度、さらに多数のユニットを接続しネットワーク化することで圧倒的な大規模化を可能とする。

 世界を見渡しても、前例のない、未踏のONLY-ONE技術である青木教授によるナノファイバー共振器QED方式の量子コンピューターの実現に取り組むために、WUVではNanoQT社の創設から支援を行い、この度マサチューセッツ工科大学にて量子物理分野で博士号取得し、マッキンゼーアンドカンパニー出身の廣瀬雅氏をCEOとする世界水準の共同創業チームを組成することができた。

 共同創業者の3名(代表取締役CEO 廣瀬 雅、取締役CSO 青木隆朗、取締役CTO 碁盤晃久)は、いずれも英科学誌ネイチャーに筆頭著者として掲載論文のある量子科学分野の世界的トップ研究者。<早稲田大学ベンチャーズ(WUV)>
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