“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「一度読んだら絶対に忘れない 数学の教科書」(永野裕之著/SBクリエイティブ)

2024-06-18 09:43:23 |    数学



<新刊情報>



書名:一度読んだら絶対に忘れない 数学の教科書

著者:永野裕之

発行:SBクリエイティブ

 1つのストーリーで読む新感覚の数学の教科書。累計100万部突破シリーズ最新刊。数学の勉強といえば、「たくさんの公式や解法をひらすら暗記!付け焼刃の知識で問題演習!」というイメージを持っている人も多いのではないか?結局ぜんぶは覚えきれず、挫折してしまった人も多いかもしれない。でも本当は、数学の勉強に公式の丸暗記なんて一切不要!中学で習う、図形、数と式、確率、関数、統計、の5単元をそれぞれの歴史的「起源」から学ぶことで、バラバラで意味不明だった数学の知識が1つのストーリーでつながる。現役の中学生からロジカルシンキングを身につけたい社会人まで、必読の1冊。【目次】序章 算数のおさらい 第1章 図形 第2章 数と式 第3章 確率 第4章 関数 第5章 統計【著者】永野裕之 永野数学塾塾長。1974年東京生まれ。東京大学理学部地球惑星物理学科卒。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。主な著書に『大人のための数学勉強法』(ダイヤモンド社)、『ふたたびの高校数学』(すばる舎)、『中学生からの数学「超」入門』(筑摩書房)など。NHK(Eテレ)「テストの花道」、ABEMA TV「ABEMA Prime」、東京FM「Blue Ocean」等出演。日本ソムリエ協会公認ワインエキスパート。二女の父。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「今すぐ使えるかんたんmini PowerPointの基本と便利がこれ1冊でわかる本」(門脇香奈子著/技術評論社)

2024-06-18 09:42:55 |    情報工学



<新刊情報>



書名:今すぐ使えるかんたんmini PowerPointの基本と便利がこれ1冊でわかる本

著者:門脇香奈子

発行:技術評論社(今すぐ使えるかんたんminiシリーズ)

 同書は、ビジネスでプレゼンテーションを作成する際に、これだけは知っておきたいPowerPointの基本操作をコンパクトにわかりやすくまとめた。PowerPointを使い慣れていない初心者の方が基本をひと通りおさえられるように、丁寧に解説。よりよい資料作りに役立つノウハウも満載。
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●科学技術ニュース●「植物RIイメージングコンソーシアム」、放射性同位体(RI)イメージング技術の開発と生産方法の実証をスタート

2024-06-18 09:42:25 |    生物・医学
 近年福島をはじめ多様な農作物が生産されている地域において、農作物の生産性向上や持続可能な生産が長年の課題となっている。これらを克服するイノベーションの創出を目指し、量子科学技術研究開発機構(QST)を代表とする10機関による「植物RIイメージングコンソーシアム」が組織され、福島国際研究教育機構(F-REI)の委託事業「農作物の生産性向上や持続可能な作物生産に資するRIイメージング技術の開発及び導き出される生産方法の実証」への取り組みを開始することになった。
 
 F-REIの5つの研究分野のうち「放射線科学・創薬医療、放射線の産業利用」では、ウエルビーイングへの貢献を目指して、放射線利用に関する基礎研究に加えて、医療のみならず農業、工業分野での産業利用を見据えた技術開発を推進していいる。

 その一環として、同コンソーシアムでは、医療診断にも使われる放射性同位体(RI)を用いた計測技術を、農業に応用するための技術として確立していく。

 具体的には、RIイメージング技術によって植物内部の栄養素の動きを高精度に可視化するシステムを構築して、栄養素の輸送メカニズムを解明する。

 同研究の成果を農作物の育成方法の改善や高い付加価値を持つ農作物等の開発につなげ、さらに農業の生産性向上や持続可能な作物生産という課題の解決につなげるなど、我が国の将来のRIイメージング研究拠点を目指した基盤づくりを進めていく。
 
 今後の植物RIイメージング研究計画をより具体的に策定するためのキックオフミーティングを5月13日に開催し、同研究を本格的に開始した。<量子科学技術研究開発機構(QST)>

【事業概要】

事業名:令和5年度「農作物の生産性向上や持続可能な作物生産に資するRIイメージング技術の開発及び導き出される生産方法の実証」

課題名:植物RIイメージング研究拠点の形成と応用研究の展開

実施体制:植物RIイメージングコンソーシアム

 (量子科学技術研究開発機構(代表機関)、東京大学大学院農学生命科学研究科、筑波大学、東北大学先端量子ビーム科学研究センター、東海国立大学機構名古屋大学高等研究院及び名古屋大学アイソトープ総合センター、北海道大学、東京農業大学、近畿大学、高知大学IoP共創センター、株式会社プランテックス)

代表研究者:河地有木 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 高崎量子技術基盤研究所 量子バイオ基盤研究部 RIイメージングプロジェクトリーダー

事業予定期間:令和5年度〜令和11年度 (ただし、実施期間中の各種評価等により変更があり得る)
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●科学技術ニュース●ソフトバンク、2025年中にシャープ堺工場を活用し大規模AIデータセンターを本格稼働へ

2024-06-18 09:41:53 |    人工知能(AI)
 ソフトバンクとシャープは、堺市にあるシャープの液晶パネル工場関連(シャープ堺工場)の土地および建物を活用した大規模なAI(人工知能)データセンターの構築に向けて、基本合意書を締結した。

 ソフトバンクは、シャープ堺工場の敷地面積全体の約6割に当たる約44万平方メートルの敷地と延べ床面積約75万平方メートルの建物に、受電容量が約150メガワット規模のデータセンターを構築して、2025年中の本格稼働を目指す。将来的には、受電容量を400メガワット超の規模まで拡大する見込み。

 ソフトバンクとシャープは、シャープ堺工場を活用して、AIデータセンターを構築することについて、2024年1月から協議を進めてきた。

 ソフトバンクは、シャープ堺工場の土地や建物、電源設備、冷却設備などを譲り受けることで、データセンターの早期構築を図り、2024年秋ごろに着工して2025年中に本格稼働させることを目指す。

 このデータセンターは、生成AIの開発およびその他のAI関連事業に活用する他、社外からのさまざまな利用ニーズに応えるため、大学や研究機関、企業などに幅広く提供していく予定。また、環境負荷が低いデータセンターとして、クリーンエネルギーの活用を検討する予定。

 今回の合意を基に、今後ソフトバンクとシャープはAI関連事業における連携を検討していくことにしている。<ソフトバンク>
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