“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「AIは短歌をどう詠むか」(浦川 通著/講談社)

2024-06-26 09:46:03 |    人工知能(AI)



<新刊情報>



書名:AIは短歌をどう詠むか

著者:浦川 通

発行:講談社(講談社現代新書)

 短歌AIを開発しながら考えた、人間だけにできること、AIにしかできないこと。「型」と「らしさ」を身につけるには?AIが学んでいく姿から、短歌の面白さも見えてくる!令和の世で、空前のブームとなっている「短歌」。そしてもはや私たちの日常にも深く入り込んでいる「AI」。感情を持っていないはずのAIが、どうやって、まるで人のように短歌を詠めるようになるのか?そこで見えてきたAIと人との幸福な関係性とは?<短歌AI>の開発に心血を注いできた、気鋭の研究者がわかりやすく解説。短歌とAI、いずれもへの扉を開いてくれる本。
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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「ArcGIS Proではじめる 地理空間データ分析」(桐村 喬著/古今書院)

2024-06-26 09:45:37 |    情報工学



<新刊情報>



書名:ArcGIS Proではじめる 地理空間データ分析  

著者:桐村 喬

発行:古今書院

 GISアプリケーションであるArcGIS Proの基本的な使い方から地理空間データ分析の基礎を学べる入門書。入門編では、ArcGIS Proの基本的な使い方やデータの地図化について解説。基礎編では、座標系変換やe-Statを利用したデータの処理方法、データの属性結合や編集、ジオコーディングや内挿によるデータ作成、データの空間結合など、GISを利用する上で基本的な処理方法について学ぶ。また、地理空間データの分析に必要なバッファーやオーバーレイ、ヒートマップ、統計分析などの基本的な分析手法も。応用編では、モバイルアプリの活用、ジオリファレンスなどのデータ作成に関する事例を紹介。また、リモートセンシングや地形解析、ネットワーク分析、商圏分析などの地域分析に関する具体的な事例も。
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●科学技術ニュース●Academimic、KEK/総研大の大谷将士助教のパートナーになりミューオンをテーマにした楽曲第一弾を公開

2024-06-26 09:45:07 |    物理
 100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもと、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む未来創造拠点「100BANCH」で活動する「Academimic」は、高エネルギー加速器研究機構(KEK)/総合研究大学院大学の大谷将士助教のコミュニケーションパートナーとして、ミューオンをテーマにした楽曲「アトカタ-Muon meets ruins-」を公開した(作品ページ: https://academimic.com/atokata)。

 ミューオンは、電子の約207倍の質量を持つ素粒子で、物質を透過しやすい性質を持っている。大谷助教は加速器を用いてミューオンの謎に迫るとともに、ミューオンの透過性を活かした新しい透視検査技術の開発を進めている。

 Academimicは今回、ミューオンの特徴である「透過」をテーマに、大谷助教と創作家・ボカロPの田口十る氏と共に楽曲を制作。ミュージックビデオと共に5月20日に公開した。この楽曲を通じて、ミューオンの魅力や可能性を多くの人に知ってもらうことを目指している(作品URL:https://youtu.be/t377AQa1mTs)。

 この作品は、ミューオンの透過性をテーマに、刹那な出会いをめぐる音楽作品。

 物質を通り抜ける際に残すミューオンのわずかな痕跡と、古代の人々が残したピラミッドの内部構造という、スケールも時間軸も異なる2つの「アトカタ」を重ねることで、過去の出来事や存在の証をたどる。

 歌詞に描かれる孤独や記憶、傷跡といったテーマは、ミューオンの軌跡、個人の内面、人類の歴史という異なるスケールの痕跡を結びつけ、聴く人の想像を膨らませる作品となっている。<高エネルギー加速器研究機構(KEK)>
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●科学技術ニュース●KDDI、NEXCO中日本と自動運転車の安全な運転を実現する路車協調技術の実証に成功

2024-06-26 09:44:47 |    輸送機器工学
 KDDIは、現在建設中の新東名新秦野IC~新御殿場ICで実施している、中日本高速道路(NEXCO中日本)主催の「高速道路の自動運転時代に向けた路車協調実証実験」において、自動運転車の安全な運転を実現する路車協調技術の実証に成功した。

 同実証では、車両に取り付けたカメラ映像から、区画線の剥離などの路面異常をAI画像分析により検知し、後続車両へ路面異常情報と手動運転への切り替えを促す通知を行うことに成功したもの。

 また、自動運転車が緊急停止した際に、遠隔監視場所からの操作による、車両の安全な退避とスムーズな自動運転への復帰に成功した。

 KDDIは、同実証やパートナー企業との協業を通じて、自動運転車の安全を支える技術を開発し、安全・安心な自動運転社会の実現を目指す。

 なお、同実証はNEXCO中日本による「高速道路の自動運転時代に向けた路車協調実証実験」のユースケース4(コネクテッド車の緊急停止時における遠隔監視、操作)に該当する。<KDDI>
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